電子情報通信学会  
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学生会報告 各支部学生員の感想


 
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★17年2月号 会誌掲載

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北海道支部
 
 

学会と私

  学部4年のときに学生員となってから、総合大会やソサイエティ大会に参加して研究発表を行ってきました。
  大学の外で発表を行う経験は大変に貴重なものと思います。学会での発表を通じて、物事を論理的にまとめて予稿を書くことの難しさ、聴衆の興味を引く良いプレゼンテーションを行うことの難しさを痛感しました。
  とくにプレゼンテーション能力というものは、活発なディスカッションを通して学会参加をより意義のあるものにするために非常に重要であると実感しました。学会で発表することの魅力は、普段は出会うことのない多くの方々と意見交換のチャンスがあることだと思います。そのチャンスを最大限に生かすためには、自分の研究テーマを良く理解すること、および自分の意見を他人に的確に伝えるためのトレーニングを欠かさないことが必要であることを認識しました。
  また、自分の専門分野以外の研究発表を聞くことや他の研究者の方々との交流を通じて、研究室に篭っているだけでは狭くなりがちな視野を広げることができました。
  現在はまだ自分の発表だけで精一杯なところがあり、学会の恩恵を余すところなく受け入れているとは、とても言うことができません。しかしこれからも積極的に学会に参加し、学会というところを自分を成長させられる場にできるよう頑張りたいと思います。

 
加賀谷 亮

北海道大学大学院情報科学研究科情報エレクトロニクス専攻 修士課程1年
   



東北支部
 
 

学会発表の教訓

  私は東北学院大学大学院で暗号化の転置処理表の情報転送法に関する研究を行っています。これまで、学会に参加させて頂いたことによって、多くの事を学びました。
  初めて学会で発表した時の心境は、「緊張」の言葉にまとめられるものでした。本番では事前に用意した手順で発表を進めるはずでしたが、緊張のため自分が予定していた表現とは異なる難しい表現で説明をしてしまい、納得がいかない結果になってしまいました。
  今思えば、この経験は大変貴重な糧となりました。発表だけではなく原稿に関しても表現方法に注意を払う必要があり、研究内容を第三者に理解できるよう記述することが、どれだけ大切であり、かつ難しいことかを痛感しました。また、他の人の発表を聴いてどんなに素晴らしい研究であっても発表の仕方により、研究結果の印象が変わることも実感しました。ただ研究成果を報告すれば良いというものではなく、明確な発表をすることも研究活動の一環であることを学びました。学会は発表あるいは原稿の表現力を向上することができる貴重な場であると思います。
  最後に、研究並びに発表方法、原稿の執筆に対して多大なるご指導を頂いた先生方に、深く感謝致します。今後、社会に出れば学会あるいは研究会を含めた多くの場で発表する機会が増えることが予想されますが、学生時代に経験した良い点、悪い点を踏まえた上でこれからの研究発表に生かしていきたいと思います。そして、現状に満足せずに常に一歩先のことを考えられる人間になれるよう努力していくつもりです。

 

川島 和也

東北学院大学大学院電気工学専攻 博士課程前期課程2年

   



東京支部
 
 

学生会活動に参加して

  私が学生会に参加するきっかけは突然なものでした。第一回役員会の一週間前に急遽任命された私は、学生会というものがどのようなものか、どのような仕事をしているのかまったく検討がつかない状態で活動を開始しましたが、周りの方々に支えられながら何とかこの学生会を運営してこれました。
  東京支部学生会では講演会、見学会、研究発表会などを企画し、実施しています。また会報も発行しています。私は、そのなかで全体を取りまとめる幹事団の一員として、副委員長、委員長を務めさせていただきました。電子情報通信学会には様々な分野があり、講演会などに参加する事で最先端技術などに直接ふれることができました。好奇心旺盛な私には新鮮で興味深いものであり、知識の幅を広げることができました。そして、他の幹事校の方々と連絡をとりあう中で、運営することの難しさを学びそれを乗り越えることで企画を無事に成功させることができました。さらに、多くの他大学の学生と交流を深めることができたのも、学生会に参加した大きな成果です。ここでの活動経験はきっと私の将来に役立つことと確信すると同時に、今後は正会員として学会活動に参加していきたいと思っています。
  最後に、このような機会を頂くとともにご指導頂きました東京支部評議員及び学生会顧問の先生方、東京支部事務局の方々に、この場をお借りして深くお礼を申し上げます。

 
田中 貴仁

玉川大学工学研究科電子情報工学専攻 修士課程2年
   



信越支部
 
 

学会活動を通じて

 私はアレーアンテナを用いた無線通信システムに関する研究を行っています.平成15年に,本学会へ入会して以来,学会活動を通じ貴重な経験をさせて頂きました.
  これまで4度の学会発表を行いましたが,ISAPでのポスター発表は中でも印象的で,とても刺激的でした.オーラル発表と異なり,様々な方と長時間に渡り1対1で議論をすることができ,研究に関する本質的なことからプレゼンテーション技術に至るまで様々なアドバイスを頂くことができ,大変勉強になりました.また,異なる研究分野の方からの意見は自分にはない視点で気付かなかった問題点や解決策を発見させ,幅広い知識の重要性を認識させていただきました.今の社会ニーズに直結した研究をされている会社の方の発表では大学では触れることの難しい技術とビジネスの係わり合いの一端を垣間見れることもあり,そのような意味で自分の専門性を活かす社会貢献について考える機会にもなりました.学会活動は研究成果を発表する場であるだけでなく,様々な方に会い,刺激を受け,自己を啓発できる場であると感じています.
  最後になりましたが,日頃より御指導頂いている先生方,信越支部事務局の皆様,同研究室の皆様にこの場を借りて深く感謝致します.

 
井浦 裕貴

新潟大学大学院自然科学研究科数理・情報電子工学専攻 博士前期課程1年
   



東海支部
 
 

研究会に参加して

 私は現在名古屋工業大学大学院において,静電気放電のFDTDシミュレーションについての研究をおこなっており,特に金属円柱体間の火花放電に伴う発生磁界を測定し,そのシミュレーションの技術確立を目指し日々努力しております.
  私が研究会に参加したのは平成15年度の3月のことでした.この発表にあたり,約半年間研究を進め,結果を出せるよう努めていました.しかし,実際は思うような結果が出るわけではなく大きなジレンマを感じたりもしました.様々な過程を経て,ようやく結果を得ることができ,研究会に向けて原稿を書くこととなりました.初めての研究会ということもあり,原稿を書く段階から担当の教授には迷惑をかけていたであろうと思われます.発表についても同様で,発表当日までプレゼンテーションの練習に付き合っていただき非常に感謝しております(会場である東京の機械振興会館に着いたのは自分の発表の直前であったことが思い出されます).また,プレゼンテーションの練習を通じて私の研究を初めて目にする方々に理解してもらえるような発表を心がけることの大切さを学びました.この経験は,企業に就職しても私自身の財産となるでしょう.
  最後になりましたが,教育活動の一環として研究会での発表の機会を与えてくださった担当の教授方や,研究会の企画・運営に携わって頂いた方々にこの場を借りて深く感謝したいと思います.

 

平 宗一郎

名古屋工業大学大学院工学研究科情報工学専攻 修士課程2年

   



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