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2013年ソサイエティ大会 †シンポジウムセッション「高速大容量スモールセル化時代のためのアンテナ・伝搬・システム技術」 †
提案趣旨 †更なる通信速度の高速化・システム通信容量の増大化の流れの中で,より一層の周波数利用効率の向上が期待されている.通信速度の高速化についてはこれまでにもMIMO技術の検討が進められ大きな成果が創出されているが,更なる通信速度の高速化を目指したMassive MIMO等の技術が登場している.又、これらの技術検討に並行してキャリア周波数の高周波数化,更なる広帯域化の検討も進められておりスモールセル化の流れも進んでいる.一方,システム容量の増大化についてもヘテロジーニアスネットワーク等の検討が盛んに進められており,ピコセルやフェムトセル等の小セルと従来のマイクロセル、マクロセルとの周波数共用検討が技術課題として上げられている.本シンポジウムではこのような背景を踏まえて,将来の通信システムに必須とされる高速大容量通信技術,スモールセル化技術,周波数共用技術を実現するためのアンテナ,伝搬,アンテナシステムに関する最新の研究について講演を公募し,研究開発の現状と今後の展開について議論する. 開催報告 †将来の通信システムに必須とされる高速大容量通信技術,スモールセル化技術,周波数共用技術を実現するためのアンテナ,伝搬,アンテナシステムに関する最新の研究に関するシンポジウムを公募した.その結果,10件の応募があった.本シンポジウムでは,アンテナ,伝搬,システムからバランスよく発表が集まり,スモールセルにおける基地局アンテナの要求条件や,セル間干渉で問題となる屋内侵入損,Massive MIMOの構成法や干渉除去法の検討など広い範囲でスモールセルを実現するための研究課題が議論された.当日は,台風の影響により,参加者の欠席や聴講者の減少が懸念されたものの,全ての発表が無事行われた.また,会場では常に40-50名以上聴講者が集まり,質疑等も活発に行われた.よって,本企画の目的は十分達成されたと考えられる. 2013年総合大会 †シンポジウムセッション「無線電力伝送の高効率化の実現に向けたアンテナ・伝搬、デバイス、システム技術」 †
提案趣旨 †無線電力伝送は,従来から放射波を用いた遠方界方式及び近年注目されている電磁誘導や近傍界の結合を利用した近傍界方式があるが,近傍界方式の無線電力伝送は,高い伝送効率が実現できる可能性が示されているため,携帯用電子機器や電気自動車などの充電への応用に大きく期待されている.一方,マイクロ波送電方式は従来の衛星からの送電等の用途以外にも伝搬距離や位置精度におけるメリットを生かした新たなアプリケーションへの適用が期待されている.しかしながら,これらの無線電力伝送の効率は,送受信アンテナ,伝搬環境,整流回路などの要素に強く依存するため,安定した高効率の電力伝送を実現するためには,環境変化に強い送受信アンテナとその伝送路の設計や,環境変化に自律的に適応できる無線電力伝送システムと制御技術の開発が重要な研究テーマである.本シンポジウムではこのような背景を踏まえて,無線電力伝送の高効率化の実現するために行われてきたアンテナ,伝搬,給電回路の設計,制御技術に関する最新の研究について講演を公募し,研究開発の現状と今後の展開について議論する. 実施報告 †無線電力伝送の高効率化の実現するために行われてきたアンテナ,伝搬,給電回路の設計,制御技術に関する最新の研究についてシンポジウム講演を公募した.その結果,19件という多数の応募が集まった.本シンポジウムでは,遠望界,近傍界を利用した無線電力のアンテナや整流回路,システムなどを対象に,理論解析や電磁界の数値解析,実験などの多方面から無線電力伝送の高効率化について広範囲で議論が行われた.会場では二日間にわたって常に40-50名以上聴講者が集まり,質疑等も活発に行われた.本企画の目的は十分達成されたと考えられる. |