IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第56弾~
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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会
メンブレンレーザとシリコンフォトニクス融合技術の研究:~パッケージ内光インターコネクションの実現を目指して~
松尾慎治(NTT先端集積デバイス研究所)
【開催日時】2024年10月23日(水)14:30~16:00
非会員で聴講をご希望の皆様へ
IEICE Pioneer Webinarの御聴講ですが、本講演より会員およびアソシエートメンバーの特典として提供されることとなりました。非会員の方で聴講をご希望される場合は、まずアソシエートメンバーにご登録下さい(無料)。非会員のままでの聴講はご遠慮いただいておりますので、予めご了承ください。ご協力のほど、お願い申し上げます。
講演内容
情報通信・情報処理で扱うデータ量の増大,それに伴う消費電力の増大が社会的な問題となってきている。この課題を解決するために、NTTではIOWN (Innovative Optical and Wireless Network)構想を提唱している。その中の重要な技術課題の一つは、光インターコネクションの短距離化であり,ボード内やチップ間の光化が研究開発課題となっている。光インターコネクションの短距離化のためには,光電気変換を行うための電力,つまり送受信素子の消費電力の削減がますます重要になるため,高効率な光素子の開発が必須である。また,CPUやメモリーなどの集積回路と送受信素子間の電気配線での損失の低減も無視できなくなってきており,電子回路と光送受信素子を密接に集積するための光電融合技術の進展が重要となる。光送受信素子に関しては,高密度に光デバイスを集積することが低コスト化に向けて重要なことからシリコンフォトニクス技術と化合物半導体光デバイスの異種材料集積技術も重要となる。本講演ではこれらの目的に向けてNTTで開発を行っているシリコンフォトニクスとの異種材料集積技術である化合物光半導体を用いたメンブレンフォトニクス技術について述べる。
永田ES会長からの紹介文
松尾慎治氏はNTTフェローとしてIOWNのメインテーマである光電融合デバイスの研究開発を先導する研究者です。1988年にNTTに入社以来一貫して化合物半導体デバイス、特に光電融合デバイスの研究開発に従事されてきました。
電子情報通信学会においては、レーザ・量子エレクトロニクス研究専門委員会(LQE)、光集積及びシリコンフォトニクス特別研究専門委員会(PICS)の委員長を歴任され、現在エレクトロニクスソサイエティ次期会長を務められています。また、エレクトロニクスソサイエティ賞や業績賞も受賞されています。また、他学会からは、2012年応用物理学会 光・電子集積技術業績賞(林巌雄賞)、2019年 光産業技術振興協会 櫻井健二郎氏記念賞、2023年IEEE Photonics Society William Streifer Scientific Achievement Award等を受賞、IEEE、Opticaフェローになられています。
今回のICT Pioneers Seriesでは、インターネットの普及、近年ではAI技術の利用により指数関数的に伸びている情報通信量に対応してきた半導体光デバイスの歴史と展望を語って頂きます。情報量の増大により我々は様々な恩恵を受けていますが、データセンタの電力消費に代表されるように環境面では多くの課題を抱えています。本講演では、通信量増大だけでなく、低消費電力化や低コスト化に向けた光集積回路と光電融合デバイスの取り組みについても講演いただきます。ぜひご参加ください。
講師略歴

松尾 慎治
1986年 広島大・工・第2類卒、1988年 同大学院修士課程了程了。2008年東京工業大学大学院博士課程後期修了 博士(工学)。1988年 日本電信電話株式会社(NTT)光エレクトロニクス研究所入所以来、化合物半導体光デバイスの研究開発に従事。現在、NTT先端集積デバイス研究所でNTTフェローとしてメンブレン化合物光半導体デバイスの研究開発に従事。エレクトロニクスソサイエティ賞(2017)、業績賞(2023)を受賞。電子情報通信学会シニアメンバー。