電子情報通信学会  
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学生会報告 各支部学生員の感想


 
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★23年2月号 会誌掲載

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北海道支部
 
  学会発表を通じて

  私は修士1年時に北見工業大学で開催された北海道支部連合大会に参加,私にとって初めての口頭発表でした.指導教官や先輩方の御指導を受け,苦労しながらもやっとの思いで原稿を書き上げ,発表練習を繰り返して本番に臨みました.しかし私は発表直前にかなり緊張してしまい,発表も自分の思うようにうまくいかず悔しい思いをしました.この学会で,自分の研究内容を第三者が理解できるように資料を作ること,そして発表することの大切さや難しさを痛感しこれらのスキルアップを心掛けました.修士2年の現在までに原稿作成や研究発表の経験を重ね,いまだに至らない点も多くありますが自分でも分かるくらいまでにある程度は表現力を向上できたと思います.また学会は,自分の専門分野だけでなくそれ以外の研究発表を直接見ることのできる大変貴重な場です.様々な研究者の方と交流することで,貴重な意見や特定の分野に固執しない幅広い知識を得ることができると思います.
私はこの春から社会人になりますが,学会で学んだことを無駄にせず今後ともしっかり生かしていこうと考えています.最後になりましたが,私にこのような機会を与えて下さった指導教官の先生方,電子情報通信学会関連の皆様,研究室の皆様に深く御礼申し上げます.

 
岡田 祐磨

北海道大学大学院情報科学研究科情報エレクトロニクス専攻修士2年
   



東北支部
 
  学会発表を終えて

 現在、私は岩手大学大学院工学研究科電気電子・情報システム工学専攻に所属し、音響処理を専門とする研究室で、音源方向推定の研究を行っています。私は、平成21年8月の応用音響研究会で初めて学会発表の機会を得ました。私は元々極度の上がり症で、人前で話すことが苦手なのですが、このような機会をもらったからには、恥ずかしくない発表をしようと思い、長い時間をかけてスライド資料を作成し、私の指導教官である永田先生や研究室の友人にお願いし、何回も発表の練習をしました。お陰で少しは自分に自身が付いたものの、学会発表当日、私の発表が近づくにつれて極度に緊張していまい、私の発表の番になって立ち上がり、たくさんの聴講者の前で発表用のスライドをプロジェクタで映し出した瞬間、手が震えてしまったことを覚えています。そして自分の研究の理解不足もあってか、質問にも余り応じることができず、自分の思いどおりの発表をすることができませんでした。
  しかし、この経験は私にとって貴重な体験でした。この発表を通じて、自分の研究に対する意欲もより深いものになりましたし、他大学や企業の方々の発表を聴講することができました。また、研究の内容だけでなく、資料の作成の仕方や発表の仕方など、得たものはとても多く、有意義な時間を過ごしました。この場を借りて、学会発表の練習に付き添ってくれた方々、学会発表の機会を与えて下さった指導教員の先生方、並びに電子情報通信学会の関係者の方々に対しまして、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

小川 裕太

岩手大学大学院工学研究科電気電子・情報システム工学専攻

   



東京支部
 
   東京支部は東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・山梨を母体とする支部であり、支部内の大学及び高等専門学校に在籍する学生が学生会活動をしています。学生会の活動には見学会・講演会・研究発表会等があり、それらのイベントを通じて、所属学生員の学会活動を盛んにするとともに、学生員相互の親睦を図っています。これらの活動の特徴として、事業内容の決議から実際の企画・運営まで、すべて学生が主体となって行う点が挙げられます。私は昨年度から学生会活動の運営に参加しており、昨年度は講演会の企画・運営を補佐し、今年度は副幹事校として幹事団のグループに所属して、東京支部学生会全体を取りまとめる仕事をしています。このような運営活動は普段なかなか経験することができないため、私はとてもよい機会であると感じ積極的に参加しています。また、運営活動を通じて他大学の学生との交流の機会がより多く得られるという点がとても楽しく、よい刺激にもなります。私は、これらの活動から多くのことを学び、吸収することができました。
  電子情報通信学会には、研究会・大会だけでなく、学生会や学生ブランチ等、様々な活動の場があります。これらの活動には自身の成長のチャンスがたくさんあります。皆さんも学生員資格を生かして自身の成長のチャンスをつかんでみてはいかがでしょうか?

 
藤川 丈自

神奈川工科大学大学院工学研究科情報工学専攻博士前期課程2年
   



信越支部
 
 

学会発表を通じて

 私は現在,新潟大学においてコンピュータ上に構築した人工社会を用いたシミュレーションに関する研究を行っています.我々はこれまで社会学,心理学などの分野において論じられてきた現象を工学的な立場からとらえることで新たな知見が得られるのではないかと考えています.
  さて私は学部4年生であった4年前より学会発表をさせて頂いています.学会発表を通じて感じることは相手を意識したプレゼンテーションをしなければならない,ということです.初めて発表を行ったとき,意識が自分の研究の方にばかり向いていたため,それを相手に伝えるために何をしなければいけないのかという考えに至りませんでした.しかし学会発表を繰り返すことで,スライド1枚1枚の作り方から全体の構成,話の流れなど様々なことを学び,相手を意識した発表を少しずつですができるようになってきました.その結果として,発表を聞いて下さった方からの御意見もより深く詳細なものが頂けるようになってきました.相手を意識した発表は最後には自分の研究をより高めてくれるものであると痛感しています.今後も活発に学会に参加することで様々な経験を得て,自分の研究活動に生かしていきたいと考えています.
  最後に,日々御指導して下さっている指導教員の前田義信先生をはじめ,学会においてお世話になりました諸先生方,電子情報通信学会の関係者の方々に対し,この場をお借りして御礼申し上げます.

 
谷 賢太朗

新潟大学大学院自然科学研究科電気情報工学専攻博士後期課程1年
   



東海支部
 
 

学会発表を通じて

 私は名古屋工業大学において超解像を用いた画像拡大の研究をしています。本会の会員として様々な学会に出席、発表することで多くのことを学ぶことができました。 初めて学会に参加したのは修士1年8月の東海支部連合大会でした。このころは右も左も分からず不安と緊張で胸が一杯でした。しかし実際に参加してみると、多くの人から意見や助言を頂くことができ、同じ分野の研究をしている人の理論や成果を学ぶことで自分の視野を広がり、今後の研究を進めるために充実した時間を過ごすことができました。
 その後もニつの学会に参加しました。徐々に見やすく分かりやすい資料作りやプレゼンテーションを行うことにも慣れ、多くの質疑応答を重ねることで自分の研究を客観的に見ながら進めることができました。その結果、国際学会で発表することで研究成果を全世界に発信することができました。このような経験ができたのも学生員として多くの学会への参加を経てプレゼンテーションと質疑応答を重ねることで、自分の能力の向上が図れたためだと思います。
  最後になりましたが、このような機会を与えて下さった学生会の皆様や指導教員の先生方に、この場をお借りしまして心より御礼申し上げます。

 

吉川 明博

名古屋工業大学大学院情報工学専攻博士前期課程2年

   



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