2025年度支部長挨拶

2025年度東京支部長 澁谷 智治
平素より、電子情報通信学会東京支部の活動にご理解とご協力を賜りまして誠に有難うございます。
電子情報通信学会東京支部では、東京・神奈川・山梨・埼玉・茨城・千葉・栃木の1都7県にお住いの会員の皆様に向けて活動と研鑽の場をご提供するイベントや、本会会員を含む幅広い皆様への情報提供と交流のためのイベントを開催しています。また、小学生から高校生に至る若い世代に電子情報通信技術の可能性と学びの楽しさを伝える各種イベントをサポートすると共に、学生の学会活動を活性化するイベントなども企画しながら、次世代人材の裾野を広げる活動も行っています。
新型コロナウィルス感染症へ対応する中で培われた様々なICT技術は、私たちの働き方だけでなく、情報の発信や受け取り、共有する手段にも大きな変革をもたらしました。これは、本支部の活動やサービスの展開を考える上でも大きな力となり、オンライン/ハイブリッドによるイベントの開催など、参加者の皆様にとってより利便性の高い実施形態の模索を続けております。
このような中、本支部の企画するシンポジウム・講演会では、電子情報通信分野の最先端技術に関する関連企業の取り組みや、地域の課題に対して研究開発を通じて挑む企業の活動など、電子情報通信技術の今に触れることのできる鮮度の高い情報を提供しています。また、情報通信を支えるインフラの舞台裏を訪ねる見学会を開催し、普段は非公開の施設や設備を目の当たりにする貴重な機会を会員の皆様と共有しています。これらの企画の一部は数年前から継続して実施・開催されており、研究開発に携わる皆様からも大変好評をいただいております。
また、本支部が力を入れている活動のもう一つの柱が、これからの科学技術を支える次世代人材の育成です。地域の教育機関や企業などが実施する小・中学生向けの科学教室やものづくり体験教室に対し、本支部は長年にわたって支援を続けてまいりました。SSH校と連携した教育イベントでは、電子・情報・通信分野における先端研究を、本支部の委員が高校生に向けて直接紹介いたしました。さらに、本会学生員のうち高専生・大学生・大学院生が相互の親睦と研究の活性化をはかる機会とするため、研究発表会の実施や講演会の開催なども行っています。
そして、今年度からは、「女子中高校生とその保護者に向けた特別授業」を新たに実施いたしました。我が国において理工系を志す女性の割合は、他のOECD諸国と比較して著しく低いことが知られています。女子生徒が安心して理工系大学への進学や理工系分野のキャリア選択を行えるよう、その環境を整えることも本支部の使命であると考えています。
このように、本会の「理念」である「健全なコミュニケーション社会の形成と豊かな地球環境の維持向上」に本支部として貢献するため、電子情報通信および関連する分野の学術の発展と産業の興隆、人材の育成を続けております。皆様からのご期待に応えるべく、今後もこれらの活動を促進してまいりたいと存じます。皆様からの更なるご指導とご協力をよろしくお願い申し上げます。
