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[R]
信頼性研究専門委員会
信頼性研究会は、通信網をはじめとした各種システム、およびこれらを構成する各種電子機器の信頼性確保、品質向上を目的として、昭和35年「信頼性と品質
管理研究会」として発足し、昭和41年「信頼性研究会」と改称し、今日に至っています。設立以来、ハードウェアの信頼性確保を目的とする、故障物理、信頼
性試験、故障データの収集・解析に関する研究、ならびにシステムの信頼性・保全性評価、信頼性管理に関する研究などを通して、信頼性工学に関する理論、応
用の進歩・発展に寄与し、国内外における信頼性技術分野の交流と人材を育成することを目的として活動しています。
システムが大規模、複雑化した現代社会において、システム故障の社会的影響はますます増大し、それにともない信頼性技術への要求も高まっています。信頼性
研究会は、ソフトウェア信頼性、人間信頼性、リスク、セキュリティ等、新たな研究分野を加え、社会の境界領域を広範にカバーし、根底から現代社会を支える
研究を行っていきたいと考えます。
取り扱う主要研究分野
信頼性・保全性理論
高信頼性設計
信頼性試験
信頼性成長と予測のモデル
異常の予知・診断
故障解析
ソフトウェア信頼性
人間信頼性
保全方式と支援
データ収集と処理
信頼性・保全性管理
信頼性評価
信頼性アセスメント
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[TL] 思考と言語研究専門委員会
思考と言語研究会では、主として人間の知能の根幹に深く関わる思考と言語の本質や、人間自身によるそれらの運用のあり方を探究します。さらに、それにより
得られる知見を生かすような、教育・福祉への応用や工学的応用も目指します。
そもそも言語は、思考のための道具であると共に意思疎通のための道具でもあり、さらには知識を共有するための手段でもあります。また思考は、個体内におけ
る論理的計算にとどまらず、他者の思考過程の理解・推察等をも含む幅広い処理過程です。
このように両者は人間の知能の解明のためには極めて重要なものですが、その本質は未だ十分に解明されていません。この原因の一つとして、思考も言語も人間
の脳の情報処理過程における産物であり、両者は相互に密接不可分に関連しあっているにも関わらず、従来、個別に研究される傾向があったことが挙げられま
す。
以上のような状況に鑑み、本研究会では基礎的・学際的な立場に立脚し、思考と言語の本質に関わる先端的・先駆的さらには萌芽的研究成果を発表・討論する場
を提供し、この分野の格段の発展を図ることを第一の目的としています。
本研究会の活動を通じて、人間の脳の機能や仕組みが解明され、人間の知的能力を伸ばし、かつ十分に発揮させるような、人間・機械共生系等が実現されること
を望みます。
取り扱う主要研究分野:
- 思考と言語の心的過程の解明
- 思考と言語を司る脳機能の解明
- 円滑なコミュニケーションを支える言語的・非言語的機能の解明
- 思考と言語の処理過程のシステム的解明
- 以上を解明するための、思考と言語に関係する、学習・発達過程、障害・加齢現象、リハビリ・癒し・
教育効果、その他様々な活動の観測・分析・定式化・モデル化・考察
- 上記の知見に基づく言語処理システム・情報検索システム・思考支援システム等
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[SITE] 技術と社会・倫理研究会
技術と社会・倫理(SITE)研究会は、きたるべき情報化社会において生じるであろう種々の問題に対して、技術一辺倒の対応では対処不可能ではないかとの
危惧とこれまでの反省から平成7年に「情報通信倫理研究会」という名称で発足しました。
その後、平成10年にその名称を「情報文化と倫理(FACE)研究会」とし、平成14年から「技術と社会・倫理研究会(SITE)」と改称しました。
本研究会では、情報通信や工学一般に関する倫理問題を中心として、情報リテラシー、知的財産権、情報セキュリティー等、種々の分野を対象として講演発表、
意見交換を行ってきております。
電子情報通信分野に携わる技術者、研究者はもちろん、他分野からの発表も幅広く受け入れていますので、是非講演発表をお願いいたします。
本研究会では、以下の各分野を主要研究分野としています。これ以外にも関連する研究テーマを幅広く扱っています。
情報通信と倫理、コンピュータ倫理、倫理学、思想・哲学、情報化と人間の変容、プライバシーと個人情報保護、暗号と倫理、知的財産権と倫理、PL法と倫
理、通信の秘密と倫理、マスメディアと倫理、情報通信倫理綱領、職業倫理、医療情報倫理、経営倫理、情報通信倫理教育、ネットワーク社会と制度、情報リテ
ラシー、マルチメディアコンテンツと倫理、セキュリティポリシー、デジタルデバイド
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[SSS] 安全性研究専門委員会
安全は人類すべての願いであるが、事故で多くの損害が発生しており、これを完全に排除することが出来ない状況である。
電子情報通信学会においては、第二種研究会として、昭和62年5月より安全関係の研究専門委員会を設置し、平成10年4月より第一種研究会として、現在、
多種の安全問題を「安全性と信頼性」「安全性と経済性」「交通関係の安全性」「産業機械の安全性」「環境医療関係の安全性」等に分類して、活発な調査研究
を続けている。
しかし、現在なお、自動車事故は毎日のように発生しており、産業災害も年間の死者が2500人程度が出ている。一度に多数の死者が出る航空機事故も時々
ニュースとなり、火災その他による死者も忘れられない状況である。このように従来と同様な各種の事故が発生しているだけでなく、最近は環境医療関係でも生
命の危険となる怖れのある話題が出てきている。また、国際的にはISOの規格として、機能安全というものが取り上げられており、これは規定されるわけでは
ないが、実際問題として電子的に機能の向上を図ることで安全性を向上しようとするものである。
この意味で、安全性の向上には電子情報通信学会の関与することが増加していく情勢にあると云える。ここで、電子情報通信学会基礎境界ソサエティ内に「安全
性研究専門委員会」を設立し活動している。
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[ITS] ITS(高度交通システム)研究専門委員会
社会生活における環境,都市,防災,福祉,高齢化などの複合的な問題を解決し,より良い社会を実現するために,情報の流れ(通信ネットワーク)と車の流れ
(交通ネットワーク)を統合的に構築することが望まれています.高度交通システム(Intelligent Transport System :
ITS)は,最先端の情報通信技術を用いて人と道路と車両とを一体のシステムとして構築することにより,渋滞の緩和,輸送効率の向上,安全性の向上,環境
の保全を図る情報通信ネットワークと交通ネットワークの統合システムです.しかし,ITSの実現に必要な情報通信,航行エレクトロニクス,測位測距,ネッ
トワーク制御,情報セキュリティ,画像処理と理解などの諸技術の研究は,発表・議論の場が従来のそれぞれの分野に基づいてしまい,限られた議論しかできま
せんでした.これらの諸技術の有機的な融合と体系化はまだなされていないのが現状であり、学問的な大きな発展が望まれます.
本研究専門委員会は,これまでの個別の発表・議論の場を集約し,従来から見れば異分野の研究者・技術者の有機的な連携を促す場を提供するよう活動してまい
ります.
広範囲な分野の研究者相互の情報交換,交流を促進し,ITS技術の進展に寄与して いきたいと考えています.
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[SIS]
スマートインフォメディアシステム研究専門委員会
1980年代から急激に発展したディジタル技術によりシステムは高度化し、情報メディアシステムは複雑化の一途を歩んでいる。例えば、次世代のパーソナル
システムを考えた時、優れたヒューマンインターフェイスを含む高度な適応性・柔軟性を持つ通信システムあるいは情報処理システムを開発・実現する必要性が
あると考えられる。
このような、情報・通信処理システムは、最先端の情報処理技術や、通信処理技術を導入し、応用される領域の性質をうまく適用して開発される。そこでは、要
素技術のほかに、システム化による具体的な性能や優位性が検証され、本来の新規性・有効性が示される。このようなシステム化に関する研究成果を発表する新
しい環境を作るため、電子情報通信学会にスマートインフォメディアシステム研究会(SIS研究会)が発足した。
本研究会では、人に優しいシステム、通信や情報技術におけるシームレスシステム、柔軟性を有するソフト化システムなど、広い分野において様々な要求に適用
できる高度なシステムの設計・開発・実現を特定テーマとし、さらにそれらの実用化やスタンダード化についても議論できる場を提供している。
本研究会が目指すテーマは次のような項目である。
A.スマートパーソナルシステム
人に優しいシステム実現を目指し、柔軟なメディア認識・理解やシームレスなインターフェイス等を有する高度化システムの開発を目的とした研究分野。
B. ソフトコンピューティング
人間の脳構造や思考過程を情報処理に取り入れ、適応性・柔軟性のある情報処理を実現するための研究分野。
C. 知的マルチメディア処理システム
マルチメディア処理を対象に、適応性・柔軟性のある情報処理に基づく有効性の高い応用を検討する分野。
D. システムオンシリコン
実時間処理や極低消費電力を指向した大規模で複雑なシステム開発、適応性・柔軟性システムを実現するためのソフトウエアとハードウエアの協調設計に関する
研究分野。
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[MUMIN] 多次元移動情報ネットワーク(平
成8年7月〜平成20年6月)
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[ITC-CSCC] システムと信号処理(平成10年4月〜平成14年6
月)
今年で20回目の開催となる国際会議International Technical Conference on
Circuits/Systems, Computers and Communications
(通称ITC-CSCC)のこれまでの成功を引き継ぎ、当該分野における本ソサイエティの責任と立場を明確にし、かつ、本会議と基礎・境界ソサイエティの
さらなる発展を通じて、欧米中心になりがちな国際交流を近隣諸国にさらに拡大し、環太平洋地域での当該分野の発展に本ソサイエティが資することを目的とす
る。また、本会議を通じて本ソサイエティの存在を近隣諸国の研究者・技術者に周知する。
本学術研究集会運営委員会はITC-CSCC運営に関し以下の活動を行う。
A) ITC-CSCCの最高意思決定機関であるInternational coordination
committee(ICC)に委員を推薦する。
B) 国外開催の場合:当該年の会議実行委員会であるConference Organization Committee
(COC)にGeneral Co-Chair、Technical Program
Co-Chair、Secretaryなどを要請に基づき推薦し、主としてTechnical
Programに関する業務を支援する(会計に関する業務は原則として支援しない)。
C) 日本国内開催の場合:General Chairを決定し、COCの構成、準備ならびに開催に関してGeneral
Chairの要請に基づき支援する。
D) その他、ITC-CSCCの継続開催に関して必要な事項を担当する。
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ハイブリッドダイナミカルシステム理論とそ
の応用
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[ImQ] イメージメディアクウォリティ研究専門委員会
本研究会は、イメージメディアクオリティに関係する研究者、技術者が集まり、研究交流、情報交換、相互啓発を行い、効率のよい研究開発の促進を目的とし、
平成16年6月に設立された第二種時限研究専門委員会です。年に数回のワークショップや国際会議を企画し、関連する研究者が一堂に会して相互研鑽していま
す。
具体的には、以下のような撮像・通信・放送・蓄積・表示・印刷・生成に関するイメージメディアクオリティについて取り扱っています。
- 撮像デバイス、画像入力装置、3次元画像入力、インテリジェントセンサ
- トランスコーダ、スケーラブル符号化、QoS制御、VoIP、モバイル端末
- 地上および衛星放送システム
、デジタル放送、双方向型放送、デジタル素材伝送、立体テレビ、超高精細度テレビ
- アーカイブ、データベース、Webシステム
- 表示デバイス、表示装置、3次元ディスプレイ、ホログラフィ
- ハードコピー、印刷技術
- 画像再現、画像修復、画像蓄積、CG・CV、アニメーション、3次元画像生成
- 視覚の心理・生理、色彩論、色再現、高臨場感、感性情報
- 画像符号化、主観評価法、客観評価法、セキュリティ
- ヒューマンインタフェース、福祉
詳しくは、以下の研究会のHPをご覧ください。
http://www.ee.kagu.tus.ac.jp/imq/
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センサネットワーク時限研究専門委員会
近年、センサ、プロセッサ、通信機能を備えた微少のセンサデバイスを情報通信ネットワークで多数結ぶことでセンシングの高度化を図るセンサネットワークが
注目 されている。センサネットワークは、商品管理、物流、運輸、救助、セキュリティ、環境等
の様々な分野での応用が期待されている。本研究専門委員会は、センサネッ
トワークの要素技術であるセンシング、情報理論、情報伝送・検出、信号処理、ネットワーク等について多角的に論じ、今後の発展方向について幅広く論じるこ
とを目的 としている。
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技
術者教育と優良実践研究専門委員会
本研究会の主な目的は,
1. JABEE認定されたプログラム側が積極的に優良実践(GP, good practice,優れた取組み)の例を開示
2. 教育目標や科目目標の達成に向けたアセスメント・評価の工夫例を発表
3. 海外の教育事例調査を報告
4.
プログラムの質向上に向けた研究発表
などであり,教育方法やJABEEシステムのさらなる改善の可能性に結びつけるための「情報交換の場」だけでなく,プログラム側の教員に対す
る「FD活動
の場」として貢献することを意識しております。
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