「『身体,あそび,コミュニケーション』およびコミュニケーション一般」発表募集
コミュニケーションを「繋がり」として捉えてみると,繋がる接点/接面には「あそび」が必要であることが近年わかってきています.音声対話では話者交替の際の時間的幅が話者間のインタラクションに重要な役割を担っていますし,手話においても「渡り」と呼ばれる動きが意味解釈に強く影響してくることが明らかになっています.さらに二者間での身体的なインタラクションにおいても,相互の身体行為が行われる中に「あそび」として一見無意味な動きが観察されることがありますが,実際にはその動きこそが相手に対する予期的な手掛かりとなっている可能性があります.
本ワークショップでは,こうした意味としての「あそび」に着目し,コミュニケーションにかかわる身体の問題について発表・議論する場を提供します.
娯楽や余興としての「あそび」ももちろん範疇に含みますし,適度なゆとりとしての「あそび」に着目することで,心と身体の間,自己と他者との距離感,操作者とアバターとの隙間,セラピストと患者の関係などの様々な問題も含まれます.
なお,HCS研究会幹事団および運営委員の中で構成されるプログラム委員会において,発表の可否を判断する場合がございますので予めご了解ください.
また,昨年に引き続き合宿形式のワークショップとして行います.
参加者間の交流を深めるために,原則として宿泊(男女別相部屋)・懇親会の手続きはHCS3月ワークショップ事務局がまとめて行う予定ので,予めご了解ください.
発表・参加登録や宿泊・懇親会等に関する詳細は,ホームページにて近日中に掲載します.
2つの発表形式で募集します.
『身体,あそび,コミュニケーション』という問題について,本学会の研究会原稿フォーマット2ページ以内にまとめます.
原稿では,発表者の研究分野や専門・活動領域における「コミュニケーションの身体」の位置づけを明確にしてください.その上で,当該領域における身体の「あそび」に関する研究マップや現在の問題点,今後の方針・方向性などについて自由にご記述ください.
なお,この原稿は研究会誌に掲載されますが,HC賞の候補対象とはなりません.
ポジションペーパーの頁数は1件2枚以内.発表時間は15分(質疑応答込み).
『身体,あそび,コミュニケーション』およびコミュニケーション一般というテーマに沿った内容で,本学会の研究会原稿フォーマット6ページ程度でまとめます.
発表時間は30分(質疑応答込み).
研究会発表申込システムにて、2012年1月18日までにお申し込み下さい。発表申込はこちら
3/4−5には,ヒューマンインタフェース学会コミュニケーション支援専門研究会の連続開催も計画されておりますので,合わせてのご参加をお待ちしております. http://sig.his.gr.jp/sigce/