高校生の皆さんは今、学校で「総合的な探究の時間」に取り組んでいると思
います。これは、単に知識を学ぶだけでなく、自ら課題を見つけ、問いを立
て、情報を集め、考察し、まとめ、発信する力を育む学びです。未来を切り拓
くために必要な主体的な学びと行動力を磨く、大切な時間です。
さて、皆さんの探究活動で得た成果は、教室の中だけで終わらせるにはもっ
たいないものです。自分の興味を追求して考え抜いた内容を、ぜひ学校の外へ
発信してみませんか?
その一つの方法が「学会での発表」です。たとえば、情報技術やAI、通信、
ロボット、IoTなどに関心がある人におすすめなのが、本会である「電子情報
通信学会」での発表です。本会は、日本を代表する学術団体の一つであり、大
学の研究者や企業の技術者が多数所属し、最先端の技術や知見を共有していま
す。
本会では、高校生をはじめ、小学生や中学生らにも研究成果を発表できる場
を設けています。毎年3月の総合大会では「ジュニア&学生ポスターセッショ
ン」が開催され、自分が探究したテーマをポスターで発表できます。全国から
多くの高校生が参加し、大学の先生や企業の研究者から直接フィードバックを
もらって内容を深めています。また、優秀な発表には賞が授与されます。
自分の研究に専門的な意見をもらえるだけでなく、他の高校生や大学生、研
究者たちの発表に触れることで、新しい視点を得られたり、将来について考え
るきっかけになったりもします。理工系の進路を考えている人にとっては、進
学や研究活動への大きなステップになるでしょう。
また、こうした発表経験は大学入試(総合型選抜)でも高く評価されます。
自分で問いを立てて調べ、発表までやり遂げた経験は、他の人にはない「自分
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「総合的な探究の時間」を
活かして学会発表に挑戦!
の強み」としてアピールできます。
電子情報通信学会での発表は、探究活動で身につけた力を実際に発揮し、形に
する絶好の機会です。発表というと少し緊張するかもしれませんが、大切なのは
「うまく話すこと」ではなく、「自分の学びや成果を自分の言葉で伝えること」
です。
ぜひ、自分の探究の成果を外の世界へ発信してみてください。皆さんの一歩
が、新しいつながりや未来への扉を開くきっかけになります。
(東京都市大学 田口 亮)
◆高校生ジュニア会員が学会発表にチャレンジした様子を会誌で紹介しています。
「ジュニア会員の活動及び取組み」(Vol. 107, No. 6, 546-548, 2024)
◆2025年の様子、受賞者はこちらから
ジュニア&学生ポスターセッション受賞者一覧
◆2026年の総合大会でも開催決定★ 会員なら発表、聴講ともに無料です!
「2026総合大会ジュニア&学生ポスターセッション」