結合共振型 ワイヤレス電力伝送の基礎
-電磁界からのアプローチ。電磁誘導との違いは?-

 実行委員長 宇野 亨(東京農工大),山田 寛喜(新潟大) 

  • 電子情報通信学会アンテナ・伝播研究専門委員会では,関連する研究専門委員会と連携して,1994年度から第二種研究会「アンテナ・伝搬における設計・解析手法ワークショップ」を46回にわたり開催してきました.このたび,アンテナ・伝播研究専門委員会では,現在ホットな話題を取り上げるワークショップとして「アドバンスドワイヤレスシリーズ」を立ち上げ,その第1回として『無線電力伝送』に関するワークショップを開催し,好評のうち終えることができました.
  • このたび再開催のご要望にお応えするために,アンテナ・伝播研究専門委員会とIEEE AP-S Japan Chapter との共同主催で,第2回アドバンスドワイヤレスシリーズとして新潟にて開催することに致しました.本ワークショップでは,無線電力伝送分野において,第一線で活躍する技術者が,基礎から応用まで実例を挙げながら詳細に解説します.なお,講演資料を製本し,当日配布します.奮ってご参加下さい.
  • 興味をお持ちの方のご聴講をお待ちしております.

講師

菊間 信良,平山 裕(名古屋工業大)

講義概要

MITによって提案された結合共振型技術をきっかけとして無線電力伝送に注目が集まっています.電磁誘導に基づくものは”qi”など,既に実用化が始まっています.一方,結合共振型については,実用化のためには解決すべき課題が多いのが現状です.本ワークショップでは,電磁誘導に基づく結合共振型無線電力伝送技術を紹介した上で,結合共振型無線電力伝送の基礎を,様々な観点から整理します.

講義内容

  • 本講義では,以下の項目に沿って講習を進めます.

1 無線電力伝送概論

1.1 電磁誘導方式
1.2 結合共振方式
1.3 無線電力伝送の分類
1.4 ワークショップの目的と範囲

2 電磁誘導としての無線電力伝送

2.1 電磁誘導による電力伝送の原理
2.2 電磁誘導方式の実際
2.3 電磁誘導方式の実用例

3 結合共振型無線電力伝送のための基礎理論

3.1 共振回路と電磁界
3.2 分布定数回路と電磁界
3.3 Sパラメータと整合回路

4 結合共振型無線電力伝送の基礎

4.1 結合共振型無線電力伝送の動作原理
4.2 結合共振型無線電力伝送の諸特性

5 結合共振型無線電力伝送の実際

5.1 電界結合と磁界結合からみた分類
5.2 自己共振型とLC共振型の比較
5.3 最新の研究動向

6 まとめ

  • スライド資料は当日配付とさせて頂きます.
  • 配付スライドの一部はこちら からちら見できます.

日時

2014年3月17日 月曜日 10時30分~17時30分(予定)

会場

駅まえオフィス貸会議室 大会議室(新潟市中央区東大通1-1-1 第五マルカビル7階)
JR新潟駅万代口徒歩1分

受講定員

100 名

受講料

会員 20,000円,非会員 30,000円(資料代込,学生料金は設定しておりません)

受講申込み期間

2013年12月2日(月)~2014年3月13日(木) 【延長しました】
・先着順です.満員になり次第締め切ります.期日前の申し込みは無効です.

受講申し込み方法

  • 下記申込みフォームよりお申し込み下さい.
    申込みフォーム
    上記の申込フォームが利用できない場合
  • 会員価格での受講を希望される方は,受講申込に会員番号の記載が必要になりますので,ご注意ください.
    学会への入会手続き中の方は,学会へ提出した入会申込書のコピー等,入会を確認できる資料の提出をお願いします.入会に関する情報は下記のURL をご参照ください.
    電子情報通信学会入会案内: http://www.ieice.org/jpn/nyukai/index.html
    IEEE入会方法(IEEE AP-S Japan Chapterのホームページ):http://ewh.ieee.org/r10/tokyo/aps/jp/index.htm

問合先

第2回アドバンスドワイヤレスシリーズ実行委員会
 総務幹事 石井 望(新潟大)
 E-mail:ap_ac-aws2-secretary(a)mail.ieice.org
 (迷惑メール防止のため,@を(a)にしています.)

共催

電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究専門委員会
IEEE AP-S Japan Chapter