EMC’14/Tokyo市民セミナー


私たちの身の回りの電磁環境について考える

〜私たちの生活を支える「イー・エム・シー(EMC)」とは?〜

  開催日時:平成26年5月17日(土)14:00-16:10(13:30より受付開始)

  場所:学術総合センター内 一橋大学 一橋講堂

      http://www.hit-u.ac.jp/hall/file/menu-016/file_01.pdf

  参加費:無料

  対象:一般市民

  プログラム:
      13:30-14:00 受付
      14:00-14:15 開会挨拶・EMC総論(多氣委員長)

      14:15-14:45 講演1:仁田周一(東京農工大学名誉教授)
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           題名:
「EMC(電気雑音)とは?」
           概要:
EMCとは何か?を身近な例をあげて説明し、私が企業にいて 何故EMCの研究を始めたかを具体的なEMC(トラブル)事例とその解決方法を紹介しながら、 中学生の理科程度の知識で理解できるように説明します。

      14:45-14:55 (休憩)

      14:55-15:25 講演2:上 芳夫(電気通信大学名誉教授)
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           題名:
「製品の信頼性を支えるイー・エム・シー」
           概要:
電気を使用する製品は、回路設計図にしたがって電子部品を並べてつなぐ だけで完成となりません。電波と無関係な回路からも電波が出て、製品 自体が誤作動したり、外部に漏れて他の製品等に悪影響を及ぼすかも しれません。このようなことを起こさないようにするのがイー・エム・シー 技術です。最新の機器が使用できるか、市販できるかを最終的に左右する 技術、信頼性を支える技術です。製品内部でどのような現象が発生し、 どのように克服しているか基本的な原理から解説します。

      15:25-15:55 講演3:藤原 修(名古屋工業大学名誉教授)
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           題名:
「クリーンで安心な電磁環境 を支えるイー・エム・シー 」
           概要:
スマートフォンのおかげで「いつでも・どこでも・だれとでも」会話 できるだけでなく、インターネットも自在に楽しめ、あらゆる情報が瞬時に得ら れるようになりました。その主役は実は「電磁波」であり、今日では空気や水と 同じく、それなくしては私たちの生活はもはや成り立ちません。しかし、電磁波 は目に見えず、ヒトの健康に有害な影響を及ぼすのではないか、という漠然とし た不安を抱くことも事実であります。このセミナーでは、クリーンで安心できる 電磁環境をイー・エム・シー がどのように支えているかを説明します。

      15:55-16:05 質疑応答
      16:05-16:10 閉会挨拶(和田副委員長)


  講演者略歴:

仁田周一(東京農工大学名誉教授・工学博士)
1960年(昭和35年)京都大学卒業後、三菱電機において自動車からパソコンまで様々な電子機器のEMC対策に従事し、1985年(昭和60年)より東京農工大学においてEMC研究に従事。EMC問題について我が国随一の経験と知識を持つ第一人者。
上 芳夫(電気通信大学名誉教授・工学博士)
1970年(昭和45年)年東京都立大学大学院修士課程修了後、電気通信大学において通信ネットワークの基盤となる伝送線路技術におけるEMC研究に従事。現在も電気通信大学においてギガビット研究会を主催し、最新デジタル機器の高速大容量データ通信を可能とするために、我が国のEMC技術をけん引する指導的研究者。
藤原 修(名古屋工業大学名誉教授・工学博士)
1973年(昭和48年)名古屋大学大学院修士課程修了後、電機メーカー研究所勤務を経て、1980年(昭和55年)より名古屋大学、名古屋工業大学にてEMC研究に従事。静電気放電現象から電波の安全性評価まで幅広く研究を行い、特に我が国で初めて携帯電話からの電波への人体ばく露評価研究に取り組む等、我が国におけるEMC研究のパイオニア。


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