IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第7弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

スーパーコンピュータ「富岳」の開発とコデザイン

佐藤 三久(フラグシップ2020プロジェクト・副プロジェクトリーダ)
(理化学研究所計算科学研究センター・副センター長)

【開催日時】2021年1月19日(火)13:30~15:00

講演内容

 スーパーコンピュータ「富岳」は、独自開発の国産メニーコアプロセッサA64FX15万チップを結合した大規模な並列コンピュータであり、2020年には様々なスパコンのベンチマーク・ランキングで世界1位となった。2014年から7年間で「富岳」を開発したフラグシップ2020プロジェクトにおいては、理化学研究所と富士通が、計算科学のアプリケーションとのコデザインを行ってシステム開発を進めてきた。「富岳」の概要とともに、そのコデザインについて概説する。

浅井秀樹NOLTAソサイエティ会長からの紹介文

佐藤先生は、スーパーコンピュータのシステム技術と並列プログラミングモデルの研究開発に長年取り組むと共に、フラッグシップ2020プロジェクトの副プロジェクトリーダーとして「富岳」の開発に尽力されておられます。
また、CS領域における人材育成にも貢献され、その顕著な功績から、情報処理学会よりコンピュータサイエンス領域功績賞(2018年度)を授与されました。
今回で、第7回になりますWebinarでは、CS領域において、我が国のキーパーソンとしてご活躍されております佐藤先生には、「富岳」の概要と共にスパコン開発におけるコデザイン について、お話しいただきます。

講師略歴

佐藤 三久

佐藤 三久(正員)

昭和57年東京大学理学部情報科学科卒業。平成3年、通産省電子技術総合研究所入所。平成13年から平成27年まで、筑波大学 システム情報系 教授。平成19年度より平成24年度まで、同大学計算科学研究センターセンター長。平成22年より、理化学研究所計算科学研究機構プログラミング環境研究チームリーダ。平成26年より、同機構フラッグシップ2020プロジェクト副プロジェクトリーダ。平成30年度より、理化学研究所計算科学研究センター副センター長。筑波大学連携大学院教授、筑波大学名誉教授。理学博士。