一般社団法人電子情報通信学会東京支部

2026年度支部長挨拶

2026年度東京支部長 酒井 淳嗣

2026年度東京支部長 酒井 淳嗣

平素より、電子情報通信学会東京支部の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

論文はネットで読め、講演は動画で聴け、AIはさまざまな問いに答えてくれる——そんな時代に、学会の支部活動にはどのような意義があるのか。私はあらためて、そのことを考えています。

私自身、「知る」ことと「気づく」ことは異なると感じています。研究発表の場に自ら立ち、質問を受けて初めて得られる気づきがあります。対面で交わす何気ない会話から、次の発想が生まれることがあります。教科書や論文で学んだ技術が実装された産業設備や社会インフラを自分の目で見て、初めて腑に落ちること、技術のすごさを体感することがあります。こうした「自ら参加し、体験することでしか得られない気づき」——これこそが、地域に根ざした学会支部が届けられる、かけがえのない価値ではないでしょうか。

こうした考えのもと、2026年度の東京支部では、次の取り組みに力を入れてまいります。

第一に、講演会や施設見学会、教育イベントなど、関係機関の皆さまのご協力を得つつ、現場でこそ得られる体験を届けるイベントの充実です。現地開催を基本としつつ、ハイブリッドやオンラインも柔軟に活用し、より多くの方にご参加いただける形を追求します。

第二に、次世代を担う若い世代への支援です。学生研究発表会の現地開催をはじめ、ジュニア会員や学生の皆さんが自ら発表し、体験し、学びを深める機会を広げてまいります。

第三に、時代に合わせた情報発信の工夫です。支部の活動をより多くの方に届けられるよう、発信のしかたそのものも見直していきます。

東京支部の活動が皆さまにとって、実りある出会いと学びの場となるよう取り組んでまいります。その実現に向けて、あたたかいお力添えを賜れれば幸いです。