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学生会報告 各支部学生員の感想




 
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★16年2月号 会誌掲載

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23年2月号

24年2月号



北海道支部
 
 

学会に参加して

 現在,私は北海道工業大学大学院において,進化論的手法を用いた分布・集中混在型フィルタの設計について研究を行っています.毎日忙しいながらも充実した研究生活を送ることができ,研究室の先生をはじめ,多くの方々に感謝しています.

 本会に興味を持ったのは大学院に進学してからのことでした.自分の分野とは異なる研究に触れることは,研究に対する視野,知識を広げる上で良い機会になるのではと思い入会しました.世界に飛躍する研究成果を志すためのステップとして,他者の講演に接し,発表を重ねていくことで,様々な視点からみた広い研究ができると考えています.10月に行われた北海道支部連合大会で初めて学会発表を経験しました。今回が初めての学会発表の場ということもあり、少し緊張しましたが、担当の先生の指導の下,半年間の研究成果について本学会の場を借りて無事に発表でき、嬉しく思っています。研究をしていく中で理解の難しい部分も多々ありますが,先生の助言,指摘を頂き,少しずつですが問題を解決し進めています.学会を通じて,日ごろの研究内容,自分の考えについて聴講者に理解しやすい説明,明快なプレゼンテーションを目標に、貴重な発表の場を大切に,原稿作成能力,プレゼンテーション能力はもちろんのこと,自分自身を高めていきたいと考えています.

 最後になりますが,将来的には自分の研究成果を積極的に情報発信し,社会に貢献していけるような人材になれるよう努力していきます.

 
山本 崇之

北海道工業大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程1年
   



東北支部
 
 

研究会に参加して

 私はサブミリ波の非可逆素子に関する基礎研究を行っており,研究会で二回,発表させて頂きました.一回目は一昨年のマイクロ波研究会でした.初めてということもあり,原稿執筆から発表当日まで担当の先生方に多大な迷惑をお掛けし,何とか発表の場にこぎつけたことを思い出します.発表会場は企業の方が大半を占め,発表内容はもちろん,プレゼンテーション能力も大変素晴らしく,そのため自分は会場の緊張感に加え,さらに緊張した事を覚えています.その時に,私の研究内容を初めて聞いたり,目にしたりする人に,『プレゼンテーションの仕方一つ』でそれが伝わるか伝わらないかはもちろんのこと,例えその研究の成果が素晴らしいものでも,発表一つで良くも悪くもなってしまうということ,またその逆もあるということを感じました.そして昨年,二回目の研究会へ参加させて頂き,一回目の反省点を活かし,少しはレベルが上がったものと思います.研究会は,研究の成果を発表する場であると共に,自己のプレゼンテーション能力を上げる絶好の場であるとも考えます.今後,研究会へ参加したことが,企業に入ってからも活かされていくことと思います.

 最後になりましたが,教育の一環として研究会での発表の機会を与えてくださった担当の先生方や,研究会の企画・運営に携わって頂いた方々に厚く御礼を申し上げます.

 
須藤 隆行

秋田大学大学院工学資源学研究科電気電子工学専攻
博士前期課程2年
   



東京支部
 
 

学生会活動に参加して

 私が東京支部学生会活動に初めて参加したのは二年前のことです.学生会役員に任命された当時は,まだ学生会というものがどのような組織なのか,そしてどのような仕事をしているのかということが全くわからず,正直不安だったことを今でも覚えています.東京支部学生会では学生のための講演会,見学会,研究発表会などを企画し,実施しています.また学生のための会報も発行しています.これらの事業活動の企画・運営を全て学生が中心となり行なっています.これらの講演会や見学会は,自分の研究分野とは直接つながりはありませんでしたが,興味深いものが多く,非常に有意義な時間を過ごすことができました.

 私は学生会の幹事団として,一年目は書記を,二年目は委員長補佐を努めさせていただきました.幹事団は学生会を運営する中心的な役職であり,初めはこのような責任重大な役を自分がやっても大丈夫なのかと不安でした.しかし,他の幹事や役員の方々と協力することにより,これまで学生会を無事に運営することができました.このような責任重大な仕事を通じて,自分たちで一つの事業を企画・運営していくことの難しさを知り,非常に貴重な体験をすることができたと思います.また,普段の生活では知り合うことのないような他大学の方たちと交流を深めることもできました.

 最後になりましたが,東京支部評議員及び学生会顧問の先生方、東京支部事務局の方々をはじめ、お世話頂いた方々に、この場を借りて深く感謝したいと思います.

 
大久保尚人

東京理科大学大学院理工学研究科電気工学専攻大槻研究室
   



信越支部
 
 

ソサイエティ大会に参加して

 私は信州大学大学院で、言語障害者のコミュニケーションを支援するシステムを研究しています。昨年9月、その成果を新潟大学で開催されたソサイエティ大会に発表しました。このような外部発表は初めての経験で、資料の作成や口頭発表の練習に予想を越える時間を費やしました。限られた時間内に研究の核心部を理解してもらうためには、思い切った強調と省略が必要であり、これらの使い分けに最も苦労しました。また、OHPの表題や図のデザイン・配色等に頭を悩ませました。心の支えになったのは、研究室の仲間達の真剣なアドバイスでした。無事発表が終了した時の解放感と達成感は、忘れることができません。発表後、他のセッションで他大学や企業からの発表を聴講しましたが、初めて耳にする技術用語も多く、その内容はほとんど理解できませんでした。図らずも、自分がいかに狭い領域で研究していたかを思い知らされる結果となりましたが、発表者の研究に対する努力や情熱が伝わってきて、このような学会の新たな意義を感じたのも事実です。この4月には電気メーカーに就職します。研究・開発部門への配属を希望していますが、近い将来このような大会で発表できるような成果が挙げられるよう、努力したいと思います。

 
植村 健太郎

信州大学大学院工学系研究科情報工専攻 修士課程2年
   



東海支部
 
 

学会活動を通じて

 私は現在,豊橋技術科学大学においてCG仮想人間に関する研究を行っています.本会論文誌への論文投稿を機に学生員となり,研究会や国際会議等で学会活動を行ってきました.

 今年度開催された情報科学技術フォーラム(FIT)では船井ベストペーパー賞選考会で発表する機会に恵まれました.そこでは他分野の方にも研究成果を理解していただくために準備にも苦心しましたが,研究会等での諸先輩,諸先生方の発表を思い出しながら練習しました.当日は非常に緊張しましたが,それまでにも何度か研究発表していた経験と,十分に練習していたことで多少落ち着いて発表できたように思います.

 今回幸運にも受賞することができましたが,これは日頃ご指導いただいている先生方のご尽力はもちろん,プレゼンテーション技術にも長けた多くの方の発表が大いに参考になりました.しかしまだまだ自分でも納得のいく発表はできていないので,これからも積極的に学会活動に参加し,プレゼンテーション技術をはじめ様々なことを学んでいきたいと思います.

 
向井 智彦

豊橋技術科学大学大学院工学研究科電子・情報工学専攻
博士後期課程1年
   



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