|
|
|
3. JABEEの役目と活動 |
| 1) 細分化せず、なるべく大きな分野 2) 学生の将来における活動の場を重視 3) 国際的整合性を考慮(現時点より将来動向を重視) 4) 技術者資格の技術分野を考慮 5) 分野担当は、必要に応じて複数の学協会 6) 分野の内容および新しい分野の追加は必要に応じて見直す という基本方針で決定される。これまでに採用された分野は、化学系、機械系、材料系、情報系、電気・電子・情報通信系、土木系、資源系、建築系、農業工学系、経営工学系、一般工学系である。ただし、一般工学系の名称については検討中である。本学会は情報系と電気・電子・情報通信系の分野別基準の内容に携わっている。また、共通基準は共通基準1(教育目標)、共通基準2(教育成果)、共通基準3(教育手段:入学者選抜方法、カリキュラム、教育方法、教員組織、学生への支援)、共通基準4(教育環境:施設・設備、財源、学費・住居などの支援体制)、共通基準5(教育成果の現状分析)、共通基準6(教育改善:自己点検システム、改善)の六つの基準からなっている。そのうちの共通基準2は a) 人類の幸福・福祉とはなにかについて考える能力と素養(教養教育を含む) b) 技術的解決法の社会および自然に及ぼす効果、価値に関する理解力や責任など、技術として社会に対する責任を自覚する能力(技術者倫理) c) 日本語による理論的な記述、口頭発表力、討論力などのコミュニケーション能力、および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力 d) 数学、自然科学および技術(情報技術(IT)を含む)の学理に関する基礎知識とそれを応用できる能力 e) 変化に対応して継続的、自律的に学習できる生涯自己学習能力 f) 種々の科学・技術・情報を利用して社会のニーズを解決できるデザイン能力 g) 与えられた条件下で計画的に仕事を進め、まとめる管理能力 が満たされることを求めている。 今後2年間、試行を通して、審査基準(共通基準と分野別基準)、自己点検報告書のフォーマット、審査方法などについて問題点の洗い直しを行い、2002年4月以後に本格的に導入される認定システムの作成に向け、改善に努めることになる。また、その際、フォーマット等については、大学評価・学位授与機構の大学評価機関(税金を使用している大学等が、責任を果たしているかどうかを社会に代わって評価し、社会に公表する役割を持つ)に提出すべき大学側(評価は国立大学が対象)の書類作成との共通化も、無用な仕事を作らず、なるべく費用をかけないという観点から、不可欠となろう。 認定を受けるには、少なくともプログラム修了者のすべてが教育成果の基準(共通基準2と分野別基準)を満たしていることが必要で、共通基準と分野別基準の審査は同一の審査チーム(審査長、審査員2〜4人、必要に応じオブザーバ数人;審査長ならびに審査員の資格は後ほど述べる)で実施される。審査の要点は「教育プログラムの内容とその実施システムが基準を満たしている」ことの教育プログラム提供側による証明の妥当性をチェックするところにある。その際、特に、 |
|
・
|
共通基準2および分野別基準を満たす最低のレベルが、社会(産業界、卒業生、その他)のニーズと学生の資質等を考慮して、プログラムで設定・明示され、プログラム修了者がすべてそのレベルを超えていることがプログラム提供側によって証明されなければならない。審査員はその最低レベルの設定の根拠と証明が妥当であるかを(国際的水準で)判断する。(プログラム提供側でその妥当性を説明できるか、各教員が最低レベルを十分に認識し、そのレベル以上の学生を合格させているか、最低レベル合格者の試験問題解答用紙やレポート等の証拠提示や教員・学生との面接などによってチェック) |
|
・
|
共通基準2のa)とb)などについては、これらの専門家が教育することがのぞましいものの、専門家によるものでなくてはならないことはない。幸福・福祉学や倫理の専門家を養成するのではない。講義では、それらについての単なる知識を与えるのではなく、学生自身にそれらについて考えさせる機会や、応用させる機会を与え、それらについて常識的な能力と素養を身につかせることを要求している。 |
|
・
|
編入学などにおいては、制度的に可能であるからというのではなく、編入生が他の学生と実質的に同等であることがプログラム提供側によって証明されなければならない。(国際的に通用する具体的証明が必要) |
|
・
|
他大学の講義や遠隔教育で得た科目等の単位認定に際しては、その合格レベルがプログラム提供側の基準レベル以上かどうかをプログラム提供側で判断し、その妥当性を審査員に説明できなければならない。 |
|
・
|
基準で要求されている能力・知識を卒業生が身に付けていることがプログラム提供側によって証明されなければならない。 |
|
・
|
継続的教育改善を実施する組織メカニズムが教育プログラム提供側に設定されていることが必要である。 |