テーマ:「言語グリッドと多言語,多文化コラボレーション」 bookmark

インターネットの普及により,地球規模での異文化コラボレーションが可能になりつつあります.また,アジアを中心とした訪日観光客の激増,富士山の世界遺産登録,東京オリンピック開催決定など,日本国内における多言語や多文化のコミュニケーションやコラボレーションのニーズも急速に高まってきています.しかしながら,その障壁になっているのが言語や文化の違いです.言語や文化の違いは,私たちの自由なコミュニケーションを妨げ,コラボレーションをより難しくしています.
 言語グリッドは,機械翻訳と情報通信技術を用いてこれらの問題を解決しようとする試みであり,インターネット上の言語サービス(対訳辞書などの言語資源や機械翻訳などの言語処理機能)を自由に組み合わせて,様々な機械翻訳システムやアプリケーションを構築可能にする情報プラットフォームです.
 本研究会では,言語グリッドとそれに関連する異文化コラボレーションに関する以下のような研究発表を募集します.(なお,言語グリッドを利用していない多言語,多文化,異分野間のコミュニケーション,コラボレーションなどの研究および実践報告も大歓迎いたします.)

・言語グリッドのための要素技術(言語サービス,オントロジ,情報検索,利用インタフェース,サービス統合,Webコラボレーション,エージェント技術など)
・言語グリッドのためのプラットフォーム技術(グリッド,P2Pなど)
・言語グリッドにおける利用者支援
・言語グリッドのビジネス応用
・異文化コミュニケーション・コラボレーションのためのツールやアプリケーション
・異文化コラボレーションに関するフィールドワークや実践報告

皆様の積極的なご投稿,ご参加をお待ちしております.

日程と会場 bookmark

申込方法 bookmark

申し込みは終了いたしました.ありがとうございました.

申込締切 bookmark

  • 2017年12月11日(月)

プログラム bookmark

2月27日(火) 午後 (13:00~15:00)
座長: 山下直美(NTT)

(1) 13:00 - 13:30
情報技術による多言語間対話支援の可能性 ~ これまでの取り組みから ~
○吉野 孝(和歌山大)・宮部真衣(諏訪東京理科大)・福島 拓(阪工大)

(2) 13:30 - 14:00
漫画表現とクイズを用いた外国人観光客向け防災知識提供システムの開発
○志垣沙灯子・吉野 孝・永井隼人・佐野 楓・リッチー ブレント(和歌山大)

(3) 14:00 - 14:30
美容院における多言語コミュニケーション支援ツール開発
○久冨木桜子・稲葉利江子(津田塾大)

(4) 14:30 - 15:00
回答候補の自動提示を可能とした多言語対話シート作成システムの開発
○松本 尚・福島 拓(阪工大)・重野亜久里(多文化共生センターきょうと)

−−− 休憩 ( 30分 ) −−−

2月27日(火) 午後 (15:30~17:30)
座長: 福島 拓(阪工大)

(5) 15:30 - 16:00
経路検索結果に応じた外国人観光客向けの防災情報提供手法の開発
○坂本真輝・吉野 孝・永井隼人・佐野 楓・リッチー ブレント(和歌山大)

(6) 16:00 - 16:30
多言語コミュニケーションサポートツールの構築支援サービスの開発と評価
○寺西瑞貴・稲葉利江子(津田塾大)

(7) 16:30 - 17:00
文化依存対話エージェントの構築
○奥野僚介・林 冬惠(京大)・大谷雅之(近畿大)・石田 亨(京大)

(8) 17:00 - 17:30
ノンネイティブであることが印象形成に与える影響
○山下直美(NTT)

参加費 bookmark

聴講だけの場合無料です.

但し,予稿集は別途有料です.支払いについては以下のリンクをご覧ください.
参加費について

連絡先 bookmark

吉野孝(和歌山大学) yoshino at sys.wakayama-u.ac.jp

研究会発表・参加方法,FAQ bookmark

http://www.ieice.org/jpn/toukou/kenkyukai.html

主催 bookmark

人工知能と知識処理研究会 (http://www.ieice.org/iss/ai/jpn/)
委員長:峯 恒憲(九大)
副委員長:片上大輔(東京工芸大)、福田直樹(静岡大)
幹 事:服部宏充(立命館大)、清 雄一(電通大) 幹事補佐:櫻井祐子(産総研)

共催 bookmark

異文化コラボレーション研究会
http://sigic.sys.wakayama-u.ac.jp/