IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第39弾~
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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会
光通信システムの実用化への挑戦を振り返って
三木 哲也(電気通信大学名誉教授)
【開催日時】2023年7月6日(木)15:00~16:00
講演内容
NTT入社後、1974年から研究所にて携わった黎明期の光ファイバ伝送の研究とそれをベースとしたNTT通信網に最初に導入したF-32M/F-100M光伝送システムの開発について最初に振り返る。その後1980年代から1990年代に行った、将来の広帯域通信サービスを夢みて挑戦した家庭までの光ファイバ化FTTH (Fiber To The Home)の研究開発、および通信網の全光化への挑戦であるフォトニックネットワークの研究経験について振り返る。これらの光通信システムの研究開発を通して、新技術の研究とそれを社会に役立つシステムとして実用化する過程で得た教訓を述べる。
笠原正治 通信ソサイエティ会長からの紹介文
三木哲也先生は、情報通信技術においてアナログからディジタルの変革期にディジタル通信技術の研究開発を、長距離伝送技術の先駆けとして光ファイバ伝送技術を、高速大容量通信の需要が高まる中でブロードバンド通信や光アクセス技術、WDM伝送技術の研究開発を先導されるなど、日本の情報通信の根幹を支える伝送技術の研究開発に長年携わってこられ、多大な研究開発成果を残されました。また企業・大学で多くの要職を歴任され、学会活動におかれましても本会・副会長、通ソ会長、IEEE ComSoc 副会長を務められるなど、産学にわたって情報通信分野の発展に大きく貢献されてこられました。大学を定年退職された後もさまざまな活動にご尽力され、直近では本会・会誌の2023年4月号小特集 「「今、だからこそ!」電子工作のすすめ」におきまして小特集編集チームリーダーを務められるなど、今なお現役でご活躍され、私達後進に対してご指導を頂いております。今回のご講演では、三木先生が携わられた光通信システムの実用化研究と研究開発過程で得られた知見・教訓についてお話頂きます。世界トップレベルの情報通信技術の研究開発経験談は私達にとって単に過去を知るだけでなく、情報通信産業の破壊的なブレークスルーを起こすにはどうしたらよいか、という私達が直面している課題に大きな示唆を与えて頂けるものと思います。
講師略歴

三木 哲也
1965年 電気通信大学電波工学科卒
1970年 東北大学大学院博士課程修了
同年 NTT電気通信研究所入所、高速デジタル伝送、光ファイバ伝送、フォトニックネットワークなどの研究開発に従事
1992年NTT光ネットワークシステム研究所長
1995年電気通信大学教授、現在同大学名誉教授
1998~2000年IEEE Communications Society 副会長
2003~2005年本会副会長
IEICEフェロー・名誉員、IEEE Fellow