近年ではIoT に代表されるように様々な機器がインターネットに接続されるようになっています。このため、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を控える今、従来のPCやスマートフォンにおけるサイバー攻撃（不正侵入、データ改竄・破壊、情報漏洩、ウイルス感染）だけに限らない様々なサイバー攻撃への対策が急務となっています。本講演会では、これらの攻撃に対抗するためのサイバーセキュリティ技術とセキュリティ人材育成の最新動向についてご講演いただきます。
　まず、多数の機器がネットワークに接続するようなIoT時代に向け、それらの機器を対象とした攻撃を検知・対応するための技術についてご紹介いただきます。
　次に、社会的なセキュリティ人材の不足を考察しつつ、今年度より一般企業等の受講も可能となった情報通信研究機構（NICT）による「実践的サイバー防御演習 CYDER」のデモも交えながら、人材育成プログラムについてご紹介いただきます。
　さらに、電力、工場、ビルなどの社会インフラ関係者が最低限知っておくべき、産業別サイバーセキュリティへの国内外の取り組み動向やIPA「産業サイバーセキュリティセンター」における社会インフラ関係者向けの人材育成プログラムについてご紹介いただきます。
　サイバーセキュリティ技術やセキュリティ人材育成について幅広く知っていただく良い機会となることを期待しております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。