テーマ:「持続可能エネルギー社会とAI」および一般 bookmark

 電子情報通信学会 人工知能と知識処理研究会では「持続可能エネルギー社会とAI」および一般と題して、環境問題、省エネ技術、自然・社会との関わり全般に関する研究会を開催致します。当研究会では、2010年1月に「グリーンAI」をテーマとして開催いたしました。その後の社会要請・貢献の立場からも、エネルギーやその持続可能性に関する研究が多く遂行されています。このような状況を踏まえ当研究会では、2013年7月に「持続可能エネルギー社会とAIおよび一般」をテーマとして多くの発表があり、その後、毎年本テーマでの研究会を開催しています。

 AIあるいはコンピュータサイエンス技術の観点からは、エネルギーや社会資源の活用や移動を、広い意味でのネットワークを介した割当問題、配送問題およびこれらを実現するための制御・モニタリングや関連情報の取得と提示技術(たとえば、各種センサーとコンピュータの連携、各種利用パターンの学習と予測)などの技術の集大成でできあがるものと考えます。

 今後の社会でこれらの技術はますます重要となると考え、今年度も以下のトピックスに関連する論文を広く募集致します。

・電力供給制御(電力の割当て、配送制御、管理など)
・電力・ガスなどの消費制御・省エネ技術(家庭・企業内空調・照明など、各種機器の管理、スケジューリングと有効利用。エレベータ制御など)
・電力・ガス需要予測(人間活動の学習、シミュレーションによる検証と予測技術)
・交通シミュレーション(交通量把握、渋滞解消制御、信号制御など)
・自然現象の解析・予測とエネルギー利用への応用(天気・気候変動等の予測)
・安全・安心・セキュリティ等へのAI技術の応用
・輸送・サプライチェーンマネジメントへの応用
・省エネ・コンピュータ技術の植物工場・精密農業への応用
・都市緑化設計支援・予測
・環境と人間との連携技術、社会と人間との連携技術
・そのほか持続可能性社会のためのAI関連技術全般

 今後、発展が見込めるような萌芽的な内容も大歓迎です。尚、テーマとは別にAI一般のご発表も歓迎致します。皆様の積極的なご投稿、ご参加をお待ちしております。発表申し込みは4月ですが、最終論文提出は5月下旬予定です(事務局より別途連絡があります)。

日程と会場 bookmark

  • 【日程】 2015年6月18日(木)
  • 【会場】 早稲田大学 西早稲田キャンパス 55号館S棟2F 第3会議室
  • 【住所】 東京都新宿区大久保3-4-1 (地下鉄西早稲田駅から0分) http://www.sci.waseda.ac.jp/campus/index.html

申込方法 bookmark

申し込みは終了いたしました.ありがとうございました.

申込締切 bookmark

申し込みは終了いたしました.ありがとうございました.

尚,原稿提出〆切は開催日の約3週間前となります.正確な日付は,お申し込み後に学会事務局より送付される案内メールをご参照下さい.

研究会発表・参加方法,FAQ bookmark

プログラム bookmark

受付 10:00 --

Opening 10:30--10:40

Session 1 10:40 -- 12:20
(1) 10:40--11:05
ランダム性を考慮したスマートグリッドにおける家庭の電力売買戦略の学習
○石川直樹・坂本裕紀・菅原俊治(早大)

(2) 11:05--11:30
投票行動時系列データ解析に基づく意思決定戦略に関する考察
○樋口尚吾・折原良平・清 雄一・田原康之・大須賀昭彦(電通大)

(3) 11:30--11:55
再生可能エネルギー導入に伴う最適電源構成の検討
○高谷壮一・領家美奈(筑波大)

(4) 11:55--12:20
太陽光発電利用における頑健なデマンドレスポンスの実現 ~ 状態表現に関する考察 ~
○荒井幸代・渡辺貴俊(千葉大)

休憩(昼食):12:20 -- 13:40

Session 2 13:40 -- 15:20
(5) 13:40 -- 14:05
多人数交渉問題における譲歩関数の下限推定に基づく交渉戦略の設計
○森 顕之・伊藤孝行(名工大)

(6) 14:05--14:30
公園の利用に関して寄せられた苦情文の自動分類
○佐野優太・山口晃平・峯 恒憲(九大)

(7) 14:30--14:55
Wi-Fiロケーションデータに基づくイベント来場者のブース滞留時間推定と行動の分析
○丸田雅貴・佐野優太・清弘晃史・峯 恒憲(九大)

(8) 14:55--15:20
確率的な分散制約最適化手法における複数点探索と協調戦略の検討
○松井俊浩(名工大)

休憩:15:20 -- 15:40

Session 3 15:40 -- 16:55
(9) 15:40--16:05
自由走行を維持するための先行車情報の共有
○石川翔太・荒井幸代(千葉大)

(10) 16:05--16:30
大規模フィールドセンシングのための移動型屋外センサネットワークの課題と設計
○大塚孝信・鳥居義高・伊藤孝行(名工大)

(11) 16:30--16:55
予算制限バンディットアルゴリズムLAKUBEの探索打ち切り方法の提案
○新美 真・伊藤孝行(名工大)

参加費 bookmark

無料(ただし予稿集は別途有料)

問い合わせ先 bookmark

  • 菅原俊治(早稲田大学)sugawara at waseda.jp

主催 bookmark

人工知能と知識処理研究会 (http://www.ieice.org/iss/ai/jpn/)
委員長:菅原 俊治 (早大)
副委員長:峯 恒憲 (九大), 片上 大輔 (東京工芸大)
幹事:服部 宏充 (京大), 福田 直樹 (静岡大)
幹事補佐:清 雄一 (電通大)