第72回定例研究会

日時:
2023年12月16日(土)14:00〜17:00
開催方法:
オンライン開催(Zoom、無料)
参加申し込み:
https://forms.gle/1vP8P61FNCWEXvX1A(Google Form)
プログラム:
14:00-14:10
オープニング
清水 大地 氏(VNV研究会幹事)
14:10-17:00
講演:「合わせる」≠「揃える」:伝統音楽合奏における非言語コミュニケーションをめぐって
鎌田 紗弓 氏(東京文化財研究所)
日本の伝統音楽は、大規模な合奏でも目に見える「指揮者」はおらず、五線譜のような総譜も用いない。演者たちは、それぞれのパートで長短さまざまな音楽技法パターンを受け継いでおり、それらを調整しながら合わせている。記録をあえて詳細に残さず、演者間でタイミングを見計らい、時に微妙にずらすパフォーマンスのありかたは,非言語情報の宝庫と言えるかもしれない。講演者は、どのようなパターンのレパートリーが伝承されているのか、パフォーマンス時にどのような相互作用がみられるのか、各演者はどのような意識や感覚を有するのか、といった関心をもって歌舞伎囃子や雅楽などの伝統音楽合奏研究を行っている。本講演では、これらの研究事例を紹介することで、非言語コミュニケーション研究に関する幅広い議論を喚起したい。

2024年2月日本音響学会音声研究会との共催研究会

日本音響学会音声研究会(ASJ-SP)との共催で、「情動発声とコミュニケーション」をテーマとした研究会を開催します。

本テーマに関連して、京都大学の 井上 昂治 先生をお招きし、 「音声対話の魅力:相槌・笑い・ターンテイキング」と題した招待講演をお願いしています。 井上先生はアンドロイドとの音声対話に多角的に迫る研究を精力的に推進されており、 ご講演の中では人対機械のノンバーバル/メタコミュニケーションに関する最新の研究成果をご紹介くださる予定です。

日時:
2024年2月16日(金)
テーマ:
情動発声とコミュニケーション,一般
会場:
国立国語研究所 多目的室(東京都立川市緑町10-2)
https://www.ninjal.ac.jp/utility/access/
共催:
日本音響学会音声研究会
国立国語研究所共同研究プロジェクト「多世代会話コーパスに基づく話し言葉の総合的研究」
https://www2.ninjal.ac.jp/conversation/
招待講演:
井上 昂治 氏(京都大学)
題目:
「音声対話の魅力:相槌・笑い・ターンテイキング」
今回の共催研究会では皆様からの研究発表を広く募集します。 研究発表に関する詳細・発表申し込みは日本音響学会音声研究会のサイト(https://asj-spcom.acoustics.jp/)でご確認ください。