電子情報通信学会  
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学生会報告 各支部学生員の感想


 
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★20年2月号 会誌掲載

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23年2月号

24年2月号



北海道支部
 
 

学会活動を通して

 私は現在、ワイヤレス通信におけるブラインドマルユーザ検出に関する研究を行っています。
  学会発表を初めて行ったのは、学部4年生のときの北海道支部連合大会でのことで、学会における活動としては今年で3年目になります。初めての発表の際には、右も左も分からず非常に緊張したことを覚えています。その後、国際会議や他学会の発表も含めて,何度か発表してきましたが、いまだに緊張と苦労を繰り返しています。 しかし、これらの発表を通じて、自分は大きく成長させられてきたと感じています。
  人前で発表をするということは、単に研究を行っただけで終わりということではなく、それに対する多くの角度からの検討や幅広い知識が求められます。したがって準備段階においても、多くの知識や刺激が得られます。
  また、実際の発表においては、発表の持ち時間のみならず休憩時間にも、多くの外部の研究者の方々と議論をする機会があり,これらを通じて、これまで自分の気づかなかった問題点や落としていた点に関する理解を深めるきっかけになりました。とかく土地柄、外の研究者や学生と交流を持つことのできる機会は限定されているため、発表の場は自分の視野や見識を広げ、プレゼンテーションの質を高める極めて有意義な機会でもあります。これらの経験やそれから得られるものは、決して研究にかかわっている間のみに生かされるのではなく、今後、社会人となる上でも必ず生かされるものであると感じています。
  最後になりますが、これまで多くの御指導を頂きました先生や、活動に対して多くの支援を頂きました北海道支部事務局の皆様に心より感謝致します。

 
木村 祐司

北見工業大学 大学院博士前期課程 情報システム専攻 2年
   



東北支部
 
 

学会発表を通して

 私の研究テーマは教育支援教材の開発とその評価であり、幾度か学会発表を行ってきました。学会では、自分の研究成果の発表を行い、聴講者の意見・質問を通して今後の研究を躍進させるための重要な機会であったと思います。特に、教育工学の分野では、聴講者の皆様は研究者でもありながら、同時に、指導する立場であり、その意見・質疑はとても重要かつ今後の教材発展の糧となったと思います。
 私は、人前で発表する際、聴講者に何を伝えたいのか?教材のポイントは?といった要点をまとめるプレゼンテーションが苦手でした。最初の学会発表では、練習を何度も行いましたが、実際の学会発表のときには緊張して、うまく伝えることができませんでした。しかし、学会は、他大学の発表を聞くことにより、プレゼンテーションの流れ、強調するための見せ方を会得する絶好の機会であったと思います。実際、次の発表では、前回学び培った知識、経験を元にプレゼンテーションを行った結果、前回よりも聴講者に対して、自分の研究成果を伝えられることができたと思います。しかし、すべてのポイントを聴講者に理解してもらえたか、分かりません。教材開発でも、研究発表でも正解はないと思います。正解は、学会を通じて、自分自身が答えを見つけるしかないと思います。
 最後になりましたが、本学会に参加することにより、様々な分野の方々と交流を行えたのは、指導教員をはじめ、研究室の皆様の協力のおかげだと思っております。また、学会等でお世話になった方々に、この場をお借りして深い感謝と共に厚く御礼を申し上げます。

 

宍戸倫歩

日本大学大学院工学研究科 電気電子工学専攻 博士前期課程2年

   



東京支部
 
 

学生会活動を通じて得たもの

 電子情報通信学会東京支部学生会という響きになじみがなく一体何だろう?と思う人もいると思います。かくいう私も学生会に誘われるまでその活動を知らなかった一人でありました。実際に参加してみると、年2回づつ行われる講演会と見学会、それに年度末に行われる研究発表会の開催と会報誌の発行といった多岐にわたる活動内容と30校以上の学生や先生方との交流が待っていました。この、ちょっとした企業のような企画力とサークルのような和やかな雰囲気を持つ学生会の活動を通じて、今まで持っていた「研究発表の場」という私の学会へのイメージは大きく変りました。
  そんな中で私は幹事役を2年間務めさせて頂きました。おっちょこちょいな私でしたが、役員や事務局の皆様の協力や評議委員及び顧問の先生方の助言を受けて、バイタリティあふれた学生会を動かしていくというとても貴重な経験を得ることができました。この場を借りて深く御礼を申し上げます。
  最後になりますが、様々な分野の人との交流は自身の研究や人生においてきっと有意義な経験となります。これを読んでいる皆さんがもし学校の掲示板などで学生会の活動を見かけたら勇気を出して参加してみて下さい。
きっと新しい発見があると思います。

 
中田 正雄

東京工科大学大学院バイオ・情報メディア研究科
コンピュータサイエンス専攻博士後期課程3年
   



信越支部
 
 

学会発表を通して

 私が初めて学会に参加したのは、2006年7月のアンテナ・伝播研究会でした。原稿作成にあたって、研究結果のまとめ方だけでなく、見やすい図、文章の書き方など至らないところが多く、何度も御指導頂き、やっとのことで原稿を書き上げました。発表は、人前で、しかも専門の先生方が多くいらっしゃる中で発表するということで、大変緊張し、発表中は無我夢中で何も考えられなかったことを思い出します。
 この発表を通して、自身の研究を他者へ説明し、理解してもらうことの重要さと難しさを痛感しました。質疑応答では、様々な方から質問や意見を頂き、更に会場で他人の研究発表を聞いたことで、研究の参考になるだけでなく大変勉強になりました。
  その後、支部大会や国際会議など数回の発表を通して、発表前の緊張は少しずつ減ってきましたが、毎回他の方から受ける刺激は増加するばかりで、 大変貴重な経験をさせて頂ました。
  最後になりましたが、私にこのような機会を与えて下さった指導教官の先生方、電子情報通信学会関連の皆様、研究室の皆様に深く御礼申し上げます。

 
遠藤 奈津美

新潟大学 大学院 自然科学研究科 数理・情報電子工学専攻
博士課程前期 2年
   



東海支部
 
 

 私は現在、生体医療計測の分野において、人の刺激への反応を視覚・聴覚・嗅覚など様々な感覚情報に基づいて生体信号の変化を観察し、それを感性工学の分野にまでつないでいくような研究を行っています。
 学会は、これまでの自分の行ってきた研究の成果を様々な分野の方々へ発表し聞いてもらう場です。そのために限られた時間の中で分かりやすくかつスムーズに研究結果を伝えることは、いまだ不慣れではありますが、楽しさを覚えつつもあります。質問や指摘を受けることで自分だけでは考えることができなかった新たな課題なども見つかり、今後の研究に生かすことができ、そのような場を自分に与えてくれることにとても有り難さを感じます。
 また、学会では他の方々の研究発表も自由に聞くことができ、現在各分野ではどのようなことに関心が持たれ、どのような技術や進歩が要求されているのかなど、実に興味深い研究を目の前で聴くことができます。実際に企業が出展しているブースなどもあり、現実的な商品を間近で見ることができる、または体感できる良い場でもあります。
 研究室にとどまらず、様々な人と交流することができ、更に自分を大きく成長させてくれる貴重な機会を設けて頂いたことに感謝するとともに、何事も経験というように、経験を自らのプラスに変えることができるように日々励みたいと思います。

 

牧野一起

静岡大学 大学院 工学研究科 電気電子工学専攻 修士課程 2年

   



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