IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第42弾~

聴講
無料

主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

新エレクトロニクスが創る近未来社会

天野 浩(名古屋大学 教授)

【開催日時】2023年9月6日(水)16:00~17:00

講演内容

 GaNによる青色LEDの実現は、携帯電話・スマートフォンやLED照明の普及の原動力となった。高効率化による省エネに加えて、システムの小型軽量化が社会実装を大きく促進させたと言える。この例が示すとおり、新エレクトロニクスの創成は社会を大きく変革させる。本講演では、今後期待される新エレクトロニクスとそれがもたらすであろう近未来社会システムの可能性について議論する。

藤井俊彰 情報・システムソサイエティ会長からの紹介文

 天野浩先生は、窒化ガリウム(GaN)による青色発光ダイオード(LED)の開発の業績により2014年にノーベル物理学賞を受賞されており、電子情報通信に関わる方で知らない方はいらっしゃらないでしょう。青色LEDの実現により、携帯電話・スマートフォン、LED照明が急速に普及し、社会に多大なるインパクトを与えたように、「新エレクトロニクスの創成」により社会が大きく変革する様子を私たちは目の当たりにしてきました。また一方、窒化ガリウムは近未来における省エネ・パワー半導体としても期待されており、高効率化による省エネ、システムの小型軽量化の実現により、再び社会が大きく変革する可能性を秘めています。
天野先生は、その卓越した業績はもとより、現在も名古屋大学教授として活躍する現役の研究者・教育者でもあり、日々大学で多くの学生への指導も行っていらっしゃいます。
本講演では、これまでのご研究の紹介に加え、今後期待される新エレクトロニクスや、その技術による近未来社会システムの変革の可能性についてお話いただきます。また現役の大学教授としての観点から、若手研究者、学生に向けたメッセージもお願いしておりますので、幅広い方々にとって示唆に富んだお話をいただけるものと思います。

講師略歴

天野 浩

天野 浩

名古屋大学で1989年工学博士の学位取得。1988年名古屋大学工学部助手、1992年名城大学理工学部電気電子工学科講師、助教授、材料機能工学科助教授、教授。2011年名古屋大学大学院工学研究科教授、2015年未来材料・システム研究所、未来エレクトロニクス集積研究センター長、現在に至る。2014年ノーベル物理学賞を故赤﨑勇教授、中村修二教授とともに受賞。