メールの使い方やマナーを守ることが、インターネットへの参加のエチケットです。最近ではインターネットのネットワーク上のエチケットを「ネチケット」と呼ぶくらいにマナーが重要な問題となっています。5.2節や5.3節でもマナーを考えた設定や送信・受信を説明してきましたが、ここではもう少し補足をしておきます。
(b)メールの本文部分については、日本語を書いて問題ありません。ただし、相手が読めることを確認してからにした方が無難です。初めての相手へのメールなどでは、英語またはローマ字で「はじめまして」の文章を書いて、その後で、日本語を書いた方が安全です。相手から日本語を受け取って、その返事を書くのならば、最初から日本語で大丈夫です。
(c)メールの本文部分でも、特に「半角カナ」文字は絶対に避けてください。「半角英数記号」は大丈夫です。たいていのメールシステムは、「半角カナ」文字を通しません。例えば、「半角カナを含んでいるので送れません」のメッセージが返ることがあります(図5-17)。そのような場合、書いた文章の「半角カナ」文字を探すには、お使いのワープロの検索機能を使います。検索できたら、「半角カナ」文字を他の文字に変更しましょう。
図5-17 「半角カナ」は使わないようにしましょう
(d)「半角カナ」以外にも、丸で囲んだ数字、などは受信側で文字化けすることがあります。使わない方が無難でしょう。
(e)「半角カナ」は、本人は気づきにくい問題です。会社内で使う個別のメールシステムなどでは「半角カナ」は問題なく通ってしまいます。自分へメールを送って、自分で受信するときも、場合によって通ってしまうことがあります。「半角カナ」が通らないのは、インターネットのネットワークで、メールを次々と転送して行く場合に多いからです。親しい人からのメールが「半角カナ」らしい原因で文字化けしていたら、教えてあげましょう。
(b)そうはいっても、「拝啓」や「敬具」などは使わないでしょうし、やはり、慣例化したスタイルはあるようです。以下に、最大公約数的なスタイルを2例、挙げておきます。
(c)少しフォーマルな例。
(d)かなりカジュアルな例。
(a)顔文字
うれしい (^_^) (^o^) )^o^( (*^_^*) (^J^) かなしい (;O;) (;_:) (; ;) (T.T) (T_T) びっくり (@_@) (@_@! (+_+) (*_*) あせった (^_^;) (¨;) (O.O;) ねむいよ (~O~) (-.-) 困ったね (_Z_) (_-_)
(b)略号
ASAP As soon as possible BTW By the way FYI For your information IMCO In my considered opinion IMHO In my humble opinion IMO In my opinion IOW In other words NRN No Reply Necessary OTOH On the other hand TIA Thanks In Advance
(b)メールアドレスを変更したときは、変更した旨のメールをよく出す相手に出しましょう。住所変更と同じですね。同時に、古い方のプロバイダやメールシステムの管理者にも連絡しましょう。しばらくの間、古いアドレスへ来たメールを、新しいアドレスへ転送してくれるでしょう。これも郵便の転送サービスと同じですね。