専門講習会のご案内(2019/12/20(Fri)@北海道大学)

下記の通り北海道大学で専門講習会が開催されますのでご案内いたします.皆様のご参加をお待ちしております.

日時

2019年12月20日(金) 14:45-16:20

場所

北海道大学 大学院情報科学研究院棟 A-33講義室

講習会テーマ

5G時代の通信技術

講演題目

無線通信・画像処理ハードウェアIPの設計技術

講師

筒井弘 准教授(北海道大学)

講演概要

半導体微細化技術の発展を背景として,無線通信の大容量化,各種映像デバイスの高解像度化が進んでいる.また,大規模でますます複雑化する集積回路の設計には,IPコア(semiconductor intellectual property core)を利用したSoC (system-on-a-chip)設計が盛んに用いられている.各種処理をIPコアとして実装する場合,データをどのように一時的に保持し,どのように滞りなく処理していくかが,効率的な実装の鍵となる.本講演では,5Gを想定した無線通信ならびに,画像コーデック・画像補正などの画像処理を例として,大容量データをリアルタイム処理するためのIP設計技術を紹介する.

講演題目

超広帯域プリントアンテナの設計とその応用

講師

山本学 准教授(北海道大学)

講演概要

プリントアンテナは,携帯電話やノートパソコン等のモバイル機器での応用に加えて,各種アレーアンテナやRFID用アンテナ等の基本素子として広く使用されており,近年,その重要性はますます高まりつつある.本講演では,複数の周波数帯域に対応可能な超広帯域プリントアンテナの設計技術について概説するとともに,その応用事例について述べる.

講演題目

CMOSフォトニクス

講師

藤澤剛 准教授(北海道大学)

講演概要

インターネット上のデータ伝送量のとどまることのない増加を受け,従来の幹線系だけではなく,データセンタ間,データセンタ内などの比較的短距離の通信にも光ファイバ通信が浸透しつつある.その市場規模は非常に大きく,そこで用いられる光部品には,低コスト,大量生産可能であることが求められる.本講演では,こうしたデータセンタ系光通信システムへの応用が期待される,電子デバイスのCMOSファウンドリーを利用して,低コスト,高性能な光部品を創出するCMOSフォトニクス技術について,大容量光通信向けデバイスの最近の成果について概説する.

世話人

北海道大学 情報科学研究院 情報通信フォトニクス研究室 藤澤剛