IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第74弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

光アクセスネットワークの研究開発と国際標準化

可児 淳一(NTT)

【開催日時】2026年3月19日(木)14:00~15:00

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講演内容

 各家庭に広帯域のインターネットアクセスを提供する光アクセスネットワークは、ユーザが意識せずに大容量のデータをクラウドとやり取りする世界を実現し、私達の社会や生活に大きな利便性をもたらしている。導入当初の光アクセスネットワークは1ギガビット/秒の時間分割多重アクセス(TDMA)方式が主流であったが、技術フォーラムFSANにおいて長期的なロードマップが策定され、これに沿って研究開発と標準仕様化が両輪で進められたことで、現在は、10ギガビット/秒から50ギガビット/秒までの高速化や波長多重(WDM)の活用による高度化が国際標準として実現され、モバイルネットワークへの適用に向けた研究開発やオープンコミュニティにおけるシステム開発も進んでいる。今後も、AIが牽引する情報通信サービスの更なる進化を支え続けるために、光アクセスネットワークの持続的な発展が期待されている。
 本講演では、光アクセスネットワークの高度化に向けて進めてきた研究開発と国際標準化の取り組み、および、今後の展望について述べる。

島田達也総務理事からの紹介文

 可児様は、光アクセスネットワークの分野において、長きにわたり研究開発及び標準化の専門家として活躍されております。技術フォーラムFSAN(Full Service Access Network)の議長等を務められ、光アクセスで広く用いられているPON(Passive Optical Network)システムの研究開発をけん引し、日本ITU協会賞功績賞の受賞や、米国光学会Opticaフェローに選出されるなど、世界的に卓越した業績を挙げられております。本講演では、光アクセスの世界的な普及を支えてきた一連の取り組みの経緯や、AI時代に向けた更なる高度化の展望について語っていただきます。

講師略歴

可児 淳一

可児 淳一

1996年、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年、NTT入社。2003年よりNTTアクセスサービスシステム研究所において光アクセスネットワークの研究開発と国際標準化に従事し、2015年から2022年まで技術フォーラムFSANにおいて議長を担当。現在、同研究所 光アクセス技術SEグループリーダ・上席特別研究員。博士(工学)。Opticaフェロー。