電子情報通信学会  
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学生会報告 各支部学生員の感想


 
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★19年2月号 会誌掲載

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北海道支部
 
 

学会発表を通じて

 私の所属する研究室では、ミリ波帯の集積回路やオンチップアンテナについての研究を行っております。私の研究テーマは、「InP系FETを用いた100GHz帯アクティブ集積アンテナ」であり、数度の学会発表を経験させて頂きました。
 修士課程1年の時の初めての学会では、初めてということもあり作成したスライドに不十分な点が多く、さらに当日の発表においても聴講者の質問に答えることはできませんでした。しかし、大学や企業で活躍されている研究者の方々から多くのコメントを頂いたことは、その後に努力を続けるモチベーションになったことを思い出します。
 また、私は要点を整理しプレゼンテーションを行うことを最も苦手としていました。本学会の講演会に参加し多くの講演を聴講することは、有益な知識を獲得するだけではなく、発表技術を会得する良い機会となっております。
 これらの学会参加で得た経験は、将来研究者として活動するための糧になると考えています。最後に、御指導を頂いた先生方、お世話頂いた共同研究者の皆様、激励を頂いた先輩・同期の方々に厚くお礼申し上げます。

 
稲船 浩司

北海道大学大学院情報科学研究科情報エレクトロニクス専攻博士後期課程2年
   



東北支部
 
 

これまでの4年間とこれから

 私は平成14年から電子情報通信学会に入会しております。担当教授よりご紹介をいただいたのが直接のきっかけですが、入会当初は、実際に電子情報通信学会と深く関わるのはもっと先のことだろうと思っていました。
 しかし、現在までに既に何度か機会をいただき、全国大会や研究会で発表を行ってきました。その中では、さまざまな分野の、さまざまな考えを持つ先生方に私の発表を聴いていただき、私自身が考えもつかなかったご意見やご質問をいただくことができ、自分がそれまで行ってきた研究の整理と、そこから先の方向性の決定について非常に有意義な機会となりました。
 また、本年度から論文誌がオンライン化されましたが、詳細な検索を備えたデータベースによって過去の文献へのアクセスがしやすくなり、私自身のみならず、他の学生に文献を紹介する時にも非常に役立っております。
 この4年間、電子情報通信学会で活動できたことを誇りに思うとともに、今後は、この恵まれた環境を最大限に活用し、学会の名に恥じぬよう努力を続けていきたいと思います。

 

及川 中

岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科
ソフトウェア情報学専攻博士後期課程2年

   



東京支部
 
 

学生会活動を通じて

 皆さんは東京支部学生会で主催している企画をご存知でしょうか?東京支部学生会では,見学会と講演会をそれぞれ年2回開催しています.それ以外にも,研究発表会の開催,学生会報の発行を行っております.これらの企画は毎年行っており,学生員の方々は自由に参加できますので,機会がありましたらぜひ参加してみて下さい.
 さて,東京支部学生会にはこれらの企画を運営する組織があり,東京支部内の各校から選出された60人あまりの学生員によって構成されています.私は,この組織を取りまとめる幹事役として,副委員長・委員長を2年間務めさせていただきました.幹事役をはじめた当初は何をすればいいのか戸惑うことも多く,いろいろと難しいこともありましたが,役員の方々の協力の下,無事に幹事役を務めきることができました.
 私自身も,学生会を通じていくつかの見学会や講演会に参加し,また他校の学生の方々や顧問の先生方と交流を持つことができ,とても貴重な経験を得ることができました.来年度は幹事役から退くこととなりますが,学生会活動で得た経験を今後の活動に活かしていきたいと思います.
 最後になりましたが,一緒に会の運営をして頂いた幹事団の皆様,学生会担当の顧問の先生方,東京支部学生会役員の皆様,事務局の皆様には,この場を借りて厚く御礼申し上げます.

 
山下 哲孝

千葉大学大学院自然科学研究科情報科学専攻
博士後期課程3年
   



信越支部
 
 

学会への参加を通して

 学会は、それまでの自分の成果を発表し、聴講者の質問・意見を通して今後の研究の方向性などを考え直すことのできる点で、非常に有意義であると思います。特に,本学会に関しては情報通信系からデバイス系まで分野が多岐に渡っており,自分の研究とは関係ない分野の発表等も拝聴できる機会があったという点で貴重な場であったと思っております.
 私は画像処理に関する研究を行っており、その内容について発表させて頂きました.私自身,口頭発表という形式は初めての経験ということもあり,決められた時間の中で,いかにわかりやすくプレゼンテーションできるかに苦心を重ねましたが,質問等を通して自分の伝えたいことは伝えられたのではないかと思っております.また他の方の研究発表をいろいろ拝聴させて頂きましたが,同じ画像を扱った分野の研究であっても,様々なテーマがあり,非常に興味深い研究が多くあることを実感することができました.
 最後に,本学会に参加することで様々な分野の方々と交流することができたのは,指導教授はじめ,研究室の皆様のおかげだと思っております。また,これまで研究会等でお世話になった方々に対し,この場をお借りして深い感謝とともに厚く御礼申し上げます。

 
高山 真

信州大学大学院工学系研究科電気電子工学専攻修士課程2年
   



東海支部
 
 

私は現在、電気電子工学専攻・中村研究室で動画像認識の研究をしており、そこで昆虫の視覚情報処理に基づいた低解像度で高速なアルゴリズムの検討に携わっています。
私が電子情報通信学会に関わったのは,学部4年生の時、研究室の先輩が全国大会で発表されたのを聴講したのが始まりでした。さまざまな分野の学生や研究者の方々が集まり、生き生きと発表・討論なさっていたのが印象に残っています。その時に私も学生会員として登録させていただき、学会誌・論文誌の購読をすることになりました。
研究のために必要な資料や論文などは、インターネットや書籍などで得ることが可能です。しかし、それらの情報は英語によるものも多く、また同じ分野のさまざまな研究者の書いたものを並列的に読むことはできません。
しかし、論文誌ならば身近な大学の修士学生の論文などにも目を通すことが可能で、同学年でこれほど頑張っている学生がいるのかと励みになり、また勉強になります。
そして学会発表は自分の研究を進めるためのマイルストーンになっています。大学院に入学してから修士論文発表会までに約2年間ありますが、それを大きな目標として、それまでの間、自分に仕事を課すために、年に何回かの発表を行うことにしていました。
学会誌は研究を始めたばかりの学生にとって、貴重な情報源です。教授や先輩の学生に次ぐ、第3の師として大きな助けになっています。

 

高橋 睦良

愛知工業大学 大学院 工学研究科 電気電子工
学専攻 博士課程前期 2年

   



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