学会・研究会等会場へのアクセス配慮チェックリスト Ver.1.0
目次
- 論文作成・発表アクセシビリティガイドライン
- 論文作成・発表アクセシビリティガイドライン チェックリスト
- 学会・研究会等における情報保障マニュアル
- 学会・研究会等会場へのアクセス配慮チェックリスト
- 情報保障マニュアル添付資料1(手話通訳・要約筆記依頼先)
- 情報保障マニュアル添付資料2(手話通訳費用の例)
- 情報保障マニュアル添付資料3(点訳依頼手配先リスト)
- 情報保障マニュアル添付資料4(新しい技術による情報保障)
学会・研究会等会場へのアクセス配慮チェックリスト
No |
ガイドライン項目 |
チェック |
||
1 |
車いすユーザが最寄り駅を利用できるか |
エレベータがある |
Yes |
No |
エレベータがない場合、エレベータ以外のアクセスが可能である(例:階段昇降の機械(エスカル等)。エスカレータは×) |
Yes |
No |
||
2 |
最寄り駅から会場となる建物へのアクセスは良いか |
段差がない(2cm以上) |
Yes |
No |
急勾配の坂がない(5%以上) |
Yes |
No |
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経路上には格子の幅の広いグレーチングがない |
Yes |
No |
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3 |
交通の便などの理由により、車いすユーザは自動車を利用することがある |
駐車場を利用できる |
Yes |
No |
4 |
会場となる建物入り口と内部のアクセスは良いか |
エレベータがある |
Yes |
No |
段差がない(2cm以上) |
Yes |
No |
||
急勾配の坂がない(5%以上) |
Yes |
No |
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戸口の幅は十分に広いか(80cm) |
Yes |
No |
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5 |
会場となる建物内に身障者用トイレ(あるいは多目的トイレ)があるかどうか |
開催会場から車いすで行ける範囲にある |
Yes |
No |
6 |
開催会場内のアクセスが良いかどうか |
戸口の幅は十分に広い(80cm) |
Yes |
No |
通路の幅は十分に広い(90cm) |
Yes |
No |
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急勾配の坂がない(5%以上) |
Yes |
No |
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机とイスが可動式である |
Yes |
No |
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7 |
電動車いすユーザの場合、充電が必要なことがある |
電動車いすが近づけるところにAC電源がある |
Yes |
No |
-
勾配の「5%」とは1mの長さに対して5cm上る際の勾配(20分の1、1/20)、角度としては約3°です。勾配「5%」未満が理想ですが、実際には急勾配の坂やスロープも多くあります。スロープの勾配は、
- 1/20=約3°未満:殆どの場合で利用できる
- 1/20=約3°以上 1/12=約5°未満:利用できることが多い
- 1/12=約5°以上 1/8=約7°未満:利用できないケースもある
- 1/ 8=約7°以上:利用ができないことが多い
くらいを目安に考えて下さい。
-
グレーチングとは鋼材を格子状に組んだ溝蓋のことで、道路の排水路にかける蓋に用いられています。格子の目が大きいと車いすの前輪(キャスタ)が落ちてしまう危険性があります。
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建物、道路などの詳細な規定については国土交通省による「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)」が参考になります。
http://www.mlit.go.jp/barrierfree/barrierfree_.html -
駅の情報に関しては交通エコロジー・モビリティ財団による「らくらくおでかけネット」が便利です。
http://www.ecomo-rakuraku.jp/rakuraku/index/