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第41回 福祉情報工学研究会

更新:2008年3月25日
電子情報通信学会 福祉情報工学研究会 (WIT)
専門委員会の役職と氏名
  • 委 員 長:中山 剛
  • 副委員長:樋口 宜男, 渡辺 哲也
  • 幹 事:西本 卓也, 河野 純大
  • 幹事補佐:今井 篤, 竹内 晃一
開催概要
テーマ

福祉情報工学一般

日程
  • 研究会1日目:2008年 3月22日(土) 10:00~14:25
  • 研究会2日目:2008年 3月23日(日) 10:20~17:00
会場

(財)北九州学術研究都市 産学連携センター(北九州市)中研修室

  • 住所

    〒808-0135 北九州市若松区ひびきの2番1号

  • 交通
    • JR折尾駅・黒崎駅から路線バスにて「学研都市ひびきの」バス停下車
  • アクセス
情報保障

本研究会では視覚や聴覚等に障害がある方でも参加・発表できるように情報保障を行っております。
1日目と2日目の全発表(特別講演を除く)について手話通訳を行いました。

備考

本研究会は電子情報通信学会HCGシンポジウムの一環としての開催
(北九州学術研究都市にて電子情報通信学会2008年総合大会と連続開催)です。
総合大会における福祉情報工学関連セッションは以下の通りです。
3月21日(金)13:00-17:00 北九州市立大学 N102 号室

HCGシンポジウムでは傘下の4研究会(HCS, HIP, MVE, WIT)と2つの第2種研究会(WI2, BICT)および1つの第3種研究会(CM)が同時開催です。 また3月22日(土)15:00より藤幡正樹氏(東京芸術大学)および三浦佳世氏(九州大学)の招待講演を、 3月23日(日)12:00より昼食懇親会およびヒューマンコミュニケーション賞贈呈式を行いました。

発表時間は20分、質疑応答は5分で実施しました。
3月22日(土)お昼休みに研究専門委員会を開催しました。

研究会1日目:2008年 3月22日(土) 10:00~14:25

3月22日(土)午前 : セッション1(10:00~12:05)

(1) 視覚障害者の歩行誘導を目的とした音声による距離呈示に関する研究 (WIT2007-90)

  • 発表者:和田親宗(九工大)
  • 著者名:和田親宗・永島裕二(九工大)

(2) 視覚障害者用スクリーンリーダのフォネティック読みに関する研究 ~中学生の利用を考慮した説明単語の選定~ (WIT2007-91)

  • 発表者:渡辺哲也(特総研)
  • 著者名:渡辺哲也(特総研)・佐々木朋美・青木成美・永井伸幸(宮教大)

(3) 視野狭窄状態における視線追跡実験 (WIT2007-92)

  • 発表者:杉森公一(金城大)
  • 著者名:杉森公一・木村 剛・川辺弘之・下村有子(金城大)

(4) 視覚障害者向けデジタル放送受信提示システムとアクセシビリティ評価 (WIT2007-93)

  • 発表者:坂井忠裕(NHK技研)
  • 著者名:坂井忠裕・半田拓也・松村欣司・大槻一博・御園政光・森田寿哉・鹿喰善明・伊藤崇之(NHK技研)・伊福部 達(東大先端研)

(5) 触覚ディスプレイにおける点字の提示手法 (WIT2007-94)

  • 発表者:半田拓也(NHK)
  • 著者名:半田拓也・坂井忠裕・御園政光・森田寿哉・伊藤崇之(NHK)

3月22日(土)午後 : セッション2(13:10~14:25)

(6) 視覚障害者のための身体運動学習支援システム (WIT2007-95)

  • 発表者:出原立子(金沢工大)
  • 著者名:出原立子・伊藤孝文・大杉勇介・高井雄大・青木 隆・永瀬 宏(金沢工大)

(7) 拡大教科書作成のための文脈構造を考慮したレイアウト最適化 (WIT2007-96)

  • 発表者:辰巳 格(奈良先端大)
  • 著者名:辰巳 格・波部 斉・木戸出正継(奈良先端大)

(8) 高齢者の生活管理を目的とした様々な視点からの動作画像列認識 (WIT2007-97)

  • 発表者:西牧悠史(奈良先端大)
  • 著者名:西牧悠史・浮田宗伯・木戸出正継(奈良先端大)

3月22日(土) (15:00~17:00)

(特別講演) HCG特別企画『芸術とコミュニケーション』

『芸術とコミュニケーション』をテーマに2件の特別講演を行いました。

「メディアからの眺め」藤幡 正樹 氏(東京芸術大学)
要旨:コミュニケーションのあり方を分析考察し、それを意味内容(コンテンツ)と、 それを伝達する媒体(メディア)に分解する考え方が主流であるが、それは過去の メディアを考察した場合にかぎる。絵画を画材(キャンバスや絵の具)と画題に 分解しても、その画題がどのようにして描かれ、それがなぜそう扱われたのかは 理解することはできないだろう。そこには筆を持った画家が呼吸をしながら 過ごした時間が含まれている。過程に注目するとともに、メディアそのものが コンテンツとなることが芸術(創造)であることを理解する必要がある。

「絵画の中の視線・鑑賞者の視線」三浦 佳世 氏(九州大学)
要旨:進化論的には本来、隠すべき視線を、人はコミュニケーションの 手段として利用することを選択した。したがって、曖昧で多義的な視線情報に 対し、私たちはすばやく正確な判断を下すことができる。このことは絵画の中の 視線にも適用される。ここでは、浮世絵を用いた心理学実験をはじめ、芸術に おける視線をめぐる話題を提供し、作品とそれを見る鑑賞者との コミュニケーションについて考える機会としたい。

会場:大研修室

研究会2日目:2008年 3月23日(日) 10:20~17:00

3月23日(日)午前 : セッション1(10:20~12:00)

(9) 介護施設におけるビデオ映像を用いた介護計測の提案 ~ 計測支援システムの検討 ~ (WIT2007-98)

  • 発表者:松村菜穂美(福井大)
  • 著者名:松村菜穂美(福井大)・高橋 勇(北里大)・小倉久和・黒岩丈介・小高知宏・白井治彦(福井大)

(10) 高齢者用リハビリテーション支援システムのユーザーインターフェース評価 (WIT2007-99)

  • 発表者:藤村 誠(長崎大)
  • 著者名:藤村 誠・木滑智美・丸田英徳(長崎大)・高島秀敏(高島脳神経内科)・今村弘樹・黒田英夫(長崎大)

(11) カメラとモニタ導入に伴うグループホーム介護者の負担感に関する研究 (WIT2007-100)

  • 発表者:杉原太郎(北陸先端大)
  • 著者名:杉原太郎・藤波 努(北陸先端大)・中川健一(フリーランス)

(12) 対話型モーションコントロールによる着座支援装置に関する研究 ~介護者の負担軽減率~ (WIT2007-101)

  • 発表者:池本友洋(九共大)
  • 著者名:池本友洋・古井英明・内冨昭三(九共大)

3月23日(日) (12:00~13:30)

昼食懇親会(HC賞贈呈式)

3月23日(日)午後 : セッション2(13:30~15:35)

(13) 車椅子の正しい操作方法の注意喚起システムの試作 ~視聴覚刺激の利用~ (WIT2007-102)

  • 発表者:泉 隆(北海道東海大学)
  • 著者名:泉 隆(北海道東海大学)・松下英史・小島孝郎・杉原俊一(札幌秀友会病院)・田中敏明・井野秀一・伊福部 達(東大先端研)

(14) 再帰的画面分割を用いた肢体不自由者向けポインティング補助手法の開発と評価 (WIT2007-103)

  • 発表者:遠藤 光(岩手県立大)
  • 著者名:遠藤 光・伊藤久祥・伊藤憲三(岩手県立大)

(15) リアルタイム音声画像化処理に基づく発話訓練システムの構築 (WIT2007-104)

  • 発表者:上田裕市(熊本大)
  • 著者名:上田裕市・松雪貴史・米倉達郎・坂田 聡(熊本大)

(16) 人工内耳システムのためのW-SPEAK方式の提案と評価シミュレータの設計 (WIT2007-105)

  • 発表者:佐藤正幸(熊本県技短)
  • 著者名:佐藤正幸(熊本県技短)・生山雅人・錦戸 暖・豊島広紀・坂田 聡・上田裕市(熊大)

(17) 難聴者のための,会議における発言聴取支援システム (WIT2007-106)

  • 発表者:佐々木智章(名大)
  • 著者名:佐々木智章・松本哲也・竹内義則・工藤博章・大西 昇(名大)

3月23日(日)午後 : セッション3(15:45~17:00)

(18) 見真似発音練習システムのための口唇動作CGアニメーション (WIT2007-107)

  • 発表者:一ノ瀬 峻(久工大)
  • 著者名:小田まり子・一ノ瀬 峻(久工大)・小田誠雄(福工大)

(19) 音声認識による会議情報保障支援に対する聴覚障害者の心的負担の分析 (WIT2007-108)

  • 発表者:織田修平(NTT)
  • 著者名:織田修平・水島昌英・古家賢一・片岡章俊(NTT)

(20) 左右の手型が異なる日本手話単語(タイプIII)に現れる手型について (WIT2007-109)

  • 発表者:原 大介(愛知医大)
  • 著者名:原 大介(愛知医大)・神田和幸(中京大)・木村 勉(豊田高専)
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