学会活動を通して
私は現在、ワイヤレス通信におけるブラインドマルユーザ検出に関する研究を行っています。
学会発表を初めて行ったのは、学部4年生のときの北海道支部連合大会でのことで、学会における活動としては今年で3年目になります。初めての発表の際には、右も左も分からず非常に緊張したことを覚えています。その後、国際会議や他学会の発表も含めて,何度か発表してきましたが、いまだに緊張と苦労を繰り返しています。
しかし、これらの発表を通じて、自分は大きく成長させられてきたと感じています。
人前で発表をするということは、単に研究を行っただけで終わりということではなく、それに対する多くの角度からの検討や幅広い知識が求められます。したがって準備段階においても、多くの知識や刺激が得られます。
また、実際の発表においては、発表の持ち時間のみならず休憩時間にも、多くの外部の研究者の方々と議論をする機会があり,これらを通じて、これまで自分の気づかなかった問題点や落としていた点に関する理解を深めるきっかけになりました。とかく土地柄、外の研究者や学生と交流を持つことのできる機会は限定されているため、発表の場は自分の視野や見識を広げ、プレゼンテーションの質を高める極めて有意義な機会でもあります。これらの経験やそれから得られるものは、決して研究にかかわっている間のみに生かされるのではなく、今後、社会人となる上でも必ず生かされるものであると感じています。
最後になりますが、これまで多くの御指導を頂きました先生や、活動に対して多くの支援を頂きました北海道支部事務局の皆様に心より感謝致します。
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