
現代の信号処理は、正しく新時代のデータサイエンス・AIの下支えとなっており、高度情報通信社会を支える基盤技術と応用技術であると同時に広く数理科学やシステム科学等の領域にも大きな影響を及ぼしています。
信号処理シンポジウムは、1985年以来、日本における信号処理に関する最大規模の研究集会であり、信号処理分野とその周辺領域の進化を展望する場であると同時に、活発な研究討論の場を提供してきました。第36回信号処理シンポジウムではコロナ渦の影響を回避するために完全オンラインの形式で実施することにいたしました。オンライン開催のメリットを最大限に活かすため、特別招待講演3件とチュートリアル講演2件は、日本国内に限定することなく、現代の信号処理とその周辺領域(機械学習、適応分散学習理論、最適化理論、データサイエンス、無線通信ネットワークなど)を最前線で牽引している5名の研究者に依頼しています。
信号処理の最新の動向に御関心をお持ちの多くの方々の積極的な御参加・御発表をお待ちしております。