第31回 回路とシステムワークショップ奨励賞受賞者ならびに受賞理由


A分科会

講演者
神崎 脩斗 (神戸大学)
題目
最大効率点追従制御を用いたスイッチトキャパシタ型降圧コンバータの高効率化
受賞理由
Society 5.0の実現に向けてIoT向け電源回路の開発が盛んに行われているが,電源であるエナジーハーべスタと二次電池間の降圧コンバータの高効率化について発表していた。研究のテーマを適切に設定し,着眼点が面白く,応用範囲が広く感じられる研究であったこと,シミュレーションを用いてよく評価を行っており,提案手法の有効性も示していたこと,発表での質疑応答も適切であったことが,奨励賞の受賞理由である。

B分科会

講演者
三宅 哲史 (京都大学)
題目
畳み込みニューラルネットワークの周波数領域学習による演算量削減
受賞理由
畳み込みニューラルネットワークの学習に要する計算量を削減するため,周波数領域を活用して計算効率化を図った。 周波数領域表記が可能な新たな活性化関数を利用することで,精度を維持しつつ,計算量の削減に成功している。 発表は明快で,質疑応答にも的確に答えられており,奨励賞にふさわしい内容であった。

C分科会

講演者
松本 章吾 (京都大学)
題目
多ビットの相互作用をもつ全接続イジングモデルのためのRRAMアニーリングプロセッサ
受賞理由
組み合わせ最適化問題を効率的に解くために,全接続イジングモデルに向けたRRAMアニーリングプロセッサが提案されており,社会的ニーズの高い問題の解決に向けて優れたアイデアとその有効性が示されていた。また,発表では研究の価値が分かりやすく説明されており,奨励賞に値する内容であった。

D分科会

講演者
長谷 亮 (創価大学)
題目
電力小売市場におけるスイッチングコストを考慮した需要家の効用モデルの提案
受賞理由
電力市場の自由化による社会的便益向上のためには,一般家庭による現実的な電気事業者選択行動を分析することが重要である。この発表では,一般家庭による電気事業者の選択行動がグラフマッチングとしてモデル化され,また一般家庭による電気事業者間での選好関係がスイッチングコストという概念を用いて数理的に表現され,これらに基づいて電気事業者を選択する行動がアルゴリズムとして明文化されている。社会的に重要な問題を対象とし,分析やモデル化が現実に即して合理的に行われており,さらに質疑応答も的確・明快であったことから,奨励賞にふさわしい発表として選定された。

第31回 回路とシステムワークショップWIP優秀発表賞受賞者ならびに受賞理由


講演者
Yuji Inagaki (Aoyama Gakuin Univ.)
題目
A Study of a CMOS Image Sensor with Pixel-Parallel ADC and Timestamp Detection
受賞理由
当該研究では,暗電流を抑制し,出力コードを線形化する回路を備えたCMOSイメージセンサーを提案し,その有効性をシミュレーションで確認している。 参加者による投票において当該発表者の得票数は最多であった。 さらに複数の投票者から,ポスターのデザインが良く,説明と質疑応答が明確であったというコメントを得た。以上のことから,本ポスター発表がWIP優秀発表賞に選出された。