第5回QoSワークショップ
コミュニケーション品質の新たなパラダイム:
Quality of Service からQuality of Experienceへ

第5回QoSワークショップは、好評のうちに終了しました。ありがとうございました。

日時
平成19年11月2日 東京大学山上会館

概要
ブロードバンド契約数は2600万を越え、また無線LANによるアクセスポイントも普及し、 VoIPやストリーミング、TV電話などマルチメディア通信サービスが広がっています。 音声、ビデオ、データ通信を同時に提供するトリプルプレイサービスだけでなく モバイルサービスを加えたクワドロラルサービスも始まっています。 ビデオオンデマンドではHigh Definition(HD)の配信サービスも行われており、 このようなブロードバンド環境の中、高品質の映像・音声メディアによる通信は 直接的に人の感性に訴えることでコミュニケーションの質的向上が期待されます。 しかしこのような通信環境であっても、IPネットワークにおけるベストエフォートという性格上 Quality of Service (QoS)が求められています。ありとあらゆる端末や情報家電が、 固定網や移動網の制約を越えてFixed Mobile Convergence (FMC)が実現される ユビキタス時代を迎えるに当たり、より品質への要求は高くなります。 コミュニケーションクオリティ研究専門委員会では、情報インフラ化したインターネット、 さらにはユビキタス化したオールIPネットワークにおいて、ユーザの求めるQoSを提供する手法を、 従来の枠組みにとらわれずに議論することを目的として、これまでに4度のQoSワークショップを開催してきました。 本年度は、ブロードバンド環境が整備されていく中で、よりユーザレベルのQoSについて深く議論するため 第5回QoSワークショップを開催いたします。ユーザ体感品質、すなわちQuality of Experience (QoE)を考えることを主眼に置き、IPマルチメディア伝送のQoSや脳内視覚処理について映像と脳内活動の研究結果、 今後の通信アーキテクチャについて第一線の研究者によるチュートリアル講演を行います。 さらに若手研究者を対象にして、映像通信におけるQoSに加えて、 オールIPネットワーク時代におけるQoSのあり方、QoSの評価・設計、制御、運用、五感通信などの観点から 幅広い議論を行うポスターセッションを開催します。

実行委員
委員長 石橋 豊 (名古屋工業大学)
委員 矢守 恭子 (朝日大学)
委員 下西 英之 (NEC)
委員 山崎 達也 (情報通信研究機構)
委員 板倉 英三郎 (ソニー)
委員 中尾 彰宏 (東京大学)
委員 三好 匠 (芝浦工業大学)
委員 内田 真人 (九州工業大学)
委員 布目 敏郎 (名古屋工業大学)
オブザーバ 中内 清秀 (情報通信研究機構)
オブザーバ 青木 仁志 (NTT)
オブザーバ 谷口 高士 (大阪学院大学)

主催
(社)電子情報通信学会 通信ソサイエティ
コミュニケーションクオリティ研究専門委員会

問合先
矢守 恭子(朝日大学) 下西 英之(NEC)
E-mail: cq_ac-qos_ws mail.ieice.org