目的

大量で多様な端末の収容、ネットワークの大規模化・多様化・複雑化・モバイル化・仮想化、通信の省エネルギー化、安全性・信頼性の確保など、従来の情報ネットワーク分野における学術的基盤では取り扱うことが困難な問題を克服し、また、情報ネットワークの今後の益々の発展を支えるために、体系化された情報指向ネットワーク技術を確立していくことは急務と言えます。そのためには、既存のいわゆる情報通信工学だけでなく、その周辺分野、さらにはオペーレーションも含めた技術展開の議論など、多様な視座からのアプローチが求められます。加えて、同分野の国際競争力の強化には、欧米に並ぶICN拠点形成によるわが国の地位確立が必須であります。

本特別研究専門委員会では、これまで独立して研究開発が推進されてきた情報指向ネットワークを主体的、体系的に捉え、充実した議論の場を提供し、今後の情報通信分野における情報指向ネットワーク技術の一層の研究促進を目指します。

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