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各支部学生の感想
北海道支部

>>学会発表を通じて

 私は2012年の7月末に北海道大学で開催された電子情報通信学会の光エレクトロニクス研究会で初めて発表する機会を頂きました.指導教員の先生に御指導頂き準備を進めてきましたが,これまでに大会等で研究成果を発表したことがなく,発表を前に非常に緊張していました.発表当日は緊張で自分が何を話したか余り覚えていません.発表中はずっと宙に浮いた状態で,このとき自分の伝えたいことをほとんど伝えることができませんでした.しかしながら,発表後に多くの方々から貴重な御意見を頂き,研究室内とは異なる議論ができ,また他大学や企業の発表を聞くことで,今後の発表に際して参考になることが多々ありました.
 学会発表は普段,大学内あるいは研究室内という狭い範囲で物事を見ていた自分にとって、同年代の他大学の方や企業の方の発表を聞くことで大変参考になると同時に,自分の研究分野とは異なる分野の発表を聞くことで視野を広げるよい機会ともなりました.今後もこのような学会発表に参加できるよう、より一層精進していきたいと思います.
 最後になりましたが,日頃貴重な時間を割いて御指導頂き,今回の発表の機会を与えて下さった指導教員の先生、電子情報通信学会の関係者の方々にこの場をお借りして心より御礼申し上げるとともに,日頃多くの助言を頂いている研究室の皆様に感謝申し上げます.

後藤 裕之

室蘭工業大学大学院工学研究科情報電子工学系専攻博士前期課程
東北支部

>>学会発表を通して

 私は現在、弘前大学大学院理工学研究科に所属し、VLSIを扱う研究室にてユビキタスプロセッサの設計開発に関する研究を行っています。
 私の所属する研究室では学士4年生でも学会発表を行うことが恒例で、私にとってはその機会が平成22年度電気関係学会東北支部連合大会でした。学内での発表も経験していない状態での投稿となってしまいましたが、先生や先輩方から原稿やスライドの作り方等のアドバイスを受け、何とか形にすることができました。発表練習も何度も繰り返したことを覚えています。
 しかし、残念ながらこの年は発表当日が大学院入試の面接日に重なり、登壇することはかないませんでした。自ら発表することはできませんでしたが、学会発表という目標が研究の大きな原動力となりました。
その1年後、多賀城市にて行われた東北支部連合大会に参加させて頂きました。発表については何度やっても緊張するものだと思いましたが、他大学の先生、研究者の方々の意見や発表を見聞きすることで自分の研究について客観的に考えることができるようになりました。また、発表の構成、スライドの作り、話し方など発表の仕方についても大変勉強になりました。
 最後に、指導教員の先生方、電子情報通信学会の皆様はもちろんのこと、震災の爪痕残る中で開催準備をして下さった関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

三村 直道

弘前大学大学院理工学研究科理工学専攻電子情報工学コース
東京支部

>>学会での活動を通じて

 防衛大学校の研究科は他と事情が若干異なる部分があり,ほとんどの学生が大学卒業後に一度就職し,数年間勤務した後に入学しています.私自身も同様な過程を経て,今年度,研究科に入学,併せて学会に入会させて頂きました.
 学会の活動としては,東京支部学生会運営の一部や研究会等での発表を経験させていただきましたが,一年に満たないこの期間で多くのことを学び,再認識する機会を得ました.一例を挙げると,研究を通して「当然という意識の排除」,「最初からうまくいかなくて当然」,「不屈の精神」,「論理的な思考」といった意識改革を,発表を通して「聞き手(相手)の立場になって考えること」,「自己の思考の整理」,「他の人からの指摘,意見は宝」といった自己を省みる姿勢を,学生会の運営を通して「自身が多くの支援の上に成り立っていること」や「綿密な意思疎通、調整の重要性」を学び,再認識しました。正直なところ,今,研究していることが私の将来において直接役立てられる可能性は低いと思います.しかし,限られた経験とはいえ,一度社会に出たからこそ分かりますが,学会での活動を通じて学ぶことは社会に出てからも大いに役立つものです.
 最後になりましたが,日頃から御指導頂いている先生方,電子情報通信学会の関係者の方々,関係各位の皆様にこの場を借りて御礼申し上げ,所感とさせて頂きます.

谷垣 俊秀

防衛大学校研究科電子工学専攻
信越支部

>>学会活動で得たもの

 私は修士1年のときに,初めて本会の会員として信越支部大会に参加しました.私が参加した平成24年度の信越支部大会では,200名以上の会員が集まりました.このような大きな場での発表は私にとって大変貴重な経験となり,自身の成長となりました.
 学会での発表は,自身の研究を専門分野の異なる相手に伝える必要があります.そのような場で発表することで,決められた時間内に,簡潔かつ分かりやすく相手に伝えるというプレゼンテーションのスキルが身に付きます.また,他大学の参加者の発表を見ることで,聞き手にとって分かりやすく,興味が湧いてくるようなプレゼンテーションはどのようなものなのかを学ぶことができます.私自身,実際の発表を通して,発表とは聞き手の立場に立って行うものだということを実感しました.
 学会は発表するだけの場ではなく,他大学との交流ができる場でもあります.発表中の質疑応答での議論や発表後の懇親会で,他の方から大きな刺激を受けることができ,自身の成長につながります.私は初めて参加した学会で,今,どのようなことが話題となっているのかを感じとることができました.
 学会活動は自分を大きく成長でき,自分の視野を広げることができる場です.電子情報通信学会で共に切磋琢磨し,自身の可能性を広げていきましょう.

今井 裕貴

新潟工科大学大学院工学研究科生産開発工学専攻  博士前期課程修士課程
東海支部

>>学会発表を通じて

 私は現在、名古屋工業大学で力覚及び視覚メディア通信のサービス品質制御に関する研究を行っています。
初めて学会に参加したのは、学部4年3月の総合大会の予定でしたが、東日本大震災の影響で、実際には修士1年9月のコミュニケーションクオリティ研究会になりました。このときは、初めての学会発表であったこともあり、本番前には緊張で声が震えるほどでした。しかし、実際に参加してみると、私と同じ研究の分野に精通された方々から、とても貴重な意見や助言を頂くことができました。また、他の発表を聴くことで、研究の視野を広げることもでき、非常に充実した時間を過ごすことができたのを覚えています。
 その後、国際会議発表2回を含めて計4回の学会発表を行い、論文原稿の執筆や発表の練習を行うのは非常に大変でしたが、その苦労に見合った貴重な経験ができたと感じています。また、社会人に必要とされる、自分の意見を分かりやすく相手に伝えるプレゼンテーション能力を培うこともできたと思います。このような経験やそこから得られるものは、決して研究に関わっている間のみに生かされるのではなく、社会に出てからも必ず役立つものだと思います。
 最後に、日々熱心に御指導下さり、このような貴重な学会発表の機会を与えて下さいました指導教員の石橋豊先生、電子情報通信学会の皆様方にこの場を借りてお礼申し上げます。

長田 純矢

名古屋工業大学大学院創成シミュレーション工学専攻博士前期課程
北陸支部

>>卒業研究を通じて

 私は、XBeeという無線通信モジュールを用いて、複数のセンサで多点計測を行い、情報を収集、制御をするセンサネットワークを構築し、それらを応用したシステムにより、「身近な物の見える化、利便性を高めるシステムを作る」というテーマで研究を行っています。センサネットワークを適用するモデルとしたのが、指導教員が会員の福井機械工業青年会が起案するビニルハウスの自動管理システムです。このシステムは農業の分野のビニルハウス栽培で、管理者の負担を減らし効率化するもので、具体的には、ビニルハウス内に温度や湿度、照度のセンサ、スプリンクラーや換気扇も設置し、センサのデータから野菜を栽培する上で適切な環境にビニルハウス内を調整します。現在はまだ、模型の段階で、換気用のファンと遮光のカーテンしか組み込まれていませんが、野菜の種から収穫までを包括制御できるようなシステムを目指しています。大学編入学後もハード、ソフト共に扱う研究を続け、福井高専電子情報工学科で培った技術、知識を生かしていきたいと思います。
 3月には、電気関係学会北陸支部学生会の研究発表会で卒業研究の成果を発表します。最後になりましたが、このような機会を与えて下さった先生方、電子情報通信学会の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。

北嶋 友喜

福井工業高等専門学校電子情報工学科
関西支部

>>タイトルなし

 私は電子情報通信学会関西支部学生会主催の学生を対象とした研究発表講演会に参加し、その後2年間関西支部学生会の幹事を務めました。学生会の活動は、企業見学会、企業若手技術者講演会、そして研究発表講演会であり、その企画運営を学生主体で行っています。本年度の企業見学会はパナソニックセンター大阪に伺いました。センターの方から次世代の電力供給とそれらが抱える問題について説明して頂きました。企業若手技術者講演会では、技術者の方に現在研究されている最新の技術や身に付けるべき資質等を講演して頂き、その後講演者の方と意見交換を行いました。これから就職する学生に技術者としてどのようにあるべきか、学生時代との違いを知ってもらい技術者としての将来を考えるきっかけの一つとして企画しましたが、狙いとおりに実施できたと思っています。最後の研究発表講演会は大学生や高等専門学校の学生を対象とした発表会です。大勢の前で発表することは余り体験できないことで、進学する学生にとっては今後の学会活動の第一歩として、就職する学生にとっては企業の中で発表するときの練習の場として良い経験になると思います。このような活動を通じて、私たち学生幹事は自主的に企画する方法や組織の運営の取りまとめの方法を学び、とても貴重な体験をすることができています。
最後に、本学生会活動に御支援御協力頂きました関西支部役員の皆様、学生会顧問の先生方、関西電気関係学会事務センター、学生幹事の皆様に御礼申し上げます。

中条 竜二

大阪電気通信大学大学院工学研究科電子通信工学専攻修士課程
中国支部

>>初めての試み

 私は,中国支部の学生会活動である「学生ケータイあわ〜ど」の運営に携わらせて頂いています.「学生ケータイあわ〜ど」では,中国地方の小中高,高専,専門学校の生徒や大学の学生を対象として,携帯電話や,現在,爆発的に普及しているスマートフォンに関する新しいアイデアや,作品を募集し審査・表彰を行っています.
 学生会活動の参加が初めてとなる今年度は,この企画の副幹事を担当させて頂きました.昨年度は,表彰式に余りお客様が参加されず,盛り上がりに欠けていたといったことから,今年度は形式を変えて,IEEE広島支部学生シンポジウム(HISS)と連携を図りました.そこで私は,HISSにも役員として参加し,「学生ケータイあわ〜ど」の表彰式をHISSの会場で行えるように交渉しました.副幹事としての活動を通して,学生会メンバー全員との意識合わせの難しさと重要性を実感しました.表彰式開催が間近になって,ようやくメンバーとの活発な議論やイメージのすり合わせができるようになりました.サポートして下さっている顧問の先生方には大変御心配・御迷惑をお掛けしたことと思います.
 来年度は企画全体のとりまとめ役である幹事を務めさせて頂くため,非常に重要で責任重大であり,プレッシャーや不安に感じておりますが,今年度の反省を生かして,来年度の「学生ケータイあわ〜ど」が更に良いものになるよう頑張っていきたいと考えています.
 最後になりましたが,学生会顧問の先生方をはじめ,お世話になった方々に厚く御礼申し上げます.

高橋 幸司

広島市立大学大学院情報科学研究科
四国支部

>>学生会の活動を通して

 私は、今年度から本会に所属しています。論文の投稿や私自身の活動の場を広げることを目的として学生員になりました。今年度は、学生員の活動として、電気関係学会四国支部連合大会(SJCIEE)に参加させて頂きました。日々の研究成果を発表することができ、多岐にわたる質問や貴重なコメントを頂き、今後の研究を進めていく上で、大変有意義な経験となりました。更に、他大学の学生の様々な発表を聞くことができ、刺激の多い1日となりました。また、学生ブランチ交流会や懇親会では学生同士で研究に関する議論や歓談をして交流を深めることができました。
 そのほかには、愛媛大学の学生ブランチの活動として企業見学会や講演会にも参加させて頂きました。企業見学会では、浅川造船と渦潮電機を訪問させて頂き、社内見学のみならず、若手社員とのグループディスカッションや懇親会を通じて、社会人としての視点を学ぶ良い機会となりました。残りの学生生活をより充実したものにするために、今後ともこのような活動に積極的に参加し、貴重な経験を自分自身の糧にしていきたいと思います。  
 末筆ではありますが、このような貴重な体験をさせて頂いた学生会や顧問の先生方、事務局の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

山口 芳久

愛媛大学大学院理工学研究科 電子情報工学専攻 電気電子工学コース 博士前期課程
九州支部

>>学生会講演会を終えて

 長崎大学において開催された第20回電子情報通信学会九州支部学生会講演会の会場運営をさせて頂きました。長崎大学Student Branchの会員を中心としたメンバーはどのメンバーも学会の運営に携わる機会は初めてでしたが、未知の作業ながら積極的に取り組めたと思います。事務局の石丸様をはじめ、前年開催の佐賀大学の方、連合大会の運営担当である長崎大学の先生方等、外部の方も含めて多くの方と意思疎通を図りながら何かを成し遂げる経験は滅多にない機会であったので、得難く有意義な経験ができました。しかしながら、座長不在や審査員の方へのプログラム変更連絡ミス等によりスムーズな進行ができず、参加者、関係者の皆様にご迷惑をかける等反省点もありました。来年度の担当に確実に引き継ぎ、改善していけたらと思います。
 学生会講演会を通じて私は、同年代の方の研究や、Branchでの活動内容を知り、発表を間近で聞くことでそれぞれの刺激になり、互いに切磋琢磨していけることが学生会講演会の良さではないかと思いました。
 更なる発展に期待したいです。最後になりますが、運営にあたり御助言や御協力を頂きました学生会顧問の先生方、事務局の方、運営に尽力して頂いた学生の方、講演会にご参加いただきました全ての方々にこの場をお借りして深くお礼申し上げます。

広瀬 慎太郎

長崎大学大学院工学研究科総合工学専攻電気電子工学コース
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