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電子情報通信とは? どんなところで役立っているの?

形や重さがないけれど私たちの生活に不可欠なもの、それは情報です。

むかしは情報を紙に書いて保存し、飛脚が運んでいました。数百文字の情報を東京から京都に送るのに4日もかかりましした。今日わたしたちは、電話したり、FAXで文章を送ったり、ケータイでメールしたり、ネットショッピングをしたり、多くの情報を、瞬時にやりとりしています。

そのカギは、情報を電子データとして記録して、送ることにあります

タブレット端末で動画を見るとき、アメリカのデータセンターにある映像情報は光信号となって光ファイバ通信網をとおり、さらに海底光ファイバケーブルをとおって、日本に届きます。その後、携帯電話会社の無線基地局で電波に変換され、タブレット端末で受信され表示されます。しかも、指で軽くタッチするだけで!

日本の自宅からなぜ外国の会社のホームページが見えるのか? アメリカを出発した光はどうして日本まで届くのか?  多くの人が同時に使っても携帯電話の電波はなぜ混信しないのか?

たくさんの謎を解決しているのが電子情報通信という最先端の技術なのです

モールス信号に始まり、電話、FAX、コンピュータ、インターネット、携帯電話、タブレット端末など、次々と新しい情報通信手段が開発され、より多くの情報を、より遠くに送れるようなりました。そのかげには、真空管、トランジスタ、IC、LSI、光ファイバ、半導体レーザ、コンピュータ、IPプロトコル、音声認識、情報理論、デジタル信号処理など、さまざまな研究開発の歴史があります。

情報通信は私たちの生活を便利にするだけでなく、不要な物流を減らし省エネにも役立ちます。電子情報通信学会の会員はこれらの技術を発展させ、より高度な情報化社会を築くため、日々研究開発をつづけています

電子情報通信の技術が実際にどのようなところで使われているか、次の図で見てみましょう。
マウスオーバーすると(マウスをかざすと)、具体的なキーワードがあらわれます。

通信ネットワークはインフラであり、わたしたちが直接目にすることはほとんどありませんが、世界規模の巨大システムです。また、材料・デバイスからソフトウェアにいたるまでの多く技術からなる総合技術で、電子技術、情報処理技術、通信技術およびそれらの基礎である各種理論の融合でなりたっています。

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