電子情報通信学会  
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学生会報告 各支部学生員の感想


 
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★22年2月号 会誌掲載

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23年2月号
24年2月号



北海道支部
 
 

大会を通じて

 これまで,本会に関連する大会として,支部連合大会及びソサイエティ大会に参加しました.初めて大会に参加したときは,発表を成功させたい,失敗したくないといった漠然とした意欲だけがあり,具体的に何かを期待しているわけではありませんでした. しかし,実際に発表を終えてみて気付いたことが幾つかあります.修士1年のときに参加した支部連合大会では身近な研究者と交流することにより,特に同年代の発表者の方々からは特別な刺激を受けることができ,自分もまだまだ研究に注力できるのではないかと考えさせられました.修士2年で参加したソサイエティ大会では,自分の研究内容に対して共感して頂くことができ,現在の自信となり原動力になっています. このころでは,大会を通じてプレゼンテーション能力を中心とした総合的なスキルアップを期待しています.いまだに発表後に見直す点は多々ありますが,発表の回数を重ねるごとに自身の文章力や表現力の向上を実感できており,研究意欲の向上にもつながっていると感じています.私は博士後期課程に進学予定なのですが,進学後も積極的に大会等に参加し,多くの研究発表や技術交流を通じて貴重な経験を積んでいきたいと考えています.

 
若山雄太

北海道大学大学院情報科学研究科情報エレクトロニクス専攻修士2年
   



東北支部
 
 

学会発表を通じて

 現在、私は仮想現実感の分野での応用を前提にした特殊 なカメラの研究開発に取り組んでいます。これは26台 のカメラを放射状に向けて設置したもので、水平方向3 60°垂直方向180°の広い視野をすべて動画像とし て撮影できる能力を備えています。さて、この研究には 学部4年時から3年間取り組んできました。4年次にも 学会で発表しましたが、初めての発表だったので非常に 緊張した覚えがあります。内容を書いたメモを見なが ら発表しました。その後、修士1年の3月には、自分の 成果を愛媛大学での総合大会で発表しました。自分が出 した成果でしたし、4年時と違ってメモなしで発表でき る自信があったのですが、いざ本番となるとやはり緊張 してしまい、途中から少しメモを見てしまいました。原 因は発表練習と内容理解の不足です。聴講者により分か りやすく伝えるには、両方必要だと今回の発表で思い知 らされました。また、質疑応答では、先行研究との比較 で私が知らなかった鋭い指摘をされ、残念ながら適切な 返答ができませんでしたが、非常に参考になりました。 学会では、自分の発表だけではなく、他の大学・企業の 研究内容も聴くことができました。自分の研究の参考に なっただけではなく、自分自身の視野を広げる手伝いに もなりました。そして、もっと自分の研究を進展させよ うとやる気が出てきました。最後に、学会発表の機会を 与えて下さった指導教員の先生方、並びに電子情報通 信学会の皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。

 

深持和昭

八戸工業大学大学院電子電気・情報工学専攻博士前期課程2年

   



東京支部
 
 

学生会活動を通じて

 私は現在,平成21年度の東京支部学生会の委員長を務めさせて頂いております.東京支部学生会では,講演会,見学会,研究発表会の企画・運営及び会報誌の発行を学生が中心となり行っています.実は,私が学生会に初めて参加したのは平成20年の12月でした.どのような活動を行っているのかよく分からない状態のまま,翌年の4月から委員長という大役を任され,不安だらけのスタートでした. 実際に1年間の活動を通じ,先頭に立って皆を引っ張っていくことの難しさを痛感させられ,嫌になることもありました.しかし,それでも参加してよかったと思えるのは,普段は知り合うことのできない他大学の学生と交流を持つことができたことと,そういった方々に助けられながら活動を行う中で,一緒に協力して物事を行っていくことの大切さを学べたからだと思います.委員長としての役割を満足に果たせたかは正直疑問ですが,自分にとって本当に貴重な経験をさせて頂けたと感謝しています.これを読んでいる方で,興味を持った方がいらっしゃいましたら,是非参加してみて下さい.自分なりに動いてみれば,きっと何かしら得るものがある場だと思います. 最後に,学生会役員の皆様,学生会顧問の先生方,東京支部事務局の皆様をはじめ,お世話になった方々に心より厚く御礼申し上げます.

 
後 悠太

東京農工大学大学院 工学府 電気電子工学専攻 博士前期課程2年
   



信越支部
 
 

学会発表を通じて

 現在,私は信州大学大学院工学系研究科修士課程(電気電子工学専攻)に所属し,指導教員の田中清先生とともに,動画像処理に関する研究を行っています.研究テーマは動きベクトルを用いた動画像系列のフレーム補間で,元の動画像系列に存在しないフレームを高精度に再構成する方法を実現するために,先生とのディスカッションや関連知識の修得,プログラミングと実験に日々明け暮れています. このたび,平成21年度電子情報通信学会信越支部大会で研究成果を発表させて頂きましたが,皆さんの前で発表する口頭発表は初めてだったことと,元々人前で話すことが大の苦手な私は,発表が近づくにつれて極度に緊張してしまい,発表が終わったときには口がからからに渇いているような状況で,余り納得のいく発表はできませんでした. そのような学会発表でしたが,私にとりましては大変も良い経験となりました.限られた時間内で自分の研究内容を分かりやすく伝えるプレゼンテーション能力の重要さを痛感し,研究内容を原稿にまとめることから発表スライドの作成,発表練習などのすべてが勉強になりました.また,聴講者の方々から自分と異なる視点から質問やコメントを頂き,気付かなかった新たな着眼点や考え方,検討が不十分だったところや今後の課題も明確になり,自分の視野や研究の可能性を広げる意味でとても有意義な機会になりました. 私は今回の支部大会の発表で,思いがけず学生奨励賞を受賞させて頂きました.とても栄誉なことと感じる一方で,まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあるので,この受賞を励みにして,学会発表を通じて得たことを今後の研究活動に生かしてゆきたいと思っています. 最後に,日々熱心に御指導下さる指導教員の田中清先生をはじめ,学会においてお世話になりました諸先生方,電子情報通信学会の関係者の方々に対し,この場をお借りして心からお礼を申し上げます.ありがとうございました.

 
原 浩児

信州大学大学院工学系研究科修士課程・電気電子工学専攻1年
   



東海支部
 
 

学会活動で得た飛躍へのチャンス

 私は現在、豊橋技術科学大学において音声認識に関する研究を行っています。本会の会員としては今年でまだ2年目ですが、これまでの学会活動を通じ、非常に多くの恩恵を賜ってきました。 本会では、各研究会をはじめとし、例年様々なイベントが開催されていますが、特に私達の音声研究の分野では、本会東海支部の御支援のもとで、毎年8月ごろに、東海地区の学生による修士研究の中間発表会が開催され、志を同じくする学生や先生方が一堂に会して濃密な議論を繰り広げます。私も修士2年の頃にはこの発表会をきっかけとして、同世代の学生からは大きな刺激を受け、また、先生方からは厳しい御指摘や熱い激励を頂くことにより、修士研究の質を更に高めることができました。 また、その翌月には東海支部から国際会議の研究発表助成を賜り、修士研究の成果の一部を世界に向けて発表する機会を得ました。国際会議での発表は2度目でしたが、先の中間発表会を経て勢いの高まったこの時期にグローバルな発表の場を頂けたことは、私にとって何物にも代え難い大きな飛躍への契機となりました。 まだまだ浅学非才の若輩者ですが、今後も東海支部の皆様や指導教員の先生方の御支援・ごべんたつのもと、一学生会員として、また、一研究者(の卵)として、学会コミュニティの活性化、ひいては世界の技術発展へと貢献できるよう自己研さんに努めていきたいと思っています。

 

太田健吾

豊橋技術科学大学大学院工学研究科電子・情報工学専攻博士後期課程1年

   



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