IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第48弾~
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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会
サイバーセキュリティのすゝめ
盛合 志帆(国立研究開発法人情報通信研究機構 執行役 サイバーセキュリティ研究所長)
【開催日時】2024年2月27日(火)16:00~17:00
非会員で聴講をご希望の皆様へ
IEICE Pioneer Webinarの御聴講ですが、本講演より会員およびアソシエートメンバーの特典として提供されることとなりました。非会員の方で聴講をご希望される場合は、まずアソシエートメンバーにご登録下さい(無料)。非会員のままでの聴講はご遠慮いただいておりますので、予めご了承ください。ご協力のほど、お願い申し上げます。
講演内容
サイバー攻撃の脅威が日々増大する中、サイバーセキュリティ対応能力向上は国を挙げた喫緊の課題となっています。私は入社時の配属先が暗号の研究室だったことがきっかけでセキュリティの研究に足を踏み入れて以来、30年以上、基礎研究から新技術の設計開発、国際標準化、製品開発、人材育成、プロジェクト運営、研究開発のマネジメント等、さまざまな形でセキュリティ研究開発に携わってきています。時代とともに求められるセキュリティ人材も変わってきていますが、海外に比べて日本では人材不足が深刻です。国際的にも将来性、重要性、待遇の高いサイバーセキュリティ分野は、すでに専門をお持ちの方がセキュリティも強みに加える「プラス・セキュリティ人材」として、またこれから強み分野を切り拓いていこうという若手の方にもオススメです。でも一人では何から始めたらよいか...という方もおられるでしょう。本講演では、昨今のサイバーセキュリティを取り巻く状況を俯瞰しながら、国立研究開発法人情報通信研究機構で取り組んでいる研究開発や人材育成、産学官連携の取組について紹介します。サイバーセキュリティに興味をもつ皆さまの次のアクションの一助となれば幸いです。
井上真杉会計理事からの紹介文
盛合志帆氏は、サイバーセキュリティ分野の最前線に立つ研究者です。そして、日々進化し深刻化する攻撃に対峙するための防御や人材育成にも取り組んでいるサイバーセキュリティ分野の第一人者です。
盛合氏は、コンピュータアーキテクチャを専攻して大学を卒業され、就職したNTTでは新たに暗号解析の研究にチャレンジして共通鍵ブロック暗号Camellia(カメリア)の開発や標準化で実績をあげられました。これをきっかけに、ソニー・コンピュータエンタテインメント及びソニーでは「プレイステーション」のセキュリティ技術の開発に携われました。そして2012年には情報通信研究機構(NICT)のセキュリティ基盤研究室長に着任され、一貫して暗号技術の研究開発に従事されてきました。2021年にはサイバーセキュリティ研究所長に着任され、暗号技術に加えてサイバー攻撃の観測技術の研究開発、さらにサイバー攻撃に備えるための防御演習事業やサイバーセキュリティの人材育成事業も統括されるようになりました。こうしたなかで、2023年4月からはダイバーシティ推進の役目も果たされています。
今回は、世界的にも、そしてすべての人にとってもますます重要になる一方であり、でもその一方でさまざまな魅力にもあふれるサイバーセキュリティの世界にいざなってくださるということで、この分野が専門ではない方々や、これからどういう分野の研究や仕事に携わろうかと考えている学生にも必見と思います。女性として家庭と両立しながらいかに研究者人生を続けてこられたのか、その姿勢や秘訣も伺えるかもしれません。みなさまぜひご注目ください。
講師略歴

盛合 志帆
1993年京大・工・情報工学卒。民間企業数社を経て2012年情報通信研究機構入所。暗号、プライバシー、サイバーセキュリティに関する研究開発に従事。現在、同機構 執行役 サイバーセキュリティ研究所長。平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰、令和5年度「情報通信月間推進協議会会長表彰」情報通信功績賞等受賞。博士(工学)。