以下の通り専門講習会が開催されます.是非参加をご検討ください.
- 開催日時
- 2026年9月26日(土) 9:00-10:30,10:45-12:15
2026年9月27日(日) 9:00-10:30 - 場所
- 北海道科学大学 保健医療学部棟(C棟) C227(北海道札幌市手稲区前田7条15丁目4-1)
- 主催
- 一般社団法人 電子情報通信学会 北海道支部
- プログラム
- 2026年9月26日(土) 9:00-10:30
- 講師
- 村井 源 教授(公立はこだて未来大学 複雑系知能学科)
- 演題
- 科学的なテキストの解釈と生成に向けて―聖書解釈から『ブラックジャック』新作まで―」
- 概要
- 近年急速に発達したLLMにより自然言語処理が抱えていた多くの課題のいくつかは概ね達成された状況となっている.しかしLLMは構造的に非線形でブラックボックス性が高く,人間のように文章を生成できるようになったにもかかわらず,人間の文章理解・生成のメカニズムはほとんど明らかになっていない.本発表では人文学的な文章理解の技法を数理的なアルゴリズムで実装し,テキストの種々の統計的な特徴量を活用することで,人間にとっての理解可能性を担保しつつ科学的に文章の意味解釈や物語生成を実現するためのいくつかの試みについて紹介する.
2026年9月26日(土) 10:45-12:15
- 講師
- 谷川原 綾子 准教授(北海道科学大学 保健医療学部 診療放射線学科)
- 演題
- 「言語モデルが拓く放射線検査支援と安全管理」
- 概要
- 近年,人工知能技術は,医用画像の解析や病変検出にとどまらず,検査方法の選択,撮影技術の標準化,医療情報の整理など,放射線検査のさまざまな場面で活用され始めています.ここでは,放射線技術学における用語の体系化,同義語抽出,医療機器不具合情報の分析,領域特化型言語モデルと検査支援への応用を例に,医療分野における活用例と,今後の可能性について紹介します.
2026年9月27日(日) 9:00-10:30
- 講師
- プタシンスキ・ミハウ 教授(北見工業大学 情報デザイン・コミュニケーション工学コース)
- 演題
- 「言語類似性指標qWALSの提案及び言語間転移学習性能向上手法への応用」
- 概要
- 言語間転移学習は,学習データが不足する少資源言語向けのAIモデル開発に有効であるが,起点言語の選択は,データが豊富な英語を無条件に採用するなど,非体系的な慣例に委ねられてきた.本講演では,転移元と転移先の言語的類似性が性能を決定づけるという仮説のもと,世界言語構造地図(WALS)の類型論的特徴に基づく言語類似性指標「qWALS(quantified WALS)」を提案する.多言語モデル(mBERT,XLM-R)を用いた8言語・4種のNLPタスクの実証実験により,各特徴量をタスクごとに最適化することで,言語間の類似性から転移性能を高精度(最大相関係数0.99まで)に予測可能であることを示す.さらに,言語学の専門家調査に基づく三角検証の結果を交え,英語をデフォルトとする慣例から脱却し,定量的な指標により最適な転移元言語を選択する多言語AIの性能向上手法について論じる.
- 受講対象者
- 一般公開(非会員の方も受講できます)
申し込み 不要 - 併催
- Hokkaido NLP 言語獲得能力と言語理解研究会2026
- 問い合わせ先
- 電子情報通信学会 北海道支部 庶務幹事 ジェプカ・ラファウ
メール: rzepka@ist.hokudai.ac.jp