
設立背景
- 6G時代におけるサイバー空間とフィジカル空間の融合
- サイバーライフラインが未来社会を支える基盤
- フィジカル空間とサイバー空間を同時に支える「生命線」の役割
広範な学融合の必要性
情報通信技術(通信工学・計算機科学など)だけでなく、農学・医学・法学・経済学など多様な分野と連携が必須
技術要件のギャップ解消
利活用の拡大に伴い、他分野が要求する技術要件と情報通信技術との間で生じているギャップ
分野間連携の環境整備
専門家同士が密に交流し、共同研究開発を進める場を構築することが求められる

近年、大規模な通信障害により我が国の社会経済活動に大きな支障が出たことは記憶に新しい.社会経済活動や生命の維持を図るためには,情報通信技術を基礎としてコンピュータやネットワークにより創造される「サイバー世界」を支える「次世代サイバーインフラ」が重要である. 今後,国家の命運を左右し,人類のライフライン(生命線)とも言える重要インフラである次世代サイバーライフラインを実現するために,産学官で連携した活動の更なる推進を図るべきである. 6G時代の未来社会では,サイバー空間とフィジカル空間の融合が浸透していく.このような未来社会において,情報通信は,センシング,計算,AI,セキュリティなどの情報科学の技術を取り込んだ「サイバーライフライン」として,未来のあらゆるモノを支える基盤となる. サイバーライフラインは,フィジカル空間とサイバー空間を同時に支える生命線であり,フィジカル,サイバー両面からヒト・モノ・コトといったあらゆるものの生命を維持する役割を担う. このようなサイバーライフラインを人間社会に浸透していくためには,情報通信基盤に関する通信工学・システム情報学・コンピュータ科学・電気電子情報学などの情報通信・情報科学分野に加えて,人間活動に関するあらゆる分野と密に連携した学融合が必須となる. 現在,情報通信の幅広い利活用は,あらゆる分野の関係性に変化をもたらし始めており,情報通信が提供する技術と他分野が情報通信に要求する技術要件との間にギャップが顕在化しつつある. このギャップを埋めるためには,人間社会の課題を正確に把握した上で,情報通信と,センシング,計算,AI,セキュリティなどの異分野融合による情報通信技術の技術革新(サイバーライフライン化)を促進させるとともに,サイバーライフライン技術を正確に理解した上で,あらゆる人間社会の課題を解決するよう適切にサイバーライフラインを社会実装し利活用していくことが求められる. 分野のギャップを埋めて,情報通信が人間社会を支える真の生命線となるためには,あらゆる分野の専門家が密に交流できる場を構築し,そのうえで共通の目的をもって共同で同じ研究開発に取り組むことが最善である.

設立目的
- 新たな分野横断型研究会の創設・運営
- 情報通信分野と人間活動に関する分野の横断を実現する場づくり
基盤技術の共有と議論
情報通信技術(通信工学・計算機科学など)だけでなく、農学・医学・法学・経済学など多様な分野と連携が必須
新たな知見創出
他分野との議論を活性化し、技術的ブレークスルーを期待
社会インフラ分野へ応用
専門家同士が密に交流し、共同研究開発を進める場を構築することが求められる
情報通信のサイバーライフライン化に向けて,新たな第三種研究会を設立し,情報通信分野と人間活動に関する分野との横断を可能とする新たな分野横断型研究会を運営する. 本研究会の活動を通じて,分野横断という研究領域の体系化により,人間活動に関する分野への情報通信技術の標準必須技術となることを目指す. これにより,通信ソサエティのさらなる活性化への貢献を指向し,新たな知見創出を期待する. 本研究会では,サイバーライフラインの構築に向けたセンシング,計算,AI,セキュリティ融合を中心とした基盤技術に関する研究開発の成果を共有するとともに,人間活動に必須の三大社会インフラ,医療,農林水産業等でのサイバーライフラインの利活用に関して,産官学が連携して議論し,社会インフラ分野への応用を目指す.
