IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第47弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

非地上系ネットワークの現状と将来像

辻 宏之(国立研究開発法人情報通信研究機構)

【開催日時】2024年1月10日(水)16:00~17:00

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講演内容

 これまで通信ネットワークは、地上系を中心に二次元の拡大を続けていたが、近年、ハイスループット衛星、衛星コンステレーションさらには高高度プラットフォーム(HAPS)などの様々なプラットフォームの登場や衛星打ち上げ技術を含む衛星技術の向上によりより、静止軌道衛星、低軌道衛星、航空機など伝送容量や遅延が異なる三次元に広がる非地上系ネットワークネット(NTN)による新たな通信システムの構築と利用が進んでいる。また、Beyond 5Gや6Gの次世代通信システムでは、通信ネットワークを海、空、宇宙へとグローバルかつ三次元的に拡大するNTNが注目されており、国内外で検討や研究開発活動が進んでいる。NTNを適用する際には、無線技術、ディジタル化技術、光技術、ネットワーク技術が地上ネットワークとの性能差に起因する問題を解決することが重要となる。本発表では、NTNの現状と特徴に触れ、今後のネットワーク技術の研究開発について述べる。

吉敷由起子企画理事からの紹介文

辻宏之氏は学位取得後、郵政省通信総合研究所(現情報通信研究機構)に入所され、衛星通信や無人航空機用アンテナシステムの研究開発をされてきました。非地上系通信に関する標準化活動に関しても、積極的に貢献されてきました。これらの顕著な功績により、1996年には学術奨励賞、2010年には電気科学技術奨励賞などと、数多くの受賞をされております。地上系ネットワーク(TN: Terrestrial Networks)を前提とした移動通信システムは、Beyond5G、6Gの時代には、海や空、宇宙へと3次元的に拡張されていく非地上系ネットワーク(NTN: Non-terrestrial Networks)へ拡大していきます。本講演では、NTNの現状と将来像についてお話いただきます。

講師略歴

辻 宏之

辻 宏之

辻(つじ) 宏之(ひろゆき)(フェロー)。1987慶大・理工・電気卒。1989同大学大学院修士課程了。1992同大学大学院博士課程了。同年郵政省通信総合研究所(現情報通信研究機構)入所、現在に至る。以来、非地上系通信等の研究に従事。現在、ワイヤレスネットワーク研究センター宇宙通信システム研究室長。2010第58回電気科学技術奨励賞. 博士(工学)。