結果
コンペティションの受賞者は以下のとおりです。おめでとうございます。
| 優秀賞 岩﨑 慧(KKE)・廣瀬 幸(九工大)・堀端研志・吉敷由起子(KKE) 生成モデルを用いた伝搬環境マップの補正の検討(AP2025-182) 特別賞 太刀岡勇気(デンソーアイティーラボラトリ) 拡散モデルRadioDiffを用いた低サンプリング環境下での伝搬損失推定法(AP2025-181) 岡田 想・湯浅一暉・市毛弘一(横浜国大)・長尾竜也・青木宏樹・林 高弘・天野良晃(KDDI総合研究所) 物理シミュレーションから実環境へのドメイン適応に基づいた深層学習による伝搬損失の空間補間 (AP2025-187) |
電波伝搬モデリングコンペティションの趣旨と募集内容
次世代移動通信,IoT,コネクテッドカーなど,高速かつ高品質な無線通信環境を実現するには複雑な電波伝搬特性の理解が不可欠であり,その実用化においては電波伝搬特性の的確なモデリングや推定/シミュレーションが極めて重要です.アンテナ・伝播研究専門委員会では,学生や若手技術者の伝搬モデリングスキルの向上と電波伝搬に関する技術分野の一層の活性化を図るために「第6回電波伝搬モデリングコンペティション」を実施いたします.
「第6回電波伝搬モデリングコンペティション」では,無線通信システムの運用時のデータを用いたサービスエリアの品質監視や,6Gにおける無線通信システムのデジタルツイン構築などで重要になる,少数のサンプルデータからエリア全体の面的な電波伝搬損失を推定するための空間補完モデリングを課題として実施いたします.奮ってご参加ください.
課題
サンプルデータを用いた面的な伝搬損失の空間補完モデリング
※詳細は以下の「電波伝搬モデリングコンペティションの概要」を参照
主催
アンテナ・伝播研究専門委員会
運営
第6回伝搬コンペティション実行委員会
開催日
2026年1月アンテナ・伝播研究会(以下,AP研と記載)での発表形式
参加者には検討いただいた結果を2026年1月AP研に論文投稿いただき,本研究会の関連セッションにおいて発表していただきます.
表彰
- 優秀賞(賞金1万円):評価の総合点より判断して最も優秀と見なされた1件の発表に対し授与.
- 特別賞:斬新なアイデア等の観点より審査員が特に評価した1件程度の発表に対し授与.
申込期間
2026年1月AP研発表申込締切日(2025年11月)まで
申込方法
以下の2つのステップに従って,お申し込みください.
① 以下リンクから参加申込フォーム(Google Forms)に記入し送信してください.
【参加申込フォームURL】
https://forms.gle/UTMDbNyBCFAsnPHu8
② 通常の2026年1月アンテナ・伝播研究会の発表申込手順によってお申込みください.発表申込の際は,講演の分類で[依頼講演]を選択いただき,備考欄には「PMC6参加希望」と記載ください.お申込み後,課題に対する検討結果を取りまとめ,原稿提出期限までに投稿ください.なお,PDF原稿のタイトルに[依頼講演]の枕をつけてご執筆ください.不明点がございましたら,下記問合せ先までにご連絡をよろしくお願いいたします.
問合せ先
第6回伝搬コンペティション実行委員会幹事 村田健太郎(kmurata@iwate-u.ac.jp)
電波伝搬モデリングコンペティションの概要
実施内容
実行委員会が提示する共通の測定データにおいて,参加者が提案する推定手法の推定精度および独創性を競う.
課題の概要
電波伝搬に関係するあらゆる研究開発項目に対する機械学習の活用方法について幅広く講演を募集し,提案する手法の独創性,実用性,信頼性,発表の了解性の観点で競う.
(前提条件)
- 参加者は,提案する推定手法を配布データに適用し,その推定精度※を評価する.結果については提案内容(推定手法の考え方や具体的な方法,定量的な効果等)とともに研究会にて提示する.
- ※ 推定精度の評価方法については,配布データの項を参照のこと.
- 手法※は限定しない.
- ※ 既存アルゴリズムの改良,パラメータの最適化,機械学習など.
- 既に提案している推定手法の評価でも良い.ただし,その原論文を明らかにすること.
- 提案する推定手法で用いる情報については,投稿原稿に以下の表を設け,利用した情報を明示すること.なお,利用した情報が少ないほど実用性が高いと評価する.
表.推定手法で利用した情報.
| No. | 項目 | 概要 | 利用有無 | 利用目的 |
| 1 | サンプル点の 座標 | xy座標/緯度経度 およびz座標 | 〇/× | |
| 2 | BSの座標 | xy座標/緯度経度 およびz座標 | 〇/× | |
| 3 | 周波数 | 測定周波数 | 〇/× | |
| 4 | アンテナ情報 | 半値幅,偏波 | 〇/× | |
| 5 | 建物データ | 建物位置,高さ | 〇/× | |
| 6 | 地図画像 | 測定エリアの 地図情報 | 〇/× | |
| 7 | その他 | 何かあれば 追記すること | 〇/× |
表.推定手法で利用した情報(原稿記載の例).
| No. | 項目 | 概要 | 利用有無 | 利用目的 |
| 1 | サンプル点の 座標 | xy座標/緯度経度 およびz座標 | 〇 | 送受信点間の距離算出のため |
| 2 | BSの座標 | xy座標/緯度経度 およびz座標 | 〇 | 送受信点間の距離算出のため |
| 3 | 周波数 | 測定周波数 | × | |
| 4 | アンテナ情報 | 半値幅,偏波 | × | |
| 5 | 建物データ | 建物位置,高さ | × | |
| 6 | 地図画像 | 測定エリアの 地図情報 | × | |
| 7 | その他 | 現地測定写真 | 〇 | 深層学習の入力情報として用いるため |
(配布するデータと情報)
- コンペティションにおいて評価の対象とする測定データ
- 15点の推定元データと99点の推定対象データ:15点の推定元データを用いて,99点の推定対象データを推定し,その推定精度RMSEを評価すること
- 上記データを10セット:各データセット※のRMSEの平均値を評価すること
※各データセットは同一の母集団から抽出されたものであり、データセット間で推定元および推定対象となるサンプル点がそれぞれ異なる. - 各データセットのRMSEの平均値※については必ず投稿論文に明記すること

- 上記データを10セット:各データセット※のRMSEの平均値を評価すること
- 測定条件
- 測定場所情報
- 建物情報
- 基地局・移動局情報
- 周波数情報
- アンテナ情報
(配布データの取得方法および利用上の注意)
- 配布データはこちらをクリックして各自ダウンロードして利用すること.※PMC6終了に伴い配布データのダウンロード提供を終了しました.
- PMC6以外の目的での利用を禁ずる.
表彰について
2026年1月AP研において発表を行った講演者を対象に表彰する.その際の審査には,推定精度・新規性・実用性・発表の了解性の観点を考慮する.
優秀賞(賞金1万円):審査の総合点※より判断して最も優秀と見なされた1件の発表に対し授与.
特別賞:斬新なアイデア等の観点より審査員が特に評価した1件程度の発表に対し授与.
※審査点の配分:推定精度(10点),新規性(10点),実用性(10点),発表の了解性(5点)
参加者スケジュール
2025年11月:参加申込締切(1月AP研エントリー締切まで)
2025年12月:原稿投稿(詳細はこちらを参照)
2026年1月:発表(1月AP研)※結果発表はAP研HPに掲載
2026年6月:表彰(6月AP研)
PMC6の参加を検討される方へ
PMC6は構内での受信レベルを対象に既知データから未知データを補間や推定するものです.AP研の伝搬データベースには例えば次のような測定データがあります.これらのデータベースを使っても補間や推定の研究が進められると考えます.
伝搬データベース:https://www.ieice.org/cs/ap/wp/misc/
伝搬DB No.1.福岡県小倉地域における市街地伝搬損失
伝搬DB No.2.住宅地(北九州)伝搬損失
伝搬DB No.4.東京都中野区地域における市街地伝搬損失
伝搬DB No.5.JR津田沼駅南口エリアにおける伝搬損失
上の4つは都市内や住宅地での路上で測定した伝搬損失です.No.1とNo.5は単一周波数でエリア内を面的に測定しています.隣接する地点の既知データを使って補間や推定を検討できます.PMC6は構内を対象にしており路上とは異なる点もあります.No.2とNo.4は面的な測定ではありませんが,複数の周波数で測定しています.周波数特性における周波数間の補間や推定を対象に研究を行う方法があります.No.1,No.2とNo.5にはエリア内の建物データベースも添付されています.
なお,伝搬データベースは申請のみで利用できますので気軽にご利用ください.
実行委員
委員長 佐々木 元晴(NTT)
幹事 村田 健太郎(岩手大学)
リエゾン 廣瀬 幸 (九州工業大学)
市坪 信一
岩井 誠人(同志社大学)
豊見本 和馬(ソフトバンク株式会社)
中林 寛暁(千葉工業大学)


