- 車載ICTとAD/ADAS-ITSインフラを核とする地域ICTプラットフォーム 第1回研究会 の開催案内
- 1st Workshop on In-vehicle ICT and AD/ADAS-ITS Infrastructure for Regional ICT Platforms (AA-ITS Workshop)
実行委員長: 山里敬也 (名古屋大学)
研究会の背景
ITSスマートポールに代表される日本発の画期的な交通安全システム:AD/ADAS-ITSが、実用化一歩手前に来ています。このシステムは、交差点を見通せる場所にカメラやセンサなどを設置して車や自転車・歩行者に危険を知らせることによって、見通しの悪い交差点での事故を無くすことが期待されています。インフラ協調型のレベル4自動運転を実用化するためにもこのシステムに大きな期待がかかっていて、既に2010年代末から自治体主導で複数の地域でタクシーや地域バスを用いた実証実験が重ねられています。 このAD/ADAS-ITSで2次的に得られる交差点や道路などの交通流量情報は、災害時の交通状況の把握や救急車・消防車など優先自動車の為の交通制御、更には住民や観光客の避難誘導にも有効であることから、自治体の消防局や関係部署で交通流量情報の活用や交通流量制御に向けた実証試験が2022年頃から行われ始めています。
こうした地域の情報スポットが増えるに従って、交通系だけでなく地域毎のデータを地産地消型でいかに有効に活用できるかが、日本社会のDX化に必須であると認識され始めています。この新しい分野=AD/ADAS-ITSを起爆剤とした地域ICTフラットフォームの具体化=を対象に、本研究会を立ち上げて基礎研究から実証開発まで学際横断的な英知を集め、地域事業を担っている方々にもご参加いただいた活発な議論と地域での実証実験への結晶化を期待しています。 一方で日本の貿易収支の観点からは、デジタル赤字が深刻な問題になって来ています。外国に本拠を置くクラウドや関連するソフトウェアに日本が毎年支払っているデジタル赤字は2023年で5兆円を超える額に達しており、このままのアーキテクチャで社会のDX化が進めば、早晩原油の輸入額11兆円を超えると想定されています。地域ICTプラットフォームという新しい仕組みは、このデジタル赤字を大幅に減少させる期待も背負っています。
研究会の目的
グローバルな「クラウド+エッジ」というアーキテクチャとは異なる、新しい「地域ICTプラットフォームの研究開発と実用化」を目指します。その起点として実証が進みつつあるAD/ADAS-ITSの高度化と拡張を学際的に研究し、地域ICTプラットフォームとして社会実装することを狙います。 例えて言えば、A交差点の衝突回避のための情報を遠く離れてどこにあるか分からないクラウドで処理するよりA交差点内で直接処理した方が処理時間や量が大幅に短縮・簡素化できますし、ネットワーク化する場合もエリア内の重要拠点を中心点とするなどの地域ごとに大きな自由を持たせられるアーキテクチャを具体化すること、を狙います。
この研究会の目的は、以下の4点です。
- AD/ADAS-ITSを核とした交通系データや関連データのセンシング/マイニング/通信/NW化技術、それらの2次活用法を具体化してAD/ADAS-ITSの高度化を図ること、
- 基礎から応用まで学際的な英知を結集してAD/ADAS-ITSを核とした新しい地域ICTプラットフォームを具体化すること、
- 日本のデジタル赤字を減少するため、社会システム/商店街/中小企業のDX化に地域ICTプラットフォーを活用できる基盤・応用技術を確立すること、更には
- 同様の交通環境整備や同様の気候風土による自然災害対策を必要としているアジア近隣諸国と共創できる場を実現すること。
第1回研究会プログラム
12月5日(木) 1日目
13:30 - 19:30
座長: 内藤克浩(愛知工大)
- 12:30-13:30 受付
- 13:30-13:50 基調講演:
- 車載ICTとAD/ADAS-ITS インフラを核とする地域ICTプラットフォーム 〜AA-ITS 特別研専設立の狙い〜
- 山里 敬也(名古屋大学)
- 13:50-14:00 休憩 ( 10分 )
- 14:00-14:30 招待講演:
- デジタルライフライン全国総合整備計画 自動運転サービス支援道
- 小嶌 隆志(経済産業省 商務情報政策局 情報経済課)
- 14:30-15:00 招待講演:
- 長野県塩尻市 官民共創による自動運転・MaaS・地域DXの推進及び地域デジタル人材の活用について
- 太田 幸一(長野県塩尻市商工観光部先端産業振興室)
- 15:00-15:30 招待講演:
- 交通系データを活用した新サービス・新しいまちづくりの検討の仲間作り
- 土居 義晴(トヨタ自動車 情報システム本部 情報通信企画部 ITS推進室)
15:30-18:00 ITS-Connect実証実験 見学会
18:00-20:00 ワイガヤ討論:
- デジタル赤字って!?
- 井上 友二(のうえノバ株式会社)
12月6日(金) 2日目
10:00 - 10:50
座長: 羽多野裕之(三重大)
- 10:00-10:25
- 屋外静止環境における可視光協調認識の実験と評価
- ○中野幸亮・路 姍・山里敬也(名大)
- 10:25-10:50
- AVMデータを活用した機械学習による搬送先病院選定手法の研究
- ○太田圭祐(愛知工大)・山里敬也(名大)・内藤克浩(愛知工大)
専門委員会・顧問委員会
12月6日(金)11:00〜13:00
- [報告] 2024年度第1回AA-ITSワークショップ開催報告(角幹事)
- [報告] 2024年度会計報告(羽多野幹事)
- [審議] 2025年度事業計画書(木森幹事補佐)
- [審議] 2025年度予算書(木森幹事補佐)
- [審議] AA-ITSチャレンジ(土居専門委員、内藤副院長)
会場
- core塩尻
- 〒399-0736 長野県塩尻市大門一番町7-1 ウイングロード2階 core塩尻
- core塩尻(コアシオジリ) https://core.shiojiri.com/
発表申込(締め切りました)
テーマ
- 交通流量やIoEなど地域データのセンシング/マイニング/通信/NW化技術
- 災害時のICTシステム
- 地域DXから見た広域プラットフォームの利点や欠点
- 関連する内容
発表申し込み方法:
電子情報通信学会 研究会発表申込システムよりお申し込み下さい。
- 発表申込締切: 2024年11月15日(金)(タイトルと著者,アブストのみの記載で構いません.)
- 発表概要提出締切: 2024年11月29日(金)
- 発表概要: 電子情報通信学会の研究会原稿の様式に従い、発表概要(氏名、所属、連絡先を含めて1ページ以内)を PDF ファイルでご提出下さい。研究会原稿の様式については、電子情報通信学会ホームページ をご参照下さい。発表概要資料の著作権は著者に帰属します。
参加申し込み
- 参加をご希望される方は、第一回研究会参加申し込みフォーム よりお申し込み下さい。
参加申し込み 方法および参加費支払い方法の詳細も掲載されております。
- 参加登録締切: 11月29日(金)
参加費
- 会員:13,000円
- 非会員:16,000円
- 学生:7,000円
- 研究会の当日に現地にて現金にてお支払いください.
おつりの無いようにお願いします.
注: ナイトセッション参加費1,000円(会員、非会員共に)、0円 (学生)を含む。
問い合わせ
ご不明な点は,どうぞ遠慮無く,AA-ITS研 お問い合わせフォームよりお問い合わせください.