研究会の概要

2022/09/01

設立背景・目的

近年,機械学習などのAI(人工知能)関連技術を活用したネットワーキングに関する研究開発が活発化しており,電子情報通信学会の通信ソサイエティ(以下,通ソ)でも各研究専門委員会で様々な研究成果が発表されている.そこで,より高度な「Super-Intelligent Networking」を目指した研究について,有線/無線,上位/下位の枠を超えて議論する場を提供することを目的として2019年度にネットワークシステム研究会の第二種研究会「Cross-Field Research Association of Super-Intelligent Networking 2019(RISING2019)」を開催した.これは通ソの18 研究会(第三種研となったMIKA含む)と,基礎・境界ソサイエティの1研究会の協賛によって盛大な会となり,246名が参加して招待講演やパネル討論に加えて111件の一般ポスター講演が行われた. 一方で,RISING2019は通ソの名称を用いて開催することはできたが,通ソに所属する何れかの研究会が代表となる運営形態であり,分野横断を実質的に行うためには,協賛するすべての研究会が平等な立場で運営する体制が望ましいと考える.そこで改めて,RISING としての運営体系を独立したものとするために第三種研究会として設立する.

また現在,ITU主催の全世界対象イベント5G AI/ML Global Challengeの日本開催分の運営を担当しており,本担当が数年間継続することが予定されているなど,信学会および通ソ内に限定されない活動も行っている.さらに,日本機械学会との連携などもすでに行っており,分野横断という研究領域の体系化や通信ソ活性化の貢献を指向して,さらなる発展の方向を探ることを目指す.


専門委員会

  • 中尾 彰宏(東京大学)
  • 副委員長阿多 信吾(大阪公立大学)
    平 明徳(三菱電機)
    原井 洋明(情報通信研究機構)
    藤井 威生(電気通信大学)
  •  幹 事 :木村 達明(同志社大学)
    塚本 和也(九州工業大学)
    山本 高至(京都工芸繊維大学)
  • 幹事補佐安達 宏一(電気通信大学)
    沢辺 亜南(NEC)
    野林 大起(九州工業大学)
  •  委 員 :安在 大祐(名古屋工業大学)
    飯田 勝吉(北海道大学)
    梅原 大祐(京都工芸繊維大学)
    大谷 朋広(KDDI総合研究所)
    川島 龍太(名古屋工業大学)
    金井 謙治(東京大学)
    木下 和彦(徳島大学)
    篠原 悠介(NEC)
    田久 修(信州大学)
    橘 拓至(福井大学)
    樽谷 優弥(岡山大学)
    成末 義哲(東京大学)
    沼田 晋作(インターネットマルチフィード)
    林 和則(京都大学)
    原 崇徳(奈良先端科学技術大学院大学)
    廣田 悠介(情報通信研究機構)
    福元 徳広(東京大学)
    山下 真司(富士通)
    山田 誠(大阪公立大学)
    山本 寛(立命館大学)


横断分野

  • 第一種研究専門委員会
コミュニケーションクオリティ(CQ)研究会
コミュニケーションシステム(CS)研究会
電子通信エネルギー技術(EE)研究会
インターネットアーキテクチャ(IA)研究会
情報通信マネジメント(ICM)研究会
情報ネットワーク(IN)研究会
ヘルスケア・医療情報通信技術(MICT)研究会
ネットワークシステム(NS)研究会
光通信システム(OCS)研究会
フォトニックネットワーク(PN)研究会
無線通信システム(RCS)研究会
衛星通信(SAT)研究会
センサネットワークとモバイルインテリジェンス(SeMI)研究会
スマート無線(SR)研究会
無線電力伝送(WPT)研究会

  • 特別研究専門委員会
光通信インフラの飛躍的な高度化に関する(EXAT)研究会
ネットワーク仮想化(NV)研究会

  • 第三種研究専門委員会
革新的無線通信技術に関する(MIKA)横断型研究会