IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第75弾~
無料
主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会
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講演内容
1979年入社した東芝で出会ったコンピュータの中に日本語ワードプロセッサがありました。「プログラムせずに使えるコンピュータがある。これからのコンピュータは日常使いになる。ユーザが微笑みながら使うコンピュータの研究をするんだ」と決めました。その時、生涯の目的を見つけたと直感した筆者の口元は微笑んでいました。それがユーザの微笑みをゴールとする人間中心のヒューマンインタフェース(HI:Human Interface)技術の研究を開始した日です。HI技術の研究開発にてマルチステークホルダーへの配慮が重要であることを経験したことは、定年後に務めている社外取締役や監事などに役立っています。
本講演では講演者が様々な境界を乗り越えて、どのようなユーザの微笑みを目指したかを明らかにしつつ、(株)東芝でのHI技術を紹介します。特にどのような失敗をし乗り越えたかを、紹介します。
足立 朋子調査理事からの紹介文
土井美和子様は、機械やコンピュータなどの機器をいかに使いやすくするかというヒューマンインタフェース(HI)技術の研究開発に、当該分野の黎明期から携わり、牽引されてきました。東芝に入社され、日本語ワープロや機械翻訳、道案内サービス、ウェアラブルコンピュータ、ネットワークロボットなどの研究開発に従事され、これらの先駆的な技術は東芝製品にとどまらず、全世界でさまざまな日常の場面、また先端分野の中で利用されています。これらの功績により「情報通信月間」総務大臣表彰、文部科学大臣表彰科学技術賞、立石賞特別賞、本会功績賞、フェロー、IEEEフェローなど数々の栄誉に輝かれており、現在は情報通信研究機構 監事及び東北大学 参与を務められる、まさに電子情報通信の分野における女性研究者の先駆けのお一人でいらっしゃいます。今回、ICT Pioneers Webinarシリーズへついにご登壇いただけますこと、本シリーズコーディネータとして大変光栄です。
HI技術に込めた「微笑み」の意味、「境界を越える」とは?技術課題を捉えるに当たっての、示唆に富んだお話を聞けること、請け合いですので、ぜひぜひ多くの皆様にご聴講いただければと思います!
講師略歴

土井 美和子
株式会社SUBARU 取締役(社外)(2026年6月総会まで)
日本特殊陶業株式会社 取締役(社外)(2026年6月総会まで)
東北大学 データ戦略アドバイザ、参与
科学技術振興機構ムーンショットプログラム目標1 サブプログラムディレクター
Auditor, National Institute of Information and Communications Technology
Member of the Board, SUBARU Corporation
Member of the Board, Niterra CO., LTD.
Adviser of Data Strategy, Tohoku University
Sub Program Director, Moonshot Goal1, JST
1979年東京大学工学系修士修了。同年現㈱東芝に入社し35年以上にわたり、「ヒューマンインタフェース」を専門分野とし、日本語ワープロ、機械翻訳、電子出版、CG、VR、ジェスチャインタフェース、道案内サービス(ekitan.com)、ウェアラブルコンピュータ、ネットワークロボットの研究開発に従事。受賞28 件。登録特許海外172件、国内165件。現在、情報通信研究機構監事、東北大参与、SUBARUと日本特殊陶業社外取締役など。