IEICE ICT PIONEERS WEBINARシリーズ~第3弾~

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主催:(一社)電子情報通信学会サービス委員会

数理工学から見たICT~情報幾何学と人工知能の歴史的発展、現状、将来への希望~

甘利 俊一理化学研究所栄誉研究員

【開催日時】2020年9月24日(木)13:30~15:00

講演内容

 情報通信技術は、数理的な手法とともに成長してきた。電子情報通信学会を舞台とした、半世紀を超える私の研究を、情報幾何と数理脳科学、人工知能(深層学習)を題材に、その黎明期、発展の現状と問題点、さらに将来への希望を展望したい。また、これからの社会と技術についても語りたい。

大橋正良 基礎・境界ソサイエティ会長からの紹介文

 第1回の中沢先生、第2回の藤井先生に引き続き、第3弾は理化学研究所栄誉研究員の甘利俊一先生をお招きして、数理工学の発展についてお話していただきます。

 甘利先生は、情報幾何学の建設に関する業績で、電子情報通信学会マイルストーンに選出されています。情報幾何学は統計学、情報理論、制御システムの理論、時系列解析などに広く応用されるなど、その影響の及ぶ範囲は広く、中でも昨今話題になっている人工知能(深層学習)への影響は多大でした。その後先生は理化学研究所において脳科学の発展に大きく寄与されてきています。今回先生のお話を通じ、これらの歴史的発展と現状、そして将来への希望を語っていただきます。皆様、是非ご聴講下さい。

講師略歴

甘利 俊一

甘利 俊一(名誉員:フェロー)

 昭38東大大学院博士課程了、同年九大助教授、昭42東大助教授、教授を経て現在名誉教授、理化学研究所脳科学総合研究センターセンター長を経て、現在同栄誉研究員。本会会長、国際神経回路網学会会長などを歴任、平24年度文化功労者。令和元年度 文化勲章受章者。