この記事を読んでいる皆さんは学会というものになんとなくイメージを持っている
でしょうか。もしかしたらすでに学会で発表したことがある方もいるでしょうし、こ
から参加してみようと思っている方や、逆に全くイメージがわからないという方もいる
と思います。今日はジュニア会員や学生会員の皆さんに学会を身近に感じてもらえ
る話をしようと思います。
まず、電子情報通信学会のLINE画面を見てください。最新の情報にジュニア&
学生ポスターセッション」という文字が見つかると思います。これは言葉の通り、この
記事を読んでくださっている皆さんがメインのイベントになります。去年の実績を例
に挙げると、なんとこのイベントだけで190件を超える研究発表がありました。その
うちの約35%の発表がジュニア会員世代の方によるものでした。内容も身近なト
ピックから医療、伝統継承、宇宙など多岐にわたっていました。中には生成AIを活
用したような大人顔負けの研究もありました。特に驚いたのは、若い世代の柔軟な
発想力です。私も凝り固まった思考が皆さんのお陰で少し柔らかくなったように感じ
ました。
そんなジュニア学生ポスターセッションですが、なんと発表参加費も聴講参加費も
無料! つまり、行ってみようかなと思えば学会参加への第一歩を簡単に踏み出せて
しまいます。
では、学会に参加するとどんなメリッ
があるのでしょうか? 第一に挙げられ
るのは、新しい世界に触れられることで
す。普段の生活で話す機会のない研
者や全く異なる考え方を持つ同世代と
話すことで、自分の考え方や興味の
がぐっと広がる可能性があります。また
似たような考え方でもそんな観点もあ
のか! という気付きもあるでしょう。
第二に、自分の考えを誰かに伝えるこ
学会って参加できるの?
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とができます。これは発表者が自分の研究についての考えを伝えることはもちろん
のこと、聴講者にとっても発表を聞いて感じた疑問などを伝えてお互いに理解を深
めることができ、その結果思いがけないフィードバックや新しいアイデアへと繋がる
ことも期待できます。他の人と意見を交わす楽しさにも気づけるかもしれません。
第三に、未来に繋がるきっかけを得ることができます。誰かと話すことや関わる
とで、研究のアイデアが広がるだけでなく、思いがけないきっかけにもなります。例
えば、ある学生が学会で知り合った先生の研究内容に興味を持ったことをきっかけ
に大学に進学し、その後その先生との共著論文が国際学会で賞を受賞したという
エピソードもあります。学会で知り合った友達とまた次の学会で会えるかもしれな
いという楽しみにも繋がります。
このように学会に参加すると
いうのは身近な気づきだけでな
く、しばらく先の未来の糧として
など色んな形で役に立つことで
しょう。
どうでしょうか。メリットがあることはわかったし無料で参加できることもわかった。
となってくれていると嬉しいです。「でも、結局どんな感じかよくわからない」そ
思ったあなたに朗報です。ジュニア&学生ポスターセッションは「ちょっと見てみる
だけ」でも大歓迎です! まずはLINEのリンクから概要ページを開き、気になるポイ
ントをチェックしてみてください。小さな疑問は新たな一歩に、小さな一歩は新たな
扉の入口にあなたを導いてくれることでしょう。そしてイベントに参加した際にはぜ
ひ「新たな世界」と「交流する楽しさ」を体験してみてください! 学会は皆さんに
とって、未来への扉を開く場になるはずです。
(東京都立大学 田さやか)
ジュニア&学生向けイベント
https://www.ieice.org/jpn_r/activities/taikai/general/2025/ps.html