IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第9弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

社会情報基盤を構築するための工学とは?

安浦 寛人(九州大学 名誉教授)

【開催日時】2021年3月18日(木)13:30~15:00

講演内容

 昨年からのCOVID-19の感染拡大により、社会の各分野でDX(Digital Transformation)が叫ばれている。Society5.0を標榜していたにもかかわらず、我が国の社会情報基盤の脆弱さは、様々な側面で明らかになり、ようやく社会全体が情報ネットワークと計算機構とデータ基盤からなる新しい社会情報基盤の 構築の必要性を認識し始めた。本講演では、作りたい社会像から様々な先端技術を組み合わせて、持続的かつ安全・安心な社会情報基盤を作るための方策を議論する。

大橋正良 基礎・境界ソサイエティ会長からの紹介文

 第8回原島先生のご講演に引き続き、第9回は九州大学の安浦寛人先生をお招きし、社会情報基盤と工学について講演いただきます。
 お伺いした限り、安浦先生は日本は個々の科学技術では光るものを一杯生み出してきたものの、それが社会基盤として実装・普及してこなかったことを強く憂慮されておられました。それはなぜなのか、工学側に課された課題は一体何なのか?先生がこの10年以上熱意を持って取り組んでこられた九州大学の伊都キャンパスの移転とそれに伴う基盤整備活動を通じて培われた知見も含め、ICTによる社会基盤とは、という課題について率直にお話しいただけるものと思います。ぜひご聴講ください。

講師略歴

安浦 寛人

安浦 寛人(正員:フェロー)

1976年 京都大学工学部情報工学科卒
1978年 京都大学工学研究科修士課程(情報工学専攻)修了
1980年より 京都大学工学部助手
1991年より 九州大学大学院教授
2001年より 九州大学システムLSI研究センター センター長(兼任)(2008年3月まで)
2008年4月~9月 九州大学大学院システム情報科学研究院院長
2008年10月より 九州大学理事・副学長、産学連携センター長、知的財産本部長、情報統括本部長(CIO)等を歴任
2020年9月末 九州大学理事・副学長 任期満了退任