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各支部学生の感想
北海道支部

>>学会発表を終えて

 私は現在,北海道大学大学院情報科学研究科に所属し,「光の複素振幅情報を扱うことで今までより高分解能かつ高速な生体計測を実現する」というテーマで研究を行っています.
 電子情報通信学会には,修士課程進学を機に入会し,昨年10月の北海道支部連合大会で初めて発表の機会を得ました.学会発表の準備においては,「見ただけで内容が分かるような発表資料」や,「相手に伝わりやすい,分かりやすい話し方」を心がけることなど今まで経験がないことばかりで,苦労した点も多かったのですが,指導教員,研究室の先輩方の助けもあり,無事に本番を迎えることができました.
 本番では初めての学会での口頭発表ということもあり緊張してしまい,質疑応答の際,頂いた質問に対して落ち着いて答えることが出来ず悔しい部分もありましたが,外部の先生からも貴重な意見を頂くことが出来,研究における課題,今の自分に足りないものが明確になり,まだまだ突き詰めてやれることが大いにあると実感しました.この発表を通して,自分の思っていること,考えていることを相手に伝えることの難しさを改めて感じることができました.このことは今後の活動に生かしていきたいと思います.
 最後に,日頃から熱心に研究に対し指導して頂いている指導教員の先生方,並びにこのような機会を与えて下さった電子情報通信学会の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます.

後藤 優太

北海道大学 大学院情報科学研究科 情報エレクトロニクス専攻
東北支部

>>東北大学学生ブランチの活動報告

 私は2011年度から東北大学学生ブランチに参加させて頂き,2012年度から会長を仰せつかっております.東北大学学生ブランチでは,企業で様々な分野の研究開発に携わっておられる方々との懇談会への協賛を行っております.本活動は2010年度から行っており,本年度で4年目となります.懇談会では,企業における最先端の研究内容だけでなく,講師の方の体験談や企業と大学における研究活動の違い等,通常の企業説明会などでは聞くことのできない貴重なお話を直接お伺いすることができます.本活動により,企業での研究開発の進め方を知りたい学生や進路選択を検討中の学生にとって,有益な機会を提供できると考えています.今後も,学生会員の増員を図るとともに学生ブランチへの参加を呼び掛け,活動を活性化していきたいと思います. 最後になりますが,学生ブランチ活動に御支援を頂いた委員の皆様,顧問の先生方,また懇談会の開催に際し御支援を頂いた情報科学研究科中尾光之教授,教育広報企画室中村肇特任教授に,この場を借りて深謝致します.

天間 克宏

東北大学大学院 工学研究科 通信工学専攻
東京支部

>>自分が学生会によって得られたもの

 自分は今回の学生会活動を通じて、他大学の先生や学生たちとのコミュニケーションを得ることができたと実感しています。現在の自分が所属している研究室では多岐にわたる研究が行われており、ほかの研究室と連携することで、研究内容について多くの視野から議論して深めていくという取組みが実施されています。自分は理系の大学院に属していることもあり、研究会での発表等でほかの学生や先生と会話をするという機会は確かにありましたが、質疑応答する程度の交流であり、コミュニケーションを取る機会は多くはありませんでした。しかしこの学生会に所属することで同大学内だけでなく他大学内で研究を行っている方と様々な話をするきっかけとなりました。このように学生会の活動は他大学の学生と交流を深める良い機会とすることができます。特に、今年は以前よりも積極的に行動を起こして学生や先生方との交流を深めようとの思いが強く表れていました。関東内の現在学生会へ参加していない大学の招致や、他大学の先生方と食事をともにするなどの取組みを行いました。これは自分にとって研究の視野を広げる大きな良い経験になると感じています。今後も学生会には積極的に様々な取組みを続けてほしいと思いました。最後に,先生方や電子情報通信学会の関係者の方々,関係者各位の皆様に御礼申し上げさせて頂きます。

佐藤 克憲

横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻
信越支部

>>信越支部大会を終えて

 私は,諏訪東京理科大学の4年生で信号処理研究室(田邉造研究室)の音響班に所属しています.私たち音響班は独自の予測技術に基づく雑音抑圧法を提案し,通信カラオケを主業務とする企業と,ステレオ楽曲からボーカルを抑圧するステレオ型カラオケアプリ“カシレボ”を開発.現在App Storeにて配信しています.
 私はカシレボの技術をWindowsに対応させた多機能型カラオケアプリの研究を行い,その成果を長岡技科大で開催された信越支部大会で発表しました.今回は私が実現したアイディアを多くの人に理解してほしいという思いで,プレゼン資料を何度何度も手直しして発表練習を行い,支部大会の2日前に完成させて前日会場の長岡に入りました.当日ぎりぎりまで発表練習を繰り返したことや、(私が信州茅野で生まれ育ったため)研究室のみんなで移動の電車から新潟の海を見たことも今では良い思い出です.
 発表は,一生懸命だったためうまくできたか覚えていませんが,司会者の先生のおかげもあり充実した時間でした.特に信越支部大会らしく発表終了後も他大学の方々から多くの質問や“面白いね”と激励を頂き,この研究を続けてよかったと思いました.また他大学の音響分野を聴講して質問もさせて頂き勉強になりました. 私は卒論を仕上げると就職ですが,今回の技術と経験は就職先でも生かせるため,貴重な御指導・ごべんたつを頂いた皆様に,この場を借りて御礼を申し上げます.

両角 葉月

諏訪東京理科大学システム工学部電子システム工学科
東海支部

>>学会活動を通じて

 私が初めて学会発表を行ったのは2012年3月に岡山で行われた総合大会でした。総合大会はA4用紙1枚の原稿と発表10分質問5分の口頭発表でした。発表が早口になり10分に満たない発表になりましたが、「時間が余ったらその分議論ができるから悪いことではない」と指導教員の先生からアドバイスを頂きました。このとき初めて「いかに自分の研究を理解してもらうか」という着眼点に気が付きました。御意見や御指摘を頂き有意義な議論をするには、短い時間で聴講者に理解してもらわなければなりません。そのためには、自身の研究に対する深い理解と、簡潔で分かりやすいプレゼンテーションが大事だと学びました。
  1年後、2013年3月の岐阜で行われた総合大会での発表がエレクトロニクスソサイエティ学生奨励賞に選ばれました。御推薦頂いた学会関係者の皆様、日頃から熱心に御指導頂いた指導教員の先生に加えて、厳しい議論と発表練習に協力してくれた研究室メンバーのおかげです。学会発表時には、研究内容を御理解頂き、活発な討論をさせて頂きました。このような貴重な経験ができましたことを、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。これを励みとして、より一層の精進を重ねてまいります。

南 昂孝

豊橋技術科学大学大学院工学研究科博士前期課程電気・電子情報工学専攻
北陸支部

>>卒業研究を通じて

 私は、FDTD法(Finite Difference Time Domain method)を用いた電磁界解析の研究を行っています。FDTD法は、マクスウェル方程式を差分化し計算機で逐次計算することで電磁界を決定する方法です。アンテナ解析からダイオード等の非線形デバイスの解析まで幅広い解析が行えるのが特徴です。
 3月には「学生による研究発表会」で卒業研究の成果発表をします。しかし、私は学会や大会等の外部での研究発表の経験が余りありません。そのため、始めはどのように発表資料を作ればよいかわ分からず、とても分かりにくい資料になってしまいました。けれども、先生に何度もアドバイスをもらいながら修正することで、何とか形にすることができました。発表資料作成時に最も苦労した点は、必要最低限の情報に絞り込む作業でした。専門外の人が見ても分かるようにすると、どうしても情報量が増えてしまい、説明が長くなりすぎてしまうことがありました。聞き手の立場にたち、簡潔に要点を捉えた発表を意識することが大切であると痛感しました。
 4月からは大学へ編入します。編入後も今回の学会発表で得た経験や、福井高専電子情報工学科で5年間学んだ知識や技術を生かしていきたいと思います。
 末筆になりますが、このような機会を与えて下さった先生方、電子情報通信学会の方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

大村  匠

福井工業高等専門学校 電子情報工学科
関西支部

>>学生会活動を通して

 私は電子情報通信学会関西支部学生会の幹事を2年間務めさせて頂きました。学生会の活動は主に学生主体で行います。見識を広げるための企業見学会及び講演会、若手の技術者の方々の講演を通して技術者になるための今後の学生生活を考える技術者講演会、学部生及び専門学校生に対する発表の機会を提供する学生会発表会の3行事を主催しました。見学会及び講演会では読売テレビ放送株式会社に伺い、放送現場の見学や今後の放送技術に関する講演を聴講させて頂き、放送分野の現状と今後を知ることができました。技術者講演会では、電子情報分野に関わる三つの企業の若手技術者の方々の講演を聴講し、今後の学生生活の過ごし方や、心構えなどを知ることができ、参考とすべき点が多々ありました。学生会発表会では、大勢の前で発表するという希少な経験を、発表者の方々にして頂けたと思います。私は運営の立場でしたが、私の研究分野とは異なる分野の発表を聞くことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。活動を通して得た知識や経験を今後の自らの向上の糧にしていきたいと思っています。
 最後になりましたが、御指導頂いた指導教員の先生方、電子情報通信学会関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

佐々木 慧

同志社大学大学院 理工学研究科 電気電子工学専攻
中国支部

>>学生会活動を通して

 私は現在,中国支部の学生会活動である「学生ケータイあわ〜ど」の運営をさせて頂いております.「学生ケータイあわ〜ど」は中国地方の小中高,高専,専門学校の生徒や大学の学生を対象とした企画です.この企画では,携帯電話やスマートフォンに関する新しいアイデアやアプリといった作品を募集し,審査・表彰を行っております.
 学生会での活動が初めてとなる今年度は,この企画の副幹事を担当させて頂き,作品の審査や表彰式の準備など,微力ながら携わらせて頂きました.私自身このような大きな企画の運営を行ったことがなく,右も左も分からず不安な中での活動となりました.しかしながらこの企画運営を通して,チーム一丸となって一つの目標を達成するという体験をさせて頂き,多くのことを学ぶことができました.また至らない部分が多く,サポートして下さっている顧問の先生方には大変御迷惑をお掛けしたかと思います.
 来年度は,この企画全体のとりまとめ役である幹事という非常に責任の大きい役職を務めさせて頂くということで,プレッシャーと不安を感じておりますが,今年度の経験や反省を生かし,来年度の「学生ケータイあわ〜ど」をより良いものにできるよう頑張っていきたいと考えております.
 最後になりましたが,このような貴重な体験をさせて頂き,そして企画運営にあたって御助力下さった学生会及び顧問の先生方,事務局の皆様に厚く御礼申し上げます.

藤田 慎二郎

広島大学大学院工学研究科情報工学専攻
四国支部

>>学会発表を通じて

 私は現在,徳島大学大学院において集積回路の故障検出に関する研究を行っています.研究成果を報告する場として電気関係学会四国支部連合大会や電子情報通信学会技術研究報告に参加させて頂きました.
 初めての発表は,限られた時間の中で自分の研究を伝える難しさや人前で発表する緊張からうまく発表することができませんでした.しかし,初めて経験する学会発表は研究に対する意欲を高めることができ,モチベーションを上げることができました.そしてその後も発表の経験を積むことで発表技術を向上させたり,発表のために改めて研究の全体の構成や話の流れを考えることで内容理解を深めることができたと思います.また,学会発表は様々な人から成長の機会を得られる場でした.ほかの人の発表や自身の発表に対する意見を聞くことは,多くの人の考え方を知り視野を広げることができ,研究を進める大きな助けになりました.また学会発表を通じて,自分の研究成果を発表する達成感と研究成果が出ている明確な実感を得ることができたことは私にとって非常に良い経験でした.
 学会発表の経験から得たものは多く,その全てが私に成長できる機会を与えてくれた大変有意義ものだったと思います.最後になりましたが,このような貴重な機会を与えて下さった指導教官の先生方,電子情報通信学会の皆様にこの場をお借りして深く御礼申し上げます.

大栗 裕人

徳島大学大学院先端技術科学教育部システム創生工学専攻
九州支部

>>学生会講演会を終えて

 熊本大学において開催された,第20回電子情報通信学会九州支部学生会講演会の会場運営を担当させてもらい,非常に稀有な経験を積ませて頂きました.
  今回は熊本大学のStudent Branchを中心としたメンバーで運営に参加致しました.皆初めてのことながら事務局の石丸様や顧問の先生に相談させて頂いたり,昨年度学生会運営担当の長崎大学の方から引き継いだ資料を基にやるべきことを把握し,責任をもってそれぞれの役割をこなしていくことができました.しかし途中,プロジェクタの不良や控室の設置の不備などもあり,参加者や関係者の方々に御迷惑をおかけ致しました.これらのことは反省点とし来年度運営の鹿児島大学へ引き継ぎ,今後につなげていけたらと思います.
  また,Student Branch交流会ではお互いの大学のブランチとしてどのような活動を行っているかについて聞く機会があり非常に有意義な時間でした。OBを講演者として招いたり,新しい技術の勉強会や企業の施設などの見学会を開催しているブランチもあり,今後の活動の参考になりました.
  最後になりましたが,運営にあたり御助言,御協力頂きました学生会顧問の先生方,九州支部の方々と御助力頂きました方々,また,講演会に御参加頂きました全ての方々にこの場をお借りして深く御礼申し上げます.

稲田 翔吾

熊本大学大学院自然科学研究科情報電気電子専攻
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