IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第54弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

通信路符号化の深化 
ーシャノン限界への挑戦ー

植松友彦(東京工業大学)

【開催日時】2024年8月5日(月)16:00~17:00

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講演内容

シャノンによる情報源符号化定理の出現以降、シャノン限界(通信路容量)に漸近する伝送速度を持ち、符号長を長くすることで復号誤り率が零に収束する高性能符号を構成することは、情報通信に携わる研究者にとって永遠の課題であった。本講演では、1950年代から2010年代まで、シャノン限界への挑戦を通じて、通信路符号に生じたブレークスルーについて解説し、現在の通信路符号化技術の達成水準と今後の展望について明らかにする。

和田山正ESS会長からの紹介文

植松友彦先生は,情報理論の分野で長年にわたり卓越した研究業績を積み上げてこられました.連接符号の信頼性関数を達成する通信路符号の代数的構成法の発見,相関を有する情報源のSlepian-Wolf符号化における具体的な符号構成法,新たな情報量による情報理論の再定式化など,数々の先駆的な研究成果は国際的にも高く評価されています.また,論文賞8回,喜安善市賞,業績賞など,多数の本会の学術賞を受賞されています.学会運営においては,基礎・境界ソサイエティ会長,本会副会長を歴任され,現在は本会次期会長を務めておられます.今回のご講演では,「通信路符号化の深化 ―シャノン限界への挑戦―」というテーマで,通信路符号化の理論と技術の発展について,植松先生ご自身の研究も含めてお話しいただきます.通信路符号化は無線5Gシステムや将来の6Gシステムにおいて,情報通信の信頼性確保のために不可欠な技術です.無線通信,有線通信,デジタル記録など幅広い分野の皆様にとって,通信路符号化の理論的背景,歴史的経緯とその歩みを改めて見直し,未来のイノベーションの方向性に触れる貴重な機会となると思われます.ぜひご参加ください.

講師略歴

植松友彦

植松 友彦

1984年東京工業大学・大学院・修士課程修了、同年同大助手、2003年から教授。2020年から2021年まで工学院長。現在、工学院情報通信系教授。工学博士(東工大)。情報理論、特にシャノン理論の研究に従事。本会業績賞、喜安善市賞、論文賞(複数回)など受賞。2020年本会副会長、2024年本会次期会長。