第11回バイオメトリクスと認識・認証シンポジウム

The 11th Symposium on Biometrics, Recognition and Authentication

最新情報
  • 2021/11/30 SBRA2021は終了しました。ご発表・ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
  • 2021/11/26 参加登録をされた皆様にSBRA2021への参加方法についてのメールを送信しました.参加登録をしたけどメールが届いていない方がいらっしゃいましたらSBRA2021実行委員会(biox-sbra2021@mail.ieice.org,@を半角にしてください)まで連絡してください.
  • 2021/11/19 「発表について」を更新しました.
  • 2021/11/08 「スポンサー募集」を締切りました.
  • 2021/09/30 「発表申込」および「参加登録」のページを公開しました.
  • 2021/08/25 「スポンサー募集」のページを更新しました.
  • 2021/08/25 開催形態がオンラインのみに変更となりました
  • 2021/03/19 「スポンサー募集」のページを更新しました.
  • 2020/10/21 ホームページを立ち上げました.
開催案内

第11回バイオメトリクスと認識・認証シンポジウム

概要

日時:2021年11月29日(月)~30日(火)
会場:オンライン
参加登録料:無料(要事前申込)

開催形態

オンライン

締め切り(予定)
  • 発表申し込み:2021年10月25日(月)11月5日(金)←延長しました!
  • 原稿投稿:2021年11月15日(月)11月19日(金)←延長しました!
  • 参加申し込み:2021年11月24日(水)
参加登録料

無料(要事前申込)

会場

オンライン

招待講演

バイオメトリクス利用の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)
岸本 充生 先生(大阪大学)
Real or Fake? フェイクメディアの生成と検出,インフォデミックの 克服に向けて
越前 功 先生(国立情報学研究所)

チュートリアル
  • 日時:11月29日 AM
  • テーマ:「深層学習による顔認証の実践」
  • 講師:河合洋弥(東北大学) 高橋巧一(日本電気株式会社)
  • 概要:顔認証のアルゴリズム解説と, Google Colabを使った実践的なコード解説を行う
主催

電子情報通信学会 バイオメトリクス研究専門委員会 (BioX)

スポンサー

日本電気株式会社
株式会社日立製作所
株式会社KDDI総合研究所
富士通株式会社
一般社団法人日本自動認識システム協会

招待講演

Real or Fake? フェイクメディアの生成と検出,インフォデミックの克服に向けて

越前 功 国立情報学研究所 情報社会相関研究系

高性能なセンサを内蔵したスマートフォンの普及により,他人の顔や音声,さらには指紋や虹彩といった膨大な生体情報が,撮影や録音を経て,サイバー空間に共有されることで,プライバシーの侵害だけでなく,生体認証の突破といった脅威が指摘されている.さらに,これらの高品質な生体情報を学習データとして用いることで,ディープフェイクを始めとした高品質なフェイクメディアの生成が容易になっており,社会に恐怖や混乱を引き起こす不確かな情報の氾濫「インフォデミック」が危惧されている.本講演では,このような脅威を概説するとともに,講演者らが取り組んできた,サイバー空間における生体情報の流通を,本人の意思に応じて制御する技術や,講演者らがJSTの戦略事業 (CREST)のもとで現在進めている,フェイクメディアの生成・検出技術をはじめとした「インフォデミックを克服するソーシャル情報基盤技術」を紹介する.

バイオメトリクス利用の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)

岸本 充生 大阪大学 データビリティフロンティア機構

バイオメトリクスは日常生活の様々な場面で実用化され、便利さを与えてくれる反面、しばしばネガティブな側面にも注目が集まる。特に顔認識技術の警察による利用は、迅速な犯人逮捕に貢献する一方で、プライバシーや差別、自律性といった問題により、利用を制限する法規制や条例が提案されている。本講演では、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)という考え方を切り口に、具体的なケースも踏まえて、海外および国内の議論の動向を概観する。また、既存技術の新たな用途も次々と探究され、感情認識を始めとする派生技術も次々と開発されていく中で、研究開発や社会実装側に求められるガバナンスのあり方についても提案する。

特別講演

安全・安心な東京2020大会の実現をサポートしたNECの顔認証システム

水口 喜博 日本電気株式会社 東京オリンピック・パラリンピック推進本部 本部長

未だ収束が見えない世界的なコロナウィルス感染症のなか,無観客を前提とする未曾有の状況下で開催された東京2020大会.我々NECは,東京2020大会の成功をテクノロジーで支えること,また,その先にレガシーとして社会に残る資産の創出をめざし,安全・安心の確保を最優先の課題として,世界一の照合精度を誇る顔認証技術など,さまざまなテクノロジーを通じてサポートを行った.本講演では,東京2020大会で採用されたNECの顔認証システムについて,大会でどのように用いられたかを紹介するとともに、顔認証という技術がどのように受け入れられ、オリンピック・パラリンピックで活用されるに至ったかという点について紹介する.