2021年8月研究会のご案内

日時: 2021年8月26日(木) 午前

会場: オンライン開催

テーマ: モード多重技術の進展およびIEEE, OIF標準化動向

概要:

 従来ファイバにおける伝送容量限界の打破を目指して、空間分割多重(SDM)用光ファイバおよび伝送技術の研究開発が加速しています。最近では、SDMの実用化に向けて、標準外径マルチコアファイバの量産化や標準化に向けた検討が進められています。これと並行して、SDMの高密度化の観点から、数モードファイバあるいは非結合型マルチコアファイバを用いたモード多重技術に関しても高い関心が寄せられています。近年、モード多重の中核となるMIMO信号処理のリアルタイム動作、MIMOの負担軽減に向けたモード遅延の制御、および増幅器、モードスイッチ等の要素技術が着実に進展を重ねています。今回の研究会では、モード多重伝送の基盤技術に関する最近の進展について、この分野を牽引する国内の研究者にご講演頂きます。研究会の後半では、標準化動向に関して、昨年8月の研究会(ITU-T,IEC)に続き、IEEE802.3, OIFの動向をご紹介頂きます。多数の皆様のご参加をお待ちしております。

プログラム:

座長:廣岡 俊彦 (東北大学)
09:15-09:20開催挨拶
森田 逸郎 EXAT委員長
09:20-09:45【招待講演】「実時間MIMO信号処理回路を用いたモード多重伝送実験」
別府 翔平, 吉兼 昇 (KDDI総合研究所)
09:45-10:10【招待講演】「フレキシブルモード多重ネットワーク実現を目指した空間単一次元光モードスイッチ」
姜 海松, 浜本 貴一 (九州大学)
10:10-10:35【招待講演】「結合型マルチコアファイバ増幅技術」
坂本 泰志(1), 和田 雅樹(2), 青笹 真一(1), 今田 諒太(1), 中島 和秀(1) (1:NTTアクセスサービスシステム研究所, 2:NTT東日本)
10:35-11:00【招待講演】「結合型マルチコアファイバにおけるモード分散制御」
齊藤 晋聖 (北海道大学)
休憩10分
座長:久保田 寛和 (大阪府立大学)
11:10-11:35【招待講演】「Beyond 400G光トランシーバの標準化動向」
曽根 由明 (NTT未来ねっと研究所)
11:35-12:00【招待講演】「IEEE802.3 最新標準化動向-Beyond 400G SGほか」
磯野 秀樹 (富士通オプティカルコンポーネンツ)

参加申込:

問い合わせ先

幹事 林 哲也(住友電工)
	E-mail:	exat-contact@mail.ieice.org

Last-modified: 2021-08-20 (金) 14:56:27