IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第72弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

NTNにおける光衛星通信の役割とBeyond 5G/6Gへ向けた将来像

豊嶋 守生(国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター 研究センター長)

【開催日時】2026年1月22日(木)16:00~17:00

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講演内容

 近年、衛星通信は地上通信インフラの補完を超え、グローバルなブロードバンドアクセスの提供、災害時におけるレジリエントな通信基盤の確保、さらには宇宙と地上ネットワークを統合する「非地上系ネットワーク(NTN)」の実現に向けた基盤技術として、その重要性を急速に高めている。特に、光衛星通信技術による大容量伝送は、Starlinkサービスでも用いられ、重要なキー技術として注目を集めている。本講演では、NTNにおける光衛星通信の役割を述べるとともに、Beyond 5G/6Gへ向けた光通信技術を利活用する将来像について述べる。

藤井 威生会計理事からの紹介文

 豊嶋様は1994年に通信総合研究所(現在の情報通信研究機構(NICT))に入所後、衛星通信関係のご研究に携わり、宇宙開発事業団(現在のJAXA)への出向などを経て、現在はNICTネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センター長として、NICTの無線関係部門を統括する立場としてご活躍されております。電子情報通信学会からは光衛星通信における宇宙実証とレーザの大気伝搬に関する研究開発に関して2022年にフェローの称号を授与されております。
 
 豊嶋様は特に光衛星通信に関する大規模研究プロジェクトに多数参画され、技術試験衛星などの試験衛星を使った実験や開発に取り組んでこられました。小型光トランスポンダを搭載した超小型衛星による衛星と地上間のレーザー通信実験に成功するなど、その技術は近年注目されているNTN(非地上系ネットワーク)の発展を支える基盤となっております。近年はNICTのワイヤレスネットワーク研究センターのセンター長として、NICTの無線通信技術研究を取りまとめる役割も担い、Beyond 5G/6Gに向けた研究開発を主導しております。XGMF(XGモバイル推進フォーラム)などでは、産業界を巻き込み日本の技術力向上のための取り組みにも大きく貢献しております。
 
 今回のセミナーでは、豊嶋様に、Beyond 5G/6Gに向けた衛星通信に着目していただき、特に衛星間・衛星地上間で大容量通信を行うのに有益な光衛星通信技術に関して、ご講演いただきます。今話題となっているNTNの基盤となる重要な技術に関するご講演となりますので、多くの皆様の聴講をお待ちしております。

講師略歴

豊嶋 守生

豊嶋 守生

1994年に郵政省通信総合研究所(現、NICT)へ入所。技術試験衛星VI型(ETS-VI)を用いた世界初の地上-衛星間の光通信実験に従事。1999年に宇宙開発事業団(現、JAXA)に出向し、光衛星間通信実験衛星(OICETS)の開発に従事。2003年にNICTに戻り、OICETSとの光通信実験や、世界初の50kg級小型衛星の光通信実験及び量子通信基礎実験を成功裏に実施。技術試験衛星9号機(ETS-9)の通信ミッションの研究開発等に従事し、2021年4月から現職。博士(工学)。